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橋の上のルル

@ruruonthebridge

雑誌、単行本などのライターをしてます。好きなのは、海外文学、渡航ひとり旅、夜の散歩、映画、クールな音楽、黄昏、三日月、 ワイン、晩秋、温かな人、日本国憲法です。苦手なのは、愛、絆、大声、気合い、群れる人、ぶしつけさ、国家、天皇制、自公維国、原発、“愛国”名のる人、です(DMは読みません)

ID: 2441646410

calendar_today13-04-2014 12:28:25

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城壁内の激セマ旧市街にはすれ違いがやっとの小道がはり巡らされ、方向感覚を失いつつ彷徨ってると、街の2つの魂=12C創建の教会(カトリックと東方正教会)貴族の館、美術館、味わいのあるカフェなどが次々ふいに目の前に。間隙をぬって悠然と歩くニャン族。 コトルはイスタンブールと並ぶ猫の街だって

城壁内の激セマ旧市街にはすれ違いがやっとの小道がはり巡らされ、方向感覚を失いつつ彷徨ってると、街の2つの魂=12C創建の教会(カトリックと東方正教会)貴族の館、美術館、味わいのあるカフェなどが次々ふいに目の前に。間隙をぬって悠然と歩くニャン族。
コトルはイスタンブールと並ぶ猫の街だって
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10分後に部屋を出る。ネボ家の部屋は古いけど温かく、隅々まで清潔、子ども時代よく行った優しい叔母の家のように安心できた。 ただ一つの難は包丁もペティナイフもナマクラだったこと。私のささやかな自慢は包丁研ぎのうまさ。捻挫に気をとられ、よければ研がせてと言い出せなかったことが悔やまれる

10分後に部屋を出る。ネボ家の部屋は古いけど温かく、隅々まで清潔、子ども時代よく行った優しい叔母の家のように安心できた。
ただ一つの難は包丁もペティナイフもナマクラだったこと。私のささやかな自慢は包丁研ぎのうまさ。捻挫に気をとられ、よければ研がせてと言い出せなかったことが悔やまれる
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ドゥヴロヴニク行バス発まで3時間。歩きを避けボート、15C地元船乗りが航海の無事祈り岩を積み上げて作った人工島、聖母マリア教会島へ。 世代を跨ぐ時をかけ、岸から岩を運んで島と教会を創った執念、神への希求。凡人にはわからない やがて霧がひたひた四方から。アンゲロプロス霧の中の風景みたいに

ドゥヴロヴニク行バス発まで3時間。歩きを避けボート、15C地元船乗りが航海の無事祈り岩を積み上げて作った人工島、聖母マリア教会島へ。
世代を跨ぐ時をかけ、岸から岩を運んで島と教会を創った執念、神への希求。凡人にはわからない
やがて霧がひたひた四方から。アンゲロプロス霧の中の風景みたいに
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「ローマの休日」の最後、ヘプバーン演じた王女は、どの街がいちばん楽しかった?(うろ覚え)と訊かれ、ひと言「ローマよ!(Rome!)と万感こめて応えた。それにならって私はKotor! 人々の親切に、深く美しい入り江に、険しい山々とコバルトブルーのコントラストに。別れがつらい。声をあげて泣きたいほど

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旅の空の下にある時くらい日常生活にもまして、国やなに人、から自由でいたい。 でも、一人の人という、性がもつ権力性を透明化した名乗りとも違う。 個であること、無位無冠の生、自由へのこれほどまでの憧憬と握力が私のちっぽけなプライドだから。 その意味で、ただ一人の女ーー“男”でないものーー

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日が沈む前に国境越えて着いた。天気もすっかり回復し、ドゥヴロヴニク城壁再び。足は引きづるけれど、なんて沁みる旅だったろう。もうだめだ、これは無常への哀惜。なにを見ても胸がいっぱいで泣けてくる

日が沈む前に国境越えて着いた。天気もすっかり回復し、ドゥヴロヴニク城壁再び。足は引きづるけれど、なんて沁みる旅だったろう。もうだめだ、これは無常への哀惜。なにを見ても胸がいっぱいで泣けてくる
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あの街灯の下が今夜の部屋。 泊まるところがあるってなんてありがたいんだろう。 灯に励まされて両手で壁をつたい、石段一歩ずつ近づく

あの街灯の下が今夜の部屋。
泊まるところがあるってなんてありがたいんだろう。
灯に励まされて両手で壁をつたい、石段一歩ずつ近づく
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ドゥヴロヴニク最後の部屋は予算オーバー€78。旧市街はクロアチアのみならず欧州でも大人気だからこの旅最高価(数日前に借りて階段から落ちた部屋は山の上でした) でも家具のセンスやレイアウト、明るいバスルーム、メイクしやすい鏡などに部屋主イヴァナさんのこだわりが感じられ…いっか(ひとり言)

ドゥヴロヴニク最後の部屋は予算オーバー€78。旧市街はクロアチアのみならず欧州でも大人気だからこの旅最高価(数日前に借りて階段から落ちた部屋は山の上でした)
でも家具のセンスやレイアウト、明るいバスルーム、メイクしやすい鏡などに部屋主イヴァナさんのこだわりが感じられ…いっか(ひとり言)
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晩ご飯は、地元民も行く良心的な、とイヴァナに訊いた店でダルマチア地方(クロアチアのアドリア海沿岸一帯)のスペシャリテ、黒リゾット。イカは紋甲のように柔らか、イカ墨のダシ濃厚、ご飯の硬さも絶妙。白のハウスワインと合うー!せっかく来たんだしという地元料理食べたい欲がこれ一品で満たされた

