『インディ・ジョーンズ／魔宮の伝説』雑感。『レイダース失われたアーク』の前日譚。冒頭はミュージカル。そこからアクション。パンコット宮殿が主な舞台。前作は蛇。今作は虫の大群がキモい。全体的に残虐度高め。インディとウィリーのラブロマンス。ショーティとの友情でも魅せる。楽しかった。

『インディ・ジョーンズ／魔宮の伝説』あらすじ。インディは上海で宝物の取引で罠にかけられ暗黒街の組織に追われる。少年ショート・ラウンド、歌姫ウィリーと脱出したインディはインドの奥地の村に到着。彼らは邪教集団に拉致された村の子供たちを救うためにマハラジャが支配していた宮殿へ向かう。

『インディ・ジョーンズ／魔宮の伝説』4月12日公開（1984年7月7日）118分。脚本：ウィラード・ハイク他。監督：S・スピルバーグ。出演：H・フォード（インディアナ・ジョーンズ）ケイト・キャプショー（ウィルヘルミーナ・スコット）キー・ホイ・クァン（ショート・ラウンド）本日観賞。

『プリシラ』雑感。最初は憧れ。徐々にプリシラはレジェンドの妻であることに虚無感を覚え始める。本作はエルヴィスの妻という誰もが羨む立場の虚実を描くプリシラの伝記。言われるがままの人形でいる現実。淡々とだが着実に夫婦の崩壊に向かう過程を程良いテンポで描いた良作。S・コッポラ健在。

『プリシラ』あらすじ。14歳のプリシラは世界的スターのエルヴィス・プレスリーと出会い恋に落ちる。両親の反対を押し切った彼女はエルヴィスと共に大邸宅で暮らし始める。夢のような魅惑的な世界に足を踏み入れたプリシラは、エルヴィスの色に徐々に染められていく。

『プリシラ』4月12日公開。2023年10月27日米公開。113分。脚本、監督：ソフィア・コッポラ。出演：ケイリー・スピーニー（プリシラ・プレスリー）ジェイコブ・エロルディ（エルヴィス）ダグマーラ・ドミンスク（アン・ボーリュー）本日観賞。

『貴公子』雑感。キム・ソンホ演じるプロの殺し屋のキャラが良かった。原題はchild。こちらの方が作品の内容に合っている。劇中で「貴公子」とは一言も言ってない。韓国映画らしいヴァイオレンスシーンが見もの。ラストが意外やハッピーエンド。暗さを感じない韓国ノワール。

『貴公子』あらすじ。マルコは韓国人の父が行方不明の中、フィリピンで病の母のために地下格闘で日銭を稼いでいた。ある日、父の使いを名乗る男が現れる。韓国へ向かう飛行機の中でマルコは仲間と称する謎の男に出会い、不気味な笑みに恐怖を覚えたマルコは逃げようとするが……

『貴公子』4月12日公開。118分。脚本、監督：パク・フンジョン。出演：キム・ソンホ（貴公子）カン・テジュ（マルコ・ハン）キム・ガンウ（ハン）コ・アラ（ユンジュ）封切初日観賞。

『ザ・タワー』雑感。冒頭から約20分は緊迫感。なぜ、外が暗闇なのか。出れば死ぬ。派閥争いが起こる。5ヶ月後。2年後。5年後。タイムジャンプ。中弛みがあって眠くなった。フランス映画は苦手。結果的に闇の正体明かさず。89分の短さだけ良かった。残虐場面あり。動物好きは要注意。

『ザ・タワー』あらすじ。アシタンは朝に目覚めると窓の外が闇に覆われていると気付く。物を投げ入れれば消滅し触れればその部分が刃物で切られたような状態で消失した。電波が遮断され携帯電話も圏外。住民達はグループを作り使用可能な水と電気を頼りに生き残ろうとするがグループ間で衝突が起きる。

『ザ・タワー』La tour 4月12日公開。89分。脚本、監督：ギョーム・二クルー。出演：アンジェレ・マック（アシタン）ハティック（アーメド）コリン・ビール（メラニー）ジュール・ウプラン（ネイサン）マリー・レモン（オードリー）封切初日観賞。

『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』雑感。大画面で観賞。冒険大活劇の面白さ満載。80年代初期の時代を感じる。ハリソンも若々しい。J・ウィリアムズの劇伴が後々まで残る。編集に若干のずさんさはある（べロックの口に蝿が入る場面はアクシデント）ものの神秘主義的なラストは圧巻。古典的名作。

『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』あらすじ。1936年。世界征服を目論むナチス・ドイツは神秘の力を宿すという箱＝“聖櫃”を手中に収めようとしていた。アメリカ合衆国はこれを阻止すべくプリンストン大学の考古学者で冒険家のインディアナ・ジョーンズに聖櫃の確保を依頼する。

『レイダース／失われたアーク《聖櫃》』4月5日公開（1981年12月5日）115分。脚本：ローレンス・カスダン。監督：スティーヴン・スピルバーグ。出演：ハリソン・フォード（インディアナ・ジョーンズ）カレン・アレン（マリオン・レイヴンウッド）本日観賞。

『アイアンクロー』補足。85年にエリック兄弟はWCCWと提携した新日本プロレスに来日。タッグ王座（藤波&木村）に挑戦。リアルタイムで試合をTV観戦。跳躍力とスピード。必殺のアイアンクローに驚いた。デビッドが日本滞在中に急死したのは前年。全日本プロレス参戦中だった。

『アイアンクロー』雑感。実話ベース。多少の脚色はあれど、ほぼ事実に忠実。兄弟のケビン以外の全員の死。「呪われた一族」とケビン自身も劇中で語った。演じるザック・エフロンの筋骨隆々の身体が見事。偉大なヒールレスラーフリッツ。父親の重責を背負った兄弟の悲哀を描いた傑作。

『アイアンクロー』あらすじ。1980年初頭。競争の激しいプロレス界の歴史にフォン・エリック一家が名を刻む。元AWA世界ヘビー級王者の父に育てられた4人兄弟はプロレス界の頂点を目指す。しかし、世界ヘビー級王座戦の指名を受けた次男のデビッドは日本ツアー中に急死する。

『アイアンクロー』4月5日公開。2023年12月22日米公開。132分。脚本、監督：ショーン・ダーキン。出演：ザック・エフロン（ケビン・フォン・エリック）ハリス・ディキンソン（デビッド）ジェレミー・アレン・ホワイト（ケリー）本日観賞。

『パスト　ライブス　再会』雑感。ヘソン、ノラ、アーサーがが並ぶ冒頭。客観視点。24年後に再会したヘソンとノラ。作品は会話劇として成立。再び3人が並ぶ。主観視点。アーサーは蚊帳の外。ヘソンとノラの会話が濃密すぎる。苦手な恋愛ドラマ。過去に生きるか。今を生きるか。そこが本作の肝。