【新刊情報】 『P.C.L.映画の時代　ニッポン娯楽映画の源流 1932–1937』 佐藤利明＝著 戦前ニッポン・トーキーの発明・普及とともに産声をあげた新興映画スタジオ「P.C.L.映画製作所」が手掛けた数々の画期的作品の（ほぼ）全作品を詳説！ amzn.to/3XbRtNe

【映画評論家自炊日誌】 本日の夕食はメカジキのシチリア風ステーキ。下に敷いたカポナータは松の実も混ぜてコクを出す。レフォール（西洋わさび）をオリーブ油で溶いてソースとしてかけると、なぜか不思議と辛味が消失する。細かい粒は茴香の実で、温かいメカジキの上ですばらしい香りを放っている。

【🎬映画レビュー】 ＃リチャード・リンクレイター 監督 『＃ヒットマン』のレビューを映画評論家の #荻野洋一 さんにご寄稿いただきました。 「40種類もの変装。この変装による人物類型の分裂効果こそ、『ヒットマン』の最大の主題である」 鑑賞のお供にぜひご覧ください。 eigachannel.jp/movie/hit-man/…

【寄稿】 きょう公開のリチャード･リンクレイター監督の新作喜劇『ヒットマン』の評が「映画チャンネル」に掲載されました。演出術をディテールに沿って書くはずが、文があっちこっちへ。しかしそんな無軌道な思考へと人を誘ってやまないのがリンクレイターなのでしょう。 eigachannel.jp/movie/hit-man/…

10/4公開のホラー映画『悪魔と夜ふかし』を試写にて。視聴率低迷に悩むトーク番組が、最後の一手として霊媒師、心霊学者、さらには悪魔憑きの少女までゲストに呼んだことから、収拾不能なカオスに陥っていく。1970年代の設定ゆえ説得力あり。映画より先にテレビが滅びそうな現代は似つかわしくない。

【映画評論家自炊日誌】 本日の夕食はサンマ。1尾¥258は一時期の高値よりは少し落ち着きましたかね。なんかひどく寂しい絵ヅラですけど、一応これの前にまず枝豆を茹でて食べ、プリモ･ピアットとしてペペロンチーノのパスタを食べ、セコンドがこのサンマでした。なのでご飯粒は省略して夕食終了。

【9/20発売予定】『キネマ旬報10月号』堂本剛、轟夕起夫　ヨルゴス・ランティモス＆エマ・ストーン　川口敦子×佐々木敦　荻野洋一　済東鉄腸　ティム・バートン、マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー　上島春彦、上條葉月、佐々木誠、千浦僚、遠山純生　長谷川町蔵　amzn.to/4gtEgYE

新宿武蔵野館のバルドー特集で『可愛い悪魔』（1958）。実は初見。脚本オーランシュ＆ボスト、監督オータン=ララのいわゆる「名作フランス映画」で私の不得意分野。トリュフォーの当時の評「嫌悪感と賞賛が入り混じる感情、不完全な満足」は言い得て妙で、映画は好きなものばかり見ていてはいけない。

想田和弘監督の新作ドキュメンタリー『五香宮の猫』（10/19イメフォー他で公開）を試写にて。チョン･ジェウンの『猫たちのアパートメント』（2022）の時も感じたことだが、猫のかわいさを搾取しているとは言わないまでも、なんかずるい感じがする。猫がかわいすぎる。本当にこれでいいのだろうか？

【映画レビュー】 『#ヒットマン』徹底考察&評価レビュー 「#グレン・パウエル はこのジキル＆ハイド的な役柄を嬉々としてこなしている。それもそのはず…」 eigachannel.jp/movie/hit-man/…

【本日スタート】 「没後300年記念　英一蝶 ―風流才子、浮き世を写す―」 サントリー美術館（東京・六本木） 11月10日終了 tokyoartbeat.com/events/-/Hanab…

【新刊案内】満を持して「日本映画」を大特集！　巻頭：『Cloud クラウド』黒沢清インタヴュー／現代の重要監督10人と若手俳優たち、クィア表象、ゴジラ映画からアニメ、ドキュメンタリーまで──『ele-king cine series 誰かと日本映画の話をしてみたい』9月25日発売 buff.ly/47yPI1q

【告知】 きょう9/20発売のキネマ旬報10月号にて、ヨルゴス･ランティモス監督の新作『憐れみの3章』をめぐる川口敦子さん×佐々木敦さんの対談の立会い＆記事構成を担当しました。（先月号のアヌーク･エーメ追悼対談に続き、2ヶ月連続で東銀座のキネ旬オフィスにてスイーツをご馳走になりました）

荻野様、お世話になりました！　 見事に纏めていただいて恐縮です。

こちらこそありがとうございました。 川口さんと佐々木さんの対談、面白かったです。やっぱりやはりです。

【9/25】『誰かと日本映画の話をしてみたい』（Pヴァイン）黒沢清（真魚八重子） 佐々木敦　吉田伊知郎／加藤よしき／森直人／児玉美月／岡本敦史／タダーヲ／朝倉加葉子／伏見瞬／水越真紀　荻野洋一　木津毅　岡本敦史 タダーヲ　草野なつか（月永理絵） 中原昌也・三田格　amzn.to/3TAs2nu

『ラストマイル』を見てきた。野木亜紀子ドラマのキャラがユニバース的に生かされたことがやはりヒット要因なのか。カタカナ用語をまともに発音することを頑なに拒む酒向芳の刑事とか、火野正平と宇野祥平の父子に集中的に庶民代表を背負わせたりとか、脚本の紋切り型が気になってしかたなかった。