「まいさん、明日はRさんをよろしくお願いします」
コンビニのオーナーに言われて
「Rさんなら、仲良しだから」
とベテラン店員の私。

でも、明日になってみたら
同じ R の
人ちがいだとわかった。
Rちゃんはド新人だった。

( 待ってくれ。今日の私は
弁当を作る日なんだ。

「イヤだなって言ったことないかも」とつぶやく私。

私は、物事にスキ、キライがあったとしても

自分の夢
【アートを身近にする】へ
イヤと言ったことはないと思う。

もちろん
「苦手だな、コレ」
「わからないよ」
挑戦する中で
得意ではないコトややったコトがないモノに対して

ずらっと並ぶ大学の新入生。
新歓のイベントでHくんは、
圧倒した伝説のスピーチを始めた。

『共生デザイン入門という
オムニバスの授業は重要です。
真剣に受講してください』

オムニバスとは、全教員が
週がわりで担当する授業。
新入生は全員が受ける必修授業である。

『この授業で、ここに↓

あなたは最愛の人を亡くしたコトがありますか？

「また、こんなモノ、買ってきたの？」と困り顔の祖母。
おどけるように買ってきたメキシコの帽子をかぶって
「いいだろう？メキシコに行った気分にならない？」と笑顔の祖父。

パート代で満足してた５年前の自分に伝えたいです。

同僚とのやりとり。
「え？冗談でしょ…」
「いや…本当なんだ…」

ぼくが海外で働いてたとき。
Aさんが赴任してきた。

「うちが買収した
〇〇社に居たらしいよ」

同僚が耳打ちしてくれる。
なるほど。面識が無いはずだ。

こちらにもあいさつに来る。

「初めまして。
よろしくお願いします」

「不倫をやめたい」

夫と子どもがいる
相談者D子さん(40)
心理相談のつづき。

心理アドバイザーの私が
「今も不倫が続いているんですか？」
とたずねると

「最近、私から別れた
不倫相手がいます。

別れたあとも
私から彼に連絡を
取りたくなって….」

「もうヤダッ　みんなキライ！」
大声と共にNくんは今日も部屋からとびだす。

「園長先生お願いしまーす」
担任が部屋から顔だけ出して言う。

園長の私は
「はい！追いかけます」と答えながら
玄関に向かう。

私の任務は３歳のNくんが玄関から
出て行かないようにすること。

Nくんは
とても活発で

「こっ、これは、オクサレ様ではない」
”湯婆婆（ゆばあば）”は、そうつぶやいた。

”千（せん）”が
湯船の中で
ドロを洗いながし
ひっかかっていた
つりざおの浮きを
最後に引きぬく。
すると、
ドロだらけだった
身体の汚れがおちて
本来の姿である
「河の主（河の神）」が
あらわれ、ほほえんだ。

「すみません。お金は
どうやって下ろしたらいいのですか？現金が必要なんです」

コンビニで、店員の私に
見知らぬ少年が
声をかけてきた。

「ATMを使いたいのかしら？」
「あの、ぼく初めて
キャッシュカード使うんで、
分からないんです」

素直に聞いて来たので
一緒にATMへ行き

やめましょう。

話しかける相手が店員でも、
タメ語では非常識というもの。

「袋いらない。
→袋はいりません」
「箸いらない。スプーンにして→箸はいらないのでスプーンをお願いします」
「VISA！→VISAで支払います」「ありがとう。
→ありがとうございます」

”ありがとう”

「ん？」と、思った。

コンビニで、いつも赤い箱のタバコのマルボロと高級ワインを買う30歳くらいの男性。

その人は腰ぐらいまで
伸びていた髪を切り、
赤いポケットチーフをあしらって黒のドレススーツを着ていた。

( 雪が降るワケだ )
店員の私が感じた違和感は
ふだんのこの人が

コンビニに、ゾロゾロと
飲み物を買いにやってきた
ガテン系のお兄ちゃん達。

ワヤワヤとコーヒー等を
カゴ１杯に会計。

すると
サイフを持たされていた
アジア系の外国人が
ちょっとあわてた顔でサイフをのぞき込んで
「あ、アニキ！お金入ってない」と叫ぶ。

アニキと呼ばれた

老人ホームの中に、そこだけ
鍵がかかっている棟がある。

逃げ出す人が出ないように、
知らない人がうっかりそこに
入らないように。

大抵のホームで
「さくら」「若草」とか
宴会場みたいな名前がつけられている棟だった。

介護の仕事をしていた私。
その日、その棟に鍵を開けて
入っていった。

「ほらっ！こっちこっち」
「待って待って、お兄ちゃん待ってーー！」「へへーんだ！」

スーパーで走り回っている
お子さんがいて、
買い物客は皆、そろって
迷惑そうな顔をして
その子たちを見ている。

( なんで止めないんだろう？
親は、こんなに自分の子が皆に迷惑かけて、嫌われてるのに

「ん？」と、思った。

コンビニで、いつもの赤いマルボロと高級ワインを買う30くらいの男性。

その人は腰ぐらいまで
伸ばしていた髪を切り、
赤いポケットチーフをあしらって黒のドレススーツを着ていた。

( 雪が降るワケだ )
店員の私が感じた違和感は
ふだんのこの人が
ホームレスみたいな格好で

コンビニで。
おばあちゃんがレジに来て
「お願いします」と
会計をする。

「５点で 1200円です」と
店員の私が告げると

「はい、どっこいしょ」と
そこからバッグをカウンター前におき、サイフを探し出す。

店員は黙って静かに待つ。
後ろのお客さんが
少し眉間にシワをよせる。