晩ご飯は、地元民も行く良心的な、とイヴァナに訊いた店でダルマチア地方(クロアチアのアドリア海沿岸一帯)のスペシャリテ、黒リゾット。イカは紋甲のように柔らか、イカ墨のダシ濃厚、ご飯の硬さも絶妙。白のハウスワインと合うー!せっかく来たんだしという地元料理食べたい欲がこれ一品で満たされた
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街かど街かど(というほど)に音楽があり老若男女のストリートミュージシャンがいる。暮らしと人生と街に音楽が根づいている。 ドゥヴロヴニク統治者の住まいだった総督府前で出会った市民の合唱団。いくつもグループがあって、毎週土曜に交代で歌うそう。 ケ•セラ•セラ、生まれ変わるならまた私だね🎵

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LCCで夕方ドゥヴロヴニクを発ってザグレブへ(あゝもう…) 前が海、背後が岩山、街のどこに空港が?との過去1年間の疑問がお別れと同時に解けた。山を超えた向こう側に、離着陸に必要な分だけローラーで平らにしたような…こうなってたんだね。 さよならドゥヴロヴニク。さよならアドリア海

LCCで夕方ドゥヴロヴニクを発ってザグレブへ(あゝもう…)
前が海、背後が岩山、街のどこに空港が?との過去1年間の疑問がお別れと同時に解けた。山を超えた向こう側に、離着陸に必要な分だけローラーで平らにしたような…こうなってたんだね。
さよならドゥヴロヴニク。さよならアドリア海
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ザグレブ再到着は日没後。初日マリナ部屋とは別件へ。幸い場所、環境、料金全OK が、着くと都心なのに街灯なく真っ暗で住所見えず家主に連絡するもバッテリー残5% 危機一髪。住居者らしき方に行き合わせ助けて頂いた。老ソロ旅は山縦走と一緒。日没前に山小屋へ! P:鍵箱の存在が左扉と一体化し見えず

ザグレブ再到着は日没後。初日マリナ部屋とは別件へ。幸い場所、環境、料金全OK
が、着くと都心なのに街灯なく真っ暗で住所見えず家主に連絡するもバッテリー残5%
危機一髪。住居者らしき方に行き合わせ助けて頂いた。老ソロ旅は山縦走と一緒。日没前に山小屋へ!
P:鍵箱の存在が左扉と一体化し見えず
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1850年築の建物。外扉の落書きが不穏だったけど中は荒んでない。どころか最上階(屋根裏)扉を開けると… 広い、きれい、スタイルのあるこんな部屋が待っててくれた。スマホと老体の残りバッテリーをふり絞って家主さんに、無事到着、きれいで感激、と知らせるとHave a wonderful stayだって。よかったー

1850年築の建物。外扉の落書きが不穏だったけど中は荒んでない。どころか最上階(屋根裏)扉を開けると…
広い、きれい、スタイルのあるこんな部屋が待っててくれた。スマホと老体の残りバッテリーをふり絞って家主さんに、無事到着、きれいで感激、と知らせるとHave a wonderful stayだって。よかったー
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ソロ旅は案外忙しい。とくに鳥のように街から街へ渡る旅は。 家主さんに到着予定伝え、鍵の受授方、公共交通手段、時刻表の確認、都市間移動手段と予約、食品店有無etc 50代まで難なくできたことが老いてモタモタした。移動=緊張が終わる放心と寂しさ。残2日、美しい秋の街で読書ともの思い三昧したい

ソロ旅は案外忙しい。とくに鳥のように街から街へ渡る旅は。
家主さんに到着予定伝え、鍵の受授方、公共交通手段、時刻表の確認、都市間移動手段と予約、食品店有無etc
50代まで難なくできたことが老いてモタモタした。移動=緊張が終わる放心と寂しさ。残2日、美しい秋の街で読書ともの思い三昧したい
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旅芸人とか渡世人という生き方はある種の人にとって、そう生きることでしか得られない救い、力、安らぎだったのでは

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過去旅いちの超円安、日常以上にお財布のヒモが固くなるけど助けられる面も。それは生鮮品元々の手頃さ。たとえば洋ナシ、黄桃、プルーンひと掴み各€0.5、全部で€2以下。 スプレーバラ1束€2 私の暮らしではもはやプチ贅沢領域の果物と花が、この街ではまだ庶民の日々を彩る当たり前のものとしてある

過去旅いちの超円安、日常以上にお財布のヒモが固くなるけど助けられる面も。それは生鮮品元々の手頃さ。たとえば洋ナシ、黄桃、プルーンひと掴み各€0.5、全部で€2以下。
スプレーバラ1束€2
私の暮らしではもはやプチ贅沢領域の果物と花が、この街ではまだ庶民の日々を彩る当たり前のものとしてある
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安航空券つなぎ帰路全20h以上。機内での捻挫ケアが気になり、ザグレブ空港内医療センターで改めて湿布+固定+鎮痛剤処方してもらう。空港奥の奥、緊張して入ったら仏と思うほど優しい医師と看護師が対応かつ国不問で無料! クロアチア…あなたって。じゃあの国は外国人に?て時必ず悪い予感するのが 自国

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乗継便を待ちながら最悪のニュースにふれる。ついたウソや妄信のためならどんな非道もしかねない恐ろしいあのヒトが。この先さらに軍国強権、歴史改ざん、棄民、差別、反知性etcの国で生きてくのか。そこしか帰る国のないやりきれなさ… 旅の空の下で鳥のように自由だった心は跡形もなく消えてしまった