ある日は、使った鎌を放って置くものですから夜になり足元が見えなかった大人が歩いていますと、鎌の先を踏んだ途端、鎌の柄が頭にゴツんと頭にぶつかったり、ある時は、近所の子供に間違って石をぶつても、この子供は誰にも謝ったりはしませんでした。

そんな子供を見ていたのは山の奥に住む鬼達です 人間の大人には煙たがられ、見向きもされなくなったこの子供は、何と、鬼達の注目を浴びる事になったのです。 鬼はとても目と耳が良いものですから、山の奥にいても子供の悪さは風の囁きとなって耳に入り、

鬼のその大きな目は、木の上から子供の動きをジーっと覗き込んでランランと輝いていました。 気がつくと、隣の木にもそのまた隣の木にも、その子供を覗こうと沢山と鬼達が子供が見える木に登り口々に言いました。 見つけたぞ！ あの子なら鬼の一族にぴったりだ！！！！！！！

鬼に子供はいません 人間の中の、鬼の素質のある子供だけが鬼の一族に入れるのです。 あの子なら この鬼の一族の次を担う逸材になれるぞ！！ 鬼共！今夜決行だ！ あの子供をさらいに行くぞ！ と、意気揚々と高らかに笑いながら興奮した様子で大きく木を揺らしました。

こーちゃん、山の方を見て見て。 今山の木が揺れていたでしょ？！ あそこに鬼の一族が来てるよ。 こーちゃんのこと今も見てるよ。 こーちゃん、今夜来るかもよ。 ママが普段から言ってる事を頭で繰り返し言って。 と、お母さんは繰り返します

ゴミが出たらゴミ箱に捨てる。 物が増えてきたら少し減らす。 ママがこれやったら起こりそうだなって事はしない。 ママが怒るのは、されて嫌な事だから。皆んなお友達もそうだよ。 自分がしたいからって全部好きに何でもしたらダメ。我慢を覚える。 あぁ、言い過ぎたね。 取り敢えず今は、ママの言う事

聞いて頂戴。 じゃないと、鬼が見てるから今夜こーちゃんを見つけてるんだからここまで来るからね！ 早く洗濯物して干して乾いたら鍵閉めて寝ないと、非常にまずいよ！ こーちゃんママと離れて暮らしたい？知らない鬼達と悪い事ばっかりしてみんなに嫌われて生活したい？

嫌だよね？ だとしたら、 ママの言う事は聞いて！ 今からお願いする事は、一生の約束だからね！ ゴミはゴミ箱に捨てる！ 物が増えたら中のものを広げていらないものは捨てる！ わかった？ こーちゃんは目を見ながら上の空だけど、鬼が怖いからママの言うことを聞きます。 まずはそこから始めよう

こーちゃんはおもちゃの入った引き出しを開き、何があるのか確認すると、これはいるいらないと、選別を始めました。 この後はコインランドリーでコインを沢山入れたいから！！ いつまで続くか解らないこの見えない孤独な戦いを、鬼の話を交えながら、今日もお母さんとコーちゃんは一緒に頑張ります。

桜がたくさん咲いた日曜日、 お祭りがありました。 コーちゃんとママはお祭りまで足を運びました。 10時から始まるみたいね。 そう言うとママは、 12時になったら鐘がなるでしょ？ そしたらお迎えにくるから、欅の前で待ち合わせね！ 寂しくなったらお店まで歩いて帰って来てね！

と言い残すと、後ろ髪を引かれる思いでお仕事に行ってしまいました。 一方ハラハラしながらママはお店で仕事をして居たのですが、3年生になったこーちゃんはちっとも帰ってくる様子はありません。 鐘が鳴ると、お客さんのもお見送りもそこそこに、急いでこーちゃんのお迎えに向かいました。

12時のお迎えが来てもまだまだ遊び足りないと言った所です。 流石にママも一度帰ろうと手を引っ張りますが、ガリガリの体のこーちゃんに負けてしまいます。 仕方なくお昼の為に買っておいたパンを齧りながら、こーちゃんが岩に登ったり走り回ったりする姿をハラハラしながら見て居ました。

結局お昼が終わる時間にママはまた1人でお店に帰りハラハラしながら帰りを待ちました。 とても暑い日だったので、ジュースは飲んだかな？ お水は飲んだかな？ トイレ入ってるかな？ と心配しながら、お祭りの終わる30分前に又お迎えに行きました。

人混みをかき分け探していると、黄色いTシャツのコーちゃんはまだまだ遊び足りないと行った様子で遊んでいます。 困ったもんだよ… 流石にママは何やかんやと話をして、コーちゃんをお店に連れて帰って来ました。 1日中、1歳年下のクラスメートの子と遊んでいたようです。

くたくたになったこーちゃんは、お店でかき氷を作ると、お店に来たお客さんにも出して、一緒に氷を頬張っていました。 キーンとなるこめかみを叩きながら、夏を先取りしていました。

子供の 宿題やったやった詐欺が 我が家では日常になります… 宿題終わった？ 終わった。 多分 多分？じゃー確認しなさい… この時点でワンクッション置いてるんだから、気が付けと思うけど、この子は宿題がしたくなくてこの上に嘘をまた重ねる🤥 はぁー…疲れる

また月曜日の宿題やったやった詐欺… 火曜に見つかってやる羽目になる… 手伝うからって言ってる時にはやりたくないし、1人でやりなさいと言えばやりたくないし、どっちなんだよ？！？！ 水曜の宿題を終わらせないまま学校に行く始末…

結局、宿題が嫌で漢字ができない… だったら英語でもしゃべれるように外国日はいいんじゃない？ 外国で仕事があるか探してみよう…

25年前の曲を流して泣きたい気持ちになった あの頃はと思うのはやはり歳をとったから 浜崎あゆみの曲はやはり時代だったけど、今聴いても歌える

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