アクバシュで嬉しかったことの１つが羊飼いに放牧に一緒に連れて行ってほしいと頼んだところ「恐らく彼らはあなたを襲ってしまって危ないから行かせられない」と言われたことだ。撮影している間も決して羊飼いから離れては行けないと言われていた。そんな野性が強いアクバシュに会えてゾクゾクした。

求めていた最後の犬種、アクバシュと羊飼いに会うことができた。広角にしてしまい大きさが伝わらないが、立ち上がると180cm以上は優にある大きさだ。彼らにも狼と戦うための鉄の棘がついた首輪があり、耳も切られていた。カンガルと違い、真っ白な毛が特徴だ。

人に聞きまくったら、多くの人がシヴィリヒサルへ行けと話していたので、80kmほどバスに乗り、無事に到着した。
小さな町だけれど、景観が美しく絵本のような景色が広がっている。
１日半しか時間がないが、ここからアクバシュの場所を聞きに回る。

アンタルヤは本当に美しい街だった。
２日間、たくさんの犬達に会った。
次は最後の羊飼いを探しにエスキシェヒルへ。カンガル、マラクリときて最後にアクバシュという真っ白な大きい牧畜犬がいるらしい。なんとか最後にアクバシュを見つけて、日本に帰りたい。

羊飼いの撮影が一段落したので、アンタルヤに到着。トルコで暮らす日本人ご夫婦のところで保護活動のお手伝いをさせてもらっている。この子はドゴアルヘンティーノのHera。人懐こくて人が大好きでたくさん遊んだ。

トルコの人達は本当に優しい。
たった1週間足らずの間に多くの人に助けてもらった。時にご飯をご馳走になり、バスのお金を払ってもらい、宿を提供してもらった。「Japan is brother nation」と言って助けてくれた。先人達が築いてくれた日本人のイメージを僕も崩さないよう最後まで短い旅を楽しみたい

カンガルでの撮影を終えてカッパドギアへ移動した。
１日ステイし体を休めてからアクサライ方面で新たな羊飼いとカンガル犬を探します。