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さるなし

@sarunashi245867

糖尿病指導医。春から新米総合診療医。写真はサルナシではなく、サルスベリ。

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calendar_today06-08-2023 22:35:10

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脳動脈瘤ハイリスク (高血圧、喫煙、SAH の家族歴) の人では 20 歳以上で 5-7 年毎に CTA または MRA によるスクリーニングが支持される (ハイリスクでない場合は害の方が多い)。 小さな無症状の動脈瘤では初回は半年〜1年後、2回目以降は 1-2 年後に画像フォロー。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250714…

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熱中症の最重症型の熱射病は疑った時点で冷却を開始することで死亡率を下げられる。 熱射環境または激しい運動、高体温 (直腸温で >40℃)、意識障害を認めたら熱射病として対応する。 冷水浸漬 (水風呂) が最も効果的な冷却方法で 10℃以上なら 20分以上続ける必要がある。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250723…

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長期化した PTSD の治療について最も効果が実証された治療法は PTSD にフォーカスした認知行動療法。 パロキセチンとセルトラリンは FDA から PTSD の治療薬として承認されているが効果は大きくない。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250724…

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10 mm に満たない脳動脈瘤の破裂リスクは 0.05%/年と低いが、未破裂脳動脈瘤を指摘された人の 2-3 割は不安や抑うつをかこっている。 身内にくも膜下出血や脳動脈瘤を指摘されている人が複数人いる場合など高リスクでなければ、検査しない方が無駄な不安を抱えずに済むと思う。

10 mm に満たない脳動脈瘤の破裂リスクは 0.05%/年と低いが、未破裂脳動脈瘤を指摘された人の 2-3 割は不安や抑うつをかこっている。

身内にくも膜下出血や脳動脈瘤を指摘されている人が複数人いる場合など高リスクでなければ、検査しない方が無駄な不安を抱えずに済むと思う。
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脊髄損傷による神経因性膀胱では腎不全のリスクがあるので定期的に超音波でフォローする。一方、慢性進行性の神経疾患では腎不全のリスクは著しく低い。 初期評価は問診と排尿日誌。病変部位によって下部尿路障害のパターンが異なる。残尿量は問診では分からない。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250807…

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敗血症の現在の定義は感染にともなう多臓器の障害。 敗血症性ショックの院内死亡は 4-6割で、抗菌薬投与が 1時間遅れると死亡率が 7%上昇する。初期輸液は 30 mL/kg (体重 50 kg なら 1500 mL) を 1 時間で投与。 初期輸液に反応しない場合はノルアドレナリンを追加する。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250812…

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肺炎球菌ワクチン普及後は米国の市中肺炎で入院患児の原因菌で最多はマイコプラズマ。 皮疹や脳炎、ギラン・バレー症候群など多彩な肺外症状をともなう。 PCR は感度が高いが感染と保菌を区別できない。抗原検査は感度が低いので陰性でも除外はできない。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250814…

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座ると肛門の後方が痛むという症状の原因のひとつに尾骨痛がある。女性は男性の 5 倍罹患しやすく、特に産後に多い。 自然軽快することもあるが、数週〜数ヶ月続くことが多い。NSAIDs による鎮痛、円座クッションによる保存療法の他、不対神経節ブロックも行われる。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250817…

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コロナワクチンはコロナの重症化・死亡、後遺症のリスクも低下させる。 後ろ向き観察研究の結果からは、インフルエンザワクチン接種もコロナ感染と重症化、後遺症のリスクを低下させることが示唆されている。 高齢者は両方のワクチンをセットで受けた方が良いだろう。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250822…

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不明熱の原因の多くはありふれた疾患の非典型的な臨床像。〜75%の症例では原因が不明のまま解熱する。 高所得国では画像検査にアクセスしやすいので悪性腫瘍が原因である割合は少なく、非感染性炎症性疾患の割合が高い。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250901…

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プロバイオティクスは急性感染性下痢症や抗菌薬関連下痢症に有効で、肝性脳症の頻度を減らし、潰瘍性大腸炎の寛解率を上昇させる。過敏性腸症候群の症状も緩和させる。 便秘の人の排便回数を増やし、旅行者下痢症の予防にも有効。旅行の 2 日前から帰宅まで服用する。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250902…

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デュシェンヌ型筋ジストロフィー (DMD) ではジストロフィンを欠失するのに対し、ベッカー型筋ジストロフィー (BMD) ではジストロフィンの機能や発現量が部分的に障害する。 ゲノム編集技術で DMD を BMD に転換する試みが始まっており、BMD の自然史に注目が集まっている。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250904…

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更年期障害の症状として認められるのはほてりや膣の乾燥、夜間の発汗であり、怠さや気分障害は更年期とは関係ない。ホルモン補充で改善するのはほてりや膣の乾燥のみ。 エストロゲン・プロゲステロン併用療法は乳がん、肺塞栓、脳卒中を増やし、利益より害の方が大きい。 sarunashi02.hatenablog.com/entry/20250905…