やはり兄の替わりに僕こそ死ぬべきだった。 人間としての価値が違いすぎる。 それどころか社会にも人間にも有害にしか作用しない僕が生き残るなんて意味が解らない。 世界を一つ綺麗に片付ける方法として自分を片付ける勇気を持てない。 ずっと息苦しい。

兄の残した人脈も霧散してぶち壊していく事しか出来ないし僕にはそんなメンタルもカリスマも備わってはいないから、本当に替えの効かない才能がただ血の繋がりがあるというだけで何も出来ない無能に色々託されてしまったのだと痛感する。 ごめんよ兄さん 僕は多分もうダメだ。

兄の遺言に従って生きてるが、遺言が無かったら今頃死んでいるし今だって死んでしまいたいと思っている。 とんでもない弟によくも全て丸投げしてくれた。 自由に死ぬ権利すら奪われてしまった。 ずっと今年の1月の事を考えてる。 死にたい。

実家の猫も死んだよ

一周忌の法事だったが、命日の一月前に行う意味が解らないし心が晴れるどころか心に膿が溜まるだけだった。 念仏の最中、何で自分じゃないのかと頭の中を延々と疑問が浮かんでいた。

ここ最近、ずっと頭が重いか、眠い

死にたい。

自分には無理でも、兄なら何とか出来るという希望があるから何とか生きられただけで、その兄にもどうにもならない後悔と死が待っていた時点で僕の中の希望も消え失せた。 兄さんに無理だったのに僕が何とか出来るわけないだろ。 だから託す相手を間違えてるんだよ。

自分の人生が上手く行かなくても、兄の人生が上手く行っているのなら僕のやり方が間違っているだけで世界は正しく回っていると信じられた。 その兄が惨たらしい死に方で終わった事で、もう何も信じる事は出来ない。 実家も破滅した。 希望はどこにある。

一度として救いと呼べるものに出会えなかった人間に救いを説く行為ほど残酷なものは無い。 僕はそんなものは得られなかった。 それはフィクションの言葉だ。

心臓が爆発しそうだが、このまま爆発してくれた方が楽になれる。

僕の命よりも兄の命の方が価値が高かったのは比べるべくもない事実で、どちらかしか助からないなら僕が死ぬべきだったのは明白だろう。 綺麗事なんて沢山だ。 本当に才能のある人間が死んで、無能な人間が生き残ってしまった。 親も僕が死んだ方が気持ち的にマシだっただろうさ。 クソが。

心臓が痛いのに死ねねえ なんで終わりにならねえんだよ