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ゆっこ

@yukkonolife

雑多に垂れ流すマシンガン感想機/本誌/絵

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linkhttps://lit.link/yukkonolife calendar_today17-01-2017 14:41:04

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坂田銀時が戦争など、戦ってる場で恐怖心を感じないようにしてるからこそ、お化けとかわかり易いものを恐怖の対象として怖がる事で心のバランスとってたら全私が泣きます。

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坂田銀時のキャラ設定の上手さってあれだけ能力的に強くて、人に説教出来るくらい魂も強そうな人間のイメージなのに、歯医者が怖かったり、お化けが怖かったり、あれ?この人もしかして普通の人と変わらないの?痛い事すら怖いなら戦ってるその瞬間も本当は臆病なんじゃって裏が読めちゃう所だよなぁ

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蚊の天人の回で坂田銀時が散々お化け大丈夫なフリしてたり苦手な物を隠す癖があったけど、ブルーレイ子の回で2人の前でちゃんと怖がってるの見て、この人2人のお陰で自分に素直になってきたんだなぁ、ギャグ回でこんな些細な変化を入れる空知天才だなぁと思ってたけど、まさかFinalその笑顔ですか。泣

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完結篇で「万事屋の後継なんて揉める価値もない」「銀さん地球護ってたっけ」「なんで仲悪くなったの」って何一つ理解も示さず自分のことを置いてけぼりに考えてるのも「こいつら本当おかしいよ」って死んだ自分の会話を今でもしてる事に対する複雑さと鈍感さを示すのも平気で死にに行く坂田銀時すぎる

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銀魂のメタファー力と、そのメタファーにジャンプさせて、誰も思いつかない所に繋げてしまうアイデア力が空知先生の1番天才的な所だと思ってるんですよ…ある?「浦島太郎×人間の老い」の軸を借りて「それでも背筋を伸ばして生きていく」の銀魂のテーマに直結させるアイデア誰が思いつくの???怖すぎ

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坂田銀時の初期って結構初対面の人に態度悪いし、冷たく吐き捨てるし、吉原篇じゃ「積極的な女は嫌い」って言えてしまうくらいな人間だと思ってるんだけど、徐々に温厚になって行くのも、お役所の人間を拒否しなくなったのも、ぱちぐら達と出逢って視野が彼なりに広がったからなんだなぁと思うと愛しい

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初期の坂田銀時が家族がいる提で語ったり、気丈に振舞って完璧っぽく自分を見せてた癖に、擬似家族体験してく中で家族が居たことないって言えるようになったり、お化けをあからさまに怖がったり、自分の存在を忘れられて焦ったり、徐々に完璧が崩れて行くのが愛しくてしょうがないし、芸が細かくて好き

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坂田銀時が一国傾城篇で「約束なんざするもんじゃねぇな」って反省すらしてるのに、何度だって「約束」に縋って、約束のために自分を奮い立たせて、生きる理由を繋げようとするの「侍らしさ」でもあり「弱さ」でもあって、だからこその「手の震え」で尾美一篇の「畜生」なのがさ。心臓抉り取られそう。

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坂田銀時が紅桜篇で「あんたの甘さが招いた結果だ」って似蔵に言われてたの、そりゃ坂田は基本殺さないもんな…くらいの認識でしかなかったんだけど、完結篇で魘魅が余りにも容赦なく自分を叩き潰してるのを見て、彼は本当に甘かったんだなと気づいた。他人相手なら小さな情やストッパーが効く人なんだ

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完結篇の坂田銀時、あまりにもずっと自分に容赦なくて、魘魅の戦いっぷりがえげつなくて、最初から最後まで自分を軽視し続ける坂田と周りに必要とされ愛されていた坂田の対比がしんどいだよな。敵にすら彼はもう少し優しいもんだからさ。

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完結篇が本当の最終回だと思い、当時は力んで映画館へ向かい、坂田銀時のあまりの凄絶な運命と、自身を軽んじる姿に息を飲んだけれど、最後の最後に坂田が今まで見せたことのない笑顔をぱちぐらに向け、他人に助けて貰い、過去を受け入れて未来を選んだ着地点が天晴れ過ぎて、ぐうの音も出なかった記憶

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坂田銀時は生きたいんだよ。お墓の飯食っちゃうくらいにはさ。生きたいし、生きなきゃいけない。死んで許される命じゃないから。でも時々それが凄く重くて、過去が重くて、苦しくて、誰だって逃げたくなる時があるみたいに、坂田も逃げたい時があって、だから死んでいい瞬間が訪れると甘えてしまう。

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坂田銀時は別に自ら死にに行く訳じゃないし、抗うし、生きたいとも思ってるけど、でも同時に自分の命を軽んじるあまりに「自分の命で得られる対価」に飛びつく癖がある。今この時に「誇れる死」が訪れた瞬間、彼は生きるのを諦めて命を差し出してしまう。死神篇も吉原篇も完結篇もそう。本当は臆病な人

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坂田銀時はしぶとい。生命力の塊。死体も漁るし、お供え物は食べるし、厚かましくお登勢の家になだれ込みホームレス回避するくらいしぶとい。んだけど、悪夢に魘される位には重たい黒い塊にどうしても振り回される瞬間がある。多分皆ある。多分銀魂ってそういう話で、負けちゃったのが松陽先生なんだよ

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空知先生の作品には死の香りが漂ってる。銀魂も、13も、しろくろも。登場人物は特段死のうとする訳じゃない。でも何処か死ねる機会があれば死んでしまいたいような、価値を見いだせない葛藤や希望の無さにモラトリアムを抱えてる。そんな彼らがひょんな事で「数奇な生きる理由」に出会うのが核心にある

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坂田銀時がお化けや歯医者を怖がるのは、戦闘時に心を殺す代償であり、人間としてのバランスを保ってるから…?