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会の広報に加え、軟体動物学の普及啓発を目的として貝類の様々な話題を中の人(福田 宏)が縦横無尽に呟きます。分類学上の情報などは特記しない限り全て中の人の見解です。英文誌Molluscan Research(MR;オーストラレイシア軟体動物学会と共同で)、和文誌Molluscan Diversity(MD)を刊行中。

ID: 1414923397562179588

linkhttp://marine1.bio.sci.toho-u.ac.jp/md/index.html calendar_today13-07-2021 12:23:36

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本日MD7巻の印刷が完了して事務局に納品され、直ちに発送手続きに入りました。会員各位のお手許へは数日中に届けられるはずです。そこで今後数日の間、各掲載記事の簡単な内容を朝昼晩1篇ずつご紹介します。それぞれ和文要約を画像のALTに貼り付けますので、ご覧いただけると幸いです。

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柏 雄介・阿部 司・福田 宏 2025. 岡山県におけるヒレイケチョウガイとイケチョウガイの交雑種とみられる個体 (二枚貝綱: イシガイ目: イシガイ科) の確認. MD, 7: 1–4. (要約は画像のALTをご覧ください。以下同様)

柏 雄介・阿部 司・福田 宏 2025. 岡山県におけるヒレイケチョウガイとイケチョウガイの交雑種とみられる個体 (二枚貝綱: イシガイ目: イシガイ科) の確認. MD, 7: 1–4.
(要約は画像のALTをご覧ください。以下同様)
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山田真悠子・小野廣記 2025. 島根県隠岐諸島におけるスリガハマ (二枚貝綱: マルスダレガイ科) の産出記録. MD, 7: 5–10.

山田真悠子・小野廣記 2025. 島根県隠岐諸島におけるスリガハマ (二枚貝綱: マルスダレガイ科) の産出記録. MD, 7: 5–10.
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福田 宏・池田 等・石田 惣・芳賀拓真 2025. アコヤエビス (古腹足類: ニシキウズ目: エビスガイ科) の学名 𝘈𝘬𝘰𝘺𝘢 𝘢𝘬𝘰𝘺𝘢 (Y. Hirase, 1922) の適格性と有効性,ならびに胎殻・頭部−腹足・歯舌・顎板の形態. MD, 7: 11–25.

福田 宏・池田 等・石田 惣・芳賀拓真 2025. アコヤエビス (古腹足類: ニシキウズ目: エビスガイ科) の学名 𝘈𝘬𝘰𝘺𝘢 𝘢𝘬𝘰𝘺𝘢 (Y. Hirase, 1922) の適格性と有効性,ならびに胎殻・頭部−腹足・歯舌・顎板の形態. MD, 7: 11–25.
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福田 宏 2025. 山口県萩市で採集されたニシキサザエ (古腹足類: ニシキウズ目: リュウテン科), および 𝘊𝘢𝘭𝘭𝘰𝘱𝘰𝘮𝘦𝘭𝘭𝘢 Kira, 1959 の分類学的地位. MD, 7: 27–39.

福田 宏 2025. 山口県萩市で採集されたニシキサザエ (古腹足類: ニシキウズ目: リュウテン科), および 𝘊𝘢𝘭𝘭𝘰𝘱𝘰𝘮𝘦𝘭𝘭𝘢 Kira, 1959 の分類学的地位. MD, 7: 27–39.
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澤田直人・齊藤 匠・福田 宏 2025. 山梨県河口湖におけるマメタニシ (新生腹足類: クビキレガイ上科: エゾマメタニシ科) の産出. MD, 7: 41–44.

澤田直人・齊藤 匠・福田 宏 2025. 山梨県河口湖におけるマメタニシ (新生腹足類: クビキレガイ上科: エゾマメタニシ科) の産出. MD, 7: 41–44.
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内野 透・布部淳一・德丸直輝・野元彰人 2025. 高知県宿毛市で発見されたオイランカワザンショウ (腹足綱: カワザンショウ科). MD, 7: 45–52.

内野 透・布部淳一・德丸直輝・野元彰人 2025. 高知県宿毛市で発見されたオイランカワザンショウ (腹足綱: カワザンショウ科). MD, 7: 45–52.
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亀井裕介・福田 宏 2025. 真洞窟棲絶滅危惧貝類ホラアナゴマオカチグサ種群 (新生腹足類: クビキレガイ上科: カワザンショウ科) の福岡県における60年ぶりの再発見. MD, 7: 53–57.

亀井裕介・福田 宏 2025. 真洞窟棲絶滅危惧貝類ホラアナゴマオカチグサ種群 (新生腹足類: クビキレガイ上科: カワザンショウ科) の福岡県における60年ぶりの再発見. MD, 7: 53–57.
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中野智之 2025. 投げ釣りで釣れたマクラガイ (新腹足目: マクラガイ科) と貝類採集法としての釣りの可能性. MD, 7: 59–61.

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福田 宏 2025. 佐多岬の浜辺に打ち上げられたマボロシリュウグウボタル (新腹足目: マクラガイ上科: リュウグウボタル科). MD, 7: 63–73.

福田 宏 2025. 佐多岬の浜辺に打ち上げられたマボロシリュウグウボタル (新腹足目: マクラガイ上科: リュウグウボタル科). MD, 7: 63–73.
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馬場雄司・上地健琉 2025. 大阪府におけるヒメヒラマキミズマイマイ (モノアラガイ目: ヒラマキガイ科) の記録および本種の標徴の再評価. MD, 7: 75–81.

