錆びた銀彩のカップをベンガラ漆で継ぐと、カイロ・レンのマスクみたいになる。

まるで鈍器のような厚い（熱い）本が届いた。『一気読み西洋美術史』は292ページもある壮大な美術史の本ですが…ぜひ読んでみて下さい。もうすぐ発売になります！qr.paps.jp/qXLj

りんごで画家の特徴を分類…など描きためていたら、ついに本ができました。よろしくお願いします！『図解 教養としての美術史』です。qr.paps.jp/BwBWN

生徒Aさんが「銘は、檸檬電氣（レモンでんき）」にします、と言ったうつわ。黄色いバラバラの欠片を銀で継ぐ感覚すごく良い。侘び寂びがありつつポップに仕上がってる。

今日の逸品。やはり金継ぎは、割れという「自然の造形」に対して人間の「個性美」が加わるからこそ、美しいのではないかと思った。自然だけでも、個性だけでもなく融合の美。

先日「撮影に行きますね」「了解」と気軽にロケしたらNHKのちゃんとした広報動画だった…そんな経験なかなかないと思いますので、ぜひこちらを見て下さい⇒nhk.or.jp/info/pr/video/…

九谷焼のUSBメモリが、ついに壊れた…。約8年使ったけど、美しくて日常が潤った。直したい。やはり、壊れても壊れても直したくなるようなものを作らないといけない、と思った。

最近、生徒のみなさんが、すごい作品を作るので刺激を受ける。こちらはIさんの呼び継ぎ蕎麦猪口。なんとデビュー作。柄の選び方がとてもいい。渋いけどポップ。俳句的な感覚。

バリバリにヒビ割れてたウェッジウッドのポット。ワイルドストロベリー柄に擬態した金継ぎ、すごくいい。銘は《野いちご》だな。

生徒の中に、たまに天才的な職人気質の人がいる。Yさんは、線と色のバランス感覚がすばらしく、何時間も色を調整したり、何回も塗り、磨き、仕上げている。バラバラの皿が生き物みたいな躍動感のある金継ぎになってる。美しい。

無事に輪島の家の罹災証明が発行され「大規模半壊」との判定でした。天井や柱がベンガラで塗られている茅葺き民家を改築した古美術品みたいな家なので、なんとか維持出来たらいいのですが、傾きを直すのが難しそう…。もうすぐ庭に漆の苗を50本植えます。

今日の読売新聞です。写真がでかい…。オンラインでも読めますのでぜひ。
yomiuri.co.jp/local/tokyo23/…

NHKの広報動画が本日からOAとなります。3/16(土) 20:49～、17(日) 18:44～NHK総合にて。以降はこちらから視聴可能です。よろしくお願いします。
nhk.or.jp/info/about/vid…

バリバリにヒビ割れたウェッジウッド。ストロベリー柄の金継ぎで擬態してる。すごい。

美しい日々と美しいヒビって似てる。

リサ・ラーソン亡くなったのか…。これまで、たくさん金継ぎで直しましたが、欠けて割れても、ホッコリする美しい造形がすごいな、といつも感心しておりました。安らかなお眠り、お祈りいたします。

被災地から送られてくるバラバラのうつわがカタチになってきた。手伝ってくれてる生徒の皆さんもありがとうございます。まだまだ金継ぎボランティアは続きます。

雪を眺めるシロクマ茶室。

まだ改装中の諏訪のアトリエ。信越放送「ずくだせテレビ」が撮影に来てくれました。3/13（水）放送です。長野県の方はぜひ観て下さい。

「折れたグラス直せますか？」とよく訊かれますが…こんな感じにアールヌーヴォー金継ぎすることもできます。