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【薬剤師】腎と薬物療法の人

@krab_bot

薬と腎臓病薬物療法をつぶやく半分botです。 薬剤・病態・ガイドラインなど学べる情報や、 有益な記事・サイト・youtube動画もつぶやきます。 返信はありませんのでご了承ください。

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calendar_today21-11-2021 04:29:32

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【CKDとCa拮抗薬】 Ca拮抗薬はCKD患者に減量が不要であり、降圧作用が得られやすく、代謝系の悪影響が少ないことから汎用される 注意すべきは、急激な降圧に伴う反射性頻脈や交感神経活性化、浮腫の報告も多い 透析患者は死亡率に関連する心拍数を上げにくいシルニジピンも良い適応である

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【AKI:急性腎障害】 AKIの発症原因部位は院外患者と院内患者で異なる ✅院外患者:腎前性70%、腎性10%、腎後性20% ✅院内一般病棟:腎前性30%、腎性55%、腎後性15% ✅ICU:腎前性20%、腎性80%、腎後性1% 院内は感染症や薬剤暴露による腎性の割合が増える

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【透析と抗パーキンソン病薬】 ゾニサミド(トレリーフ®)は透析で除去される薬剤 HDでは50~70%、PDでも18.7%が除去される 急激な血中濃度の低下に伴う、悪性症候群などの離脱症状リスクがある

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【CKDと認知症】 CKD患者の認知症有病率は高く、発症リスクは健常人の2~3倍とされる 発症要因として、尿毒症物質の蓄積、慢性炎症による微小血管障害、貧血やビタミンD欠乏、Ca・P代謝異常による脳血管の硬化などがあげられている 透析導入後の認知症発症率も年4~10%と高い

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【透析患者と糖尿病治療薬】 透析患者に対して✅SU薬✅ビグアナイド薬✅チアゾリジン薬は禁忌である ✅αグルコシダーゼ阻害薬(3成分) ✅ミチグリニド ✅レパグリニド ✅DPP-4阻害薬(9成分) 以上が使用可能であるが、透析患者で比較検討したエビデンスは不十分である

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【PEWの問題点とNRI-JH】 日本の透析患者には低栄養状態PEWの診断基準適応が難しい 生化学項目では、Alb50%以上、Cho3.5%、基準を満たす割合に大差がある 体格のカットオフ値BMI23未満も約7割の透析患者が基準を満たす 透析患者の栄養指標にはNRI-JHがよい

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【CKDと脂質異常症】 CKD患者の薬物療法にはスタチンが多用される WOSCOPS、LIPID、CAREなどのRCTでCKD進行の抑制が示されている エゼチミブの併用も勧められるが フィブラート系薬剤は心血管疾患(CVD)予防効果が弱く、腎障害の危険因子となるため推奨されない

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【CKDとレストレス・レッグス症候群治療薬】 むずむず脚症候群ともよばれるレストレス・レッグス症候群(RLS) 治療薬のプラミペキソールは腎排泄率90%、ガバペンチンは100%なので 肝代謝型のロチゴチン(ニュープロパッチ®)や、ロピニロール(レキップ®)の選択が良い

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【CKDの定義】 CKDの定義は①、②のいずれか、または両方が3カ月以上持続で診断する ①尿異常、画像診断、血液、病理で腎障害の存在が明らか、 特に0.15g/gCr以上の蛋白尿(30mg/gCr以上のアルブミン尿)の存在が重要 ②GFR<60mL/min/1.73m2

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【CKDとヨード造影剤】 ヨード造影剤は血管内に投与後、蛋白とはほとんど結合せず 100%近くが尿中に排泄される腎排泄型薬剤である ただしイオトロクス酸メグルミン(ビリスコピン®)だけは 肝代謝により消失するヨード造影剤である。

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【腎不全と医療費】 傷病分類別の医療費 1位:循環器系疾患6兆円 2位:新生物<腫瘍>4.5兆円 3位:筋骨格系疾患2.5兆円  ・ 6位:腎・尿路生殖器系2.2兆円 患者数の違いにも注意 透析患者の医療費は高額になり予防対策は超重要 *平成30年度国民医療費の概況より

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【ESA低反応性】 CKD患者の貧血はESA以外にも要因がある ESA低反応性の要因としては ✅出血・失血(消化管出血、透析残血) ✅造血障害(感染、炎症、RAS阻害薬、悪性腫瘍) ✅不足要素(鉄、葉酸、ビタミンB12、亜鉛、カルニチン) ✅抗EPO抗体 などがある

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【尿酸降下作用もある薬剤】 尿酸生成抑制薬(アロプリノール、フェブキソスタット等)や、尿酸排泄促進薬(ベンズブロマロン、ドチヌラド等)以外で尿酸値を下げる薬剤がある ロサルタンとフェノフィブラートは、尿酸再吸収に関わるURAT1を阻害する SGLT2阻害薬にも尿酸低下の報告がある

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【腎臓オススメ本】 腎臓病薬物療法トレーニングブック第2版 日本腎臓病薬物療法学会の公式症例集です この1冊で症例の書き方を学べます CKD患者について、患者背景、検査値、ガイドライン・・etc 限られた文字数で症例がまとまる onl.bz/fuCZJtR mtbrs.net/ps_krabbot_51i…

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【急性腎障害AKI】 急性腎障害AKI(acute kidney injury)は以前 急性腎不全ARF(acute renal failure)と呼ばれていた 不全(failure)=重症ではなく軽度でも予後に関連することが大きな理由 全体的に理解されやすい名称へ変更された

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【腎臓オススメ本】 腎薬ドリル 腎臓病薬物療法の知識・理論を臨床に結びつけるトレーニング 関西腎薬が本気を出した!この1冊こそ学びの集大成 ドリルの名の通り問題を解きながら学びが深まる 解説の奥深さには感動すら覚える名書籍 onl.bz/pf1cxx8 mtbrs.net/ps_krabbot_51A…

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【尿酸降下作用もある薬剤】 尿酸生成抑制薬(アロプリノール、フェブキソスタット等)や、尿酸排泄促進薬(ベンズブロマロン、ドチヌラド等)以外で尿酸値を下げる薬剤がある ロサルタンとフェノフィブラートは、尿酸再吸収に関わるURAT1を阻害する SGLT2阻害薬にも尿酸低下の報告がある

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【CKDとタンパク質制限】 CKDの進行抑制に、タンパク質の摂取制限が推奨されている。 ただし制限量は、個々の患者の病態やリスク等を総合的に評価を行う。 CKDステージ別のたんぱく質摂取量基準 G3a:0.8~1.0 g/kg/day G3b以降:0.6~0.8 g/kg/day

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【腎臓オススメ本】 腎臓病薬物療法ガイドブック 腎臓病薬物療法専門・認定薬剤師テキスト 第2版 腎臓病薬物療法認定薬剤師を目指すなら必読の1冊 ところが目指さない人にも超オススメの1冊 腎の視点から項目ごとにまとめたこの内容は圧巻 onl.bz/HDzgPyx mtbrs.net/ps_krabbot_51N…

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【CKDと中枢神経作用薬】 抗精神病薬や抗うつ薬など、中枢神経に作用する薬剤は血液-脳関門(BBB)を通るため脂溶性薬剤が多い。 脂溶性薬剤は肝代謝型薬剤が多く、中枢神経作用薬の多くはCKD患者に減量不要である。 例外の薬剤(スルピリド、デュロキセチン)などは覚える必要性が高い