馬場雄司・上地健琉 2025. 大阪府におけるヒメヒラマキミズマイマイ (モノアラガイ目: ヒラマキガイ科) の記録および本種の標徴の再評価. MD, 7: 75–81.
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川村康平・早瀬善正 2025. 愛知県の石灰岩洞窟内に棲息するシタラ科 (マイマイ目: カサマイマイ上科) の一種. MD, 7: 83–87.

川村康平・早瀬善正 2025. 愛知県の石灰岩洞窟内に棲息するシタラ科 (マイマイ目: カサマイマイ上科) の一種. MD, 7: 83–87.
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山崎大志・伊藤 舜 2025. 宮城県加美郡加美町におけるムツヒダリマキマイマイおよびナメクジ属の一種 (腹足綱: マイマイ目) の記録. MD, 7: 89–92.

山崎大志・伊藤 舜 2025. 宮城県加美郡加美町におけるムツヒダリマキマイマイおよびナメクジ属の一種 (腹足綱: マイマイ目) の記録. MD, 7: 89–92.
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岩崎敬二・石田 惣・柏尾 翔・亀田勇一・久保弘文・齊藤 匠・澤田直人・芳賀拓真・早瀬善正・平野尚浩・福田 宏 2025. 日本産軟体動物の稀少な未記載種の形態的標徴, 分布ならびに棲息環境. MD, 7: 93–210.

岩崎敬二・石田 惣・柏尾 翔・亀田勇一・久保弘文・齊藤 匠・澤田直人・芳賀拓真・早瀬善正・平野尚浩・福田 宏 2025. 日本産軟体動物の稀少な未記載種の形態的標徴, 分布ならびに棲息環境. MD, 7: 93–210.
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MD7巻の原著のトリを飾るこの記事は、本邦当代の貝人オールスターの著者陣による全118ページの大作です。長い緒言とそれに続く章では和名の意義を再考し、稀少な未記載種こそ和名が必要であることを強調するとともに、本文で16種 (or亜種) を新称しています。掲載種一覧表を以下に挙げます。

MD7巻の原著のトリを飾るこの記事は、本邦当代の貝人オールスターの著者陣による全118ページの大作です。長い緒言とそれに続く章では和名の意義を再考し、稀少な未記載種こそ和名が必要であることを強調するとともに、本文で16種 (or亜種) を新称しています。掲載種一覧表を以下に挙げます。
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MD7巻発刊に伴い、6巻の電子版無料公開を解禁しました。当会HP(URLはここのプロフ欄)の Molluscan Diversity>6巻1号・2号>各記事表題>要旨表題を順にクリックするとダウンロード画面が現れます。ここ数年で引用頻度が非常に高いPonder体系の和名対応表(2号に掲載)も全体を閲覧いただけます。

MD7巻発刊に伴い、6巻の電子版無料公開を解禁しました。当会HP(URLはここのプロフ欄)の Molluscan Diversity>6巻1号・2号>各記事表題>要旨表題を順にクリックするとダウンロード画面が現れます。ここ数年で引用頻度が非常に高いPonder体系の和名対応表(2号に掲載)も全体を閲覧いただけます。
SeaStar , 海星 (@umihoshi) 's Twitter Profile Photo

読んでる。今更感があるけれど。 そしてビックリ。拙作ブログが言及されている。 沖縄県渡名喜島の非海産貝類相 Molluscan Diversity, 5(1–2): 117–144. March 2017 drive.google.com/file/d/1ojHqOX… 軟体動物多様性学会【公式】

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MD4〜7巻巻末の「入会のご案内」に記されている会費振込先の口座番号に脱字がある(末尾の「4」が脱落している)と発覚しました。お詫びして訂正いたします。ご指摘くださった皆様、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。ご指摘に感謝申し上げます。この件は当会ホームページにも掲載しています。

MD4〜7巻巻末の「入会のご案内」に記されている会費振込先の口座番号に脱字がある(末尾の「4」が脱落している)と発覚しました。お詫びして訂正いたします。ご指摘くださった皆様、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。ご指摘に感謝申し上げます。この件は当会ホームページにも掲載しています。
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ヒロクチカノコは古くから知られた種ながら未記載種です。MD7巻の岩崎他の報告 pp. 108–112 で詳述しました。最古の文献記録は Martens (1860) による横浜産で、それ以来長く本種に対して用いられてきた種小名 𝘤𝘳𝘦𝘱𝘪𝘥𝘶𝘭𝘢𝘳𝘪𝘢 や 𝘷𝘪𝘰𝘭𝘢𝘤𝘦𝘢 は東南アジア〜豪州産の別種を指します。

ヒロクチカノコは古くから知られた種ながら未記載種です。MD7巻の岩崎他の報告 pp. 108–112 で詳述しました。最古の文献記録は Martens (1860) による横浜産で、それ以来長く本種に対して用いられてきた種小名 𝘤𝘳𝘦𝘱𝘪𝘥𝘶𝘭𝘢𝘳𝘪𝘢 や 𝘷𝘪𝘰𝘭𝘢𝘤𝘦𝘢 は東南アジア〜豪州産の別種を指します。
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先ほどのヒロクチカノコは石田惣元会長が科博で発掘した1909年以前の岩川友太郎標本です。ラベルには何と「越後」(≒新潟県)産とあり、分布の北限(従来は山口県萩市)が大幅に更新されました。新潟県の一体どこにいたのかもはや想像すら困難ですが、誤りと断ずるだけの根拠もありません。

先ほどのヒロクチカノコは石田惣元会長が科博で発掘した1909年以前の岩川友太郎標本です。ラベルには何と「越後」(≒新潟県)産とあり、分布の北限(従来は山口県萩市)が大幅に更新されました。新潟県の一体どこにいたのかもはや想像すら困難ですが、誤りと断ずるだけの根拠もありません。