1830年頃に浮世絵界を席巻した青色絵具、ベロ藍（プルシアンブルー）。その美しさは北斎や国芳も魅了しました。画像は北斎の作品を収録した「広重ブルー」展のブックレットより。展覧会は原宿の太田記念美術館にて10/5より開催です。広重以外の絵師たちの作品も一部ご紹介いたします。

橋脚の向こうに見える丸い月。隅田川でスイカなどの水菓子を売る親子の船をやさしく照らします。原宿の太田記念美術館で10/5より開催する「広重ブルー」展にて展示予定です。展示詳細は→ukiyoe-ota-muse.jp/hiroshigeblue/

秋晴れのなか、染められた布が干されています。「魚」字が染め出された布がありますが、これは版元、魚屋栄吉の名をふまえたもの。広重「名所江戸百景　神田紺屋町」は原宿の太田記念美術館「広重ブルー」展にて10/5より展示いたします。

【他館展示情報】サントリー美術館サントリー美術館の「英一蝶」展。展覧会図録、巻頭論文は安村敏信「英一蝶の生涯と画業」。他に、一蝶の発句すべてを注釈した井田太郎「暁雲の俳諧、一蝶の詩嚢」、菱川派と比較した池田芙美「英一蝶における遊廓の表現について」の２論文も掲載→smaonline.suntory.co.jp/shopdetail/000…

画像は太田記念美術館で10/5より開催の「広重ブルー」展のコラムパネルです。後摺と比較することで、ぼかし摺の効果や、それを広重が深く理解していたことがわかります。会場では摺師、彫師のテクニックもじっくりとご覧ください。

【他館展示情報】埼玉県のさいたま市大宮盆栽美術館では「ウキヨエ植物大図鑑」展を10/30まで開催中。浮世絵に描かれたおよそ130種、1416点のウキヨエ鉢植えを大公開。詳しくは→bonsai-art-museum.jp/ja/exhibition/…

【グッズ紹介】太田記念美術館オリジナルのトートバッグの「オウムとハト」。在庫切れとなっておりましたが、本日再入荷しました。サイズはW355×H370×D110㎜。A4サイズがゆったり入ります。入荷数少なめですので、お早めに。美術館受付にて税込2,000円で販売中です。

【今週の連載🆕webちくま】 「モチーフで読む浮世絵」日野原健司 赤【最終回】 魔除けの色　祝祭の色 webchikuma.jp/articles/-/3652

田辺昌子氏（元・千葉市美術館学芸員）による江戸文化講座「錦絵黄金期の出版界は何を目指したのか」を開講。10/19(土)、10/26(土)、11/2(土)の全３回。第１講は蔦屋重三郎を中心とする版元たちの攻防戦について。要事前申し込み。残席あり。申し込み方法など詳しくは→ukiyoe-ota-muse.jp/edobun/

原宿の太田記念美術館にて開催中の「浮世絵お化け屋敷」展。本日9月29日(日)が最終日となります。混雑が予想されますので、ご注意ください。時間帯によっては入場規制を行なう可能性もございます。なお最終入館は17時、閉館時間は17時30分となっております。

原宿の太田記念美術館で10/5より開催「広重ブルー」展のコラムパネルより。市販の浮世絵で最も早くベロ藍を用いたものは、溪斎英泉の団扇絵であったと伝えられています。ブルックリン美術館にこれに該当すると考えられる作品が現存しており、その様相を伝えています（画像はパブリックドメイン）。

太田記念美術館では「オンライン展覧会」を有料配信中。これまで開催した展覧会について、実際に展示した作品の画像と解説をWEB上でご覧いただけます。こちらは今年の４・５月に開催した「月岡芳年　月百姿」展のオンライン展覧会→otakinen-museum.note.jp/n/n26fd86e50837　途中まで無料ですのでぜひご覧ください。

これまであまり紹介されることのなかった歌川広重の初期作品「芝居繁昌之図」。役者や300人近い観客を描き込んでいます。簡略な筆致ながら人々の表情は生き生きとしており、味わい深いものがあります。太田記念美術館で10/5より開催の「広重ブルー」展にてご紹介します。

先にご紹介した歌川広重「芝居繁昌之図」は、14.9×98.7㎝と、とても細長い画面なのが特徴的。広重が風景画に開眼する以前、役者絵や美人画、武者絵などを主に描いていた頃の作品です。10/5からの太田記念美術館「広重ブルー」展にてご紹介。展示詳細は→ukiyoe-ota-muse.jp/hiroshigeblue/

太田記念美術館の「浮世絵お化け屋敷」展、閉幕いたしました。展覧会を見逃した方、会場が混雑していてじっくり鑑賞できなかった方のために【オンライン展覧会】を配信することにいたしました→otakinen-museum.note.jp/n/nff96a792f9e2。展示作品全174点の画像と解説を有料(2,200円)にてご覧いただけます。

【芸能資料定期便】スターの死を伝える浮世絵「死絵」の役割とは？ 美術展ナビ×国立劇場コラボ連載第10回です。怖ろしげなタイトルですが、内容はドラマチックでもあり、興味深いです。 artexhibition.jp/topics/feature…

太田記念美術館は展示替え作業のため、本日から10月4日(金)まで休館となっております。ご注意下さい。10月5日(土)より「広重ブルー」展がスタートします→ukiyoe-ota-muse.jp/hiroshigeblue/　お楽しみに。

原宿の太田記念美術館では10/5より「広重ブルー」展の前期が始まります。「名所江戸百景　京橋竹がし」「月に兎」「東海道五拾三次之内　日本橋　朝之景」などが登場。どうぞお楽しみに。※10/4（金）まで展示替え作業のため休館しております。

原宿の太田記念美術館で10/5（土）より開催「広重ブルー」展では、「名所江戸百景　深川洲崎十万坪」も展示いたします。鑑賞者も、大鷲とともに荒涼とした雪景色を空から眺めているかのような構図が印象的です。前後期で全点展示替えをいたします。