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@shurosukun

本と山が好きです。バイクで真夜中ドコドコと走るのも。相棒はSUZUKIのSV650。
何とはなしに日の目を見ることのない心情を、日記を綴るように書いています。
私生活は堕落した日常かも知れませんが、誰も見たことの無い夜を目指し走ります。

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calendar_today13-09-2023 09:49:15

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鉄道の旅といえば 駅弁でもつまみながら 車窓に目をやる 僕の最寄り駅は ホームに立って目を凝らすと 隣駅が見える こんなところで旅愁を 求めてはいけない もちろん 車内で駅弁を食べている御仁を見たことはない 通勤の足だ 皆降車してからのことで頭がいっぱい…風景で妄想している暇などないのだ

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炎暑の中でポケットの 革財布が汗で濡れている 虎の子の千円札の肖像 北里柴三郎は汗をかいている 精神の均衡を保つため 大切に使わなければ 僕は公園へ行き 水道の蛇口をひねる お札を洗った その後天日干しして ライターで火をつけた 肖像画は愉快そうだ この方がマシだねと 一瞬燃え上がり灰に

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昔買ったダイバーズウォッチ 窓際で太陽の光を集めることに 専念するのみで 潮風を浴びることはない 深夜暗闇の中で文字盤が 凛と浮かびあがる 部屋は息苦しく 暗い海の中に似ている あと何分だ 酸素ボンベより 遥かに重い生活を背負い そこには浮力が存在しない 寝汗と格闘し 深海を流されてゆく

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濃いめのブラックコーヒーは よく冷えていた 南米の氷河が崩れたような 一塊の氷が銅製のカップに 浮いている 指で弾くと金属と水の揺れる音が共鳴した メニューをみると豆はコロンビア産とある 運命を呪い笑うほど 僕は独りだ 持参した本は偶然南米文学だが 百年の孤独はいつ終わるとも 分からない

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視線を感じるようになった 記録されている 生活環境のチェックだ 起床就寝時間や売店でアンパンを買ったとかタバコの本数とか 入院している訳でもないのに 意味のない行為だろ Xと呼ばれる監視者は世界中にそれを配信している 僕もたまに読んでるんだ 気持ちのいいもの…? さあ イイねは付かないさ

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きょうこそは書くのを やめよう 疲れているしネタもない 朝は思う 無理をしても一円にもならない 何の強迫観念だ 始めてしまえば 筆が乗ってくるときもあれば 何も浮かばず煙草とコーヒーを浪費するだけの場合もある 創作意欲は スッキリすることではない 駄作でも送りだすのは 勇気とあきらめだ

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街角で叫んでいる人を見た 天に向かって唾し 顔が濡れている 原因は眩し過ぎる太陽 かも知れない 彼は目を閉じていた 足を止める人はいない 関わりたくないからか それとも自分も叫んで しまいそうだからか 僕は内心思った 狂え… 誰がマトモでいられるか 衝動が内を焼き始める 肉が焦げる音がした

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古本屋でいかにも売れない 地図帳を買った どこにも行けない鬱憤を 晴らすには些か時代錯誤で ピントがずれているのか… 動画の方が分かりやすい? 当然だ あれには筋書きがある 地図は想像力との戯れだ 地名や等高線や色合いから 風景を想像し風を感じ雲を呼び雨を降らせる 他人はそれを妄想と呼ぶ

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胃の時限爆弾が 刻々と時を刻む いつもの症状だ 喫茶店のトイレに籠もる トントンとノック音 気遣いまじり 申し訳ない 気分転換…言葉は知ってる やり方は忘れてしまった 余暇の使い方も 時間は確実に過ぎた 季節の遷ろいは 太陽の角度が知らせる 秋の声が囁いたら その手をあげて 全力で塞げ耳を

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午前三時 夜明け前 出来損ないの彫像は 換気扇を全開にしてタバコをふかす コメ不足が叫ばれてから割引の惣菜パンばかりだ 酒はやめた 朝イチの問題飲酒からの 断酒は生活を変えたが サハラ砂漠のように殺伐とし 轟々と空気の音だけが部屋に響きわたる 幸せ そんな言葉もあったか… 遙か昔太古の時代

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演説聖と呼ばれる 老宗教家は法衣に身を包み 立ち尽くし 弁舌巧みに 聴衆に語りかけていた 法話に耳を傾ける心境は私も 理解できる 全体が微熱に包まれていた ひとりの青年が 突然走り去るように 体当たりした 太陽に何かが光る 銀色に刀だ SPが群がる 老人の頭が 北に枕が傾いた 西に赤い夕陽がいた

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家庭の湯船は 真夏は売れない 役者みたいで シャワーに勝てるはずもなく 黙って季節を耐えている そこへいくと銭湯は 売れっ子だから 毎日表舞台に立って お客さんとの会話までできる 湯船に産まれて幸せだ 温泉なんかはエリートだ 役者が違うよ掛け流し 夏でも源泉檜風呂 黙ってみんな入るのさ…

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書くことなんて 好きでもなければ 得意じゃなかった 書いては消して 消しては書いて 毎日それの繰り返し それって何か生産するの? するわけないじゃん 口に出すのも嫌だから 黙って下を向いてきた 最近思う 自分が良ければそれでいい 下手で上等 漕ぐことは続けよう 横道それても 沈んでも 最後まで

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革靴を履かなくなった 仕事でも法事でも 擦り切れたスニーカーが 相棒だ こだわりはない 黒で防水なら 個人的に不満はない が他人は足元を見る 常識にかける男という レッテルを貼る熱い視線を 感じることはあるが 事実なのであえて否定しない 常識は燃えるゴミに出して しまった いつの日だったか

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ウィスキーが好きだった 銘柄は特にない ロックで嗜む 頭が痺れ思考がほぐれる がそれは錯覚で アルコール依存性の 道を邁進した 結句壊れた 断酒して3か月 呑みたいという渇望はない ただグラスに氷を浮かべて 褐色の液体を注ぐという 神聖な行為 烏龍茶やコーヒーでは様にならない 酒には泪がある

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海鳴りだけが呼んでいた 人々は僕の名前を 忘れてしまったのだろう 構わないと思う 手元には昨日もらった トマトがある 太陽の光で温められ 囓ると甘い風の味がした 手のひらに滴る汁が 妙に心地よい これから何処へ行くのだ 雲の流れる先を目指すのか そこに何があるというのだ 今はまず涙を拭こう

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風の街で君に手紙を 書こうと思い 文具店で便箋とボールペンを 買い求めた ペンは特殊な構造で 涙を補填しないと インクが出ない 幸い僕は泣きたい気分だった 大量の涙で何枚かの手紙を 認めることができた 郵便局で消印を求められた てのひら大の血印だ… ナイフは左手の黒い運命線を 切り裂いた

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砂浜は太陽の熱を 吸収仕切れず鉄板のようだ 西瓜割に備えて 手拭いや大仰な 木刀?が用意された 瑞々しい西瓜は どこにある 喉が鳴った なぜだろう 突然僕は 縄で縛り上げられ 砂浜に転がされた 身動きがとれない イベントのリーダーがいう 「きょうの西瓜は君の脳漿だ」 手拭いは君の目隠しだよ…

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思いつく 悩む 書く 消す 深夜のサハラ砂漠を方位計も 持たず 目的地も定めず 星を頼りに彷徨う 詩作は似た作業の 積み重ねだ 成功という概念が乏しい 動機を明確にできる人間が どれほどいるだろう これほど制約のない作業は 得るものは少ない 上手いってなんだ 新しいものを 作りたい…それだけだ

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絶望的な気分になると 首が痛くなるまで 上を向く 空 紺青と白 時折ジェット音で切り裂かれ 人を見るとやるせなくなるが 空 苦しみも涙も吸い込んでくれる 太陽は世界を焼き尽くし 思わず目を閉じてしまう 軽い目眩に襲われ 頭に空白地帯を作り 持たざる者だけが 空を見ることで 自由を勝ち取るのだ