コトバのゲンバ(中日新聞校閲部) (@kotoba_no_genba) 's Twitter Profile
コトバのゲンバ(中日新聞校閲部)

@kotoba_no_genba

記事を書かない新聞記者「校閲記者」。中日新聞校閲部がコトバと奮闘するゲンバを伝えます。

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投稿内容は会社の公式見解ではありません。

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「汗を流す」には、「汗をたくさんかく」と「汗を洗い流す」とで、ほとんど逆の意味があるのが面白いところで、「球児たちは守備練習で汗を流した」をわざと後者の意味で解釈すると脳が混乱して愉快です。 「練習で汗を流した後風呂で汗を流した」と言うことも理屈上は可能です。

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\オジャマタクシ!/ と言ったのは今夜の金曜ロードショー「となりのトトロ」のメイ。「タ」と「ジャ」が逆だよ…!かわいいなあ。 このような音の入れ替わりは、小さい子に限らずよくあることですが、中には定着したものもあるのだとか。 こちらのほぉ~ワードで👇 chunichi.co.jp/article/506106…

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「上旬、中旬、下旬」は何となくの3分割ではなく、明確にそれぞれ「1~10日、11~20日、21日~月末」と辞書にも書かれています(旬=10日間の意)。 何となく20日を「中旬」とすることに抵抗感もあるようで、たまに「下旬じゃないの?」と驚かれることがあります。

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【note】 連日盛り上がったパリ五輪。新聞などで「卓球の張本智は…」とあるのを見て、「張本智『和』では!?」と思った方もいるかもしれません。 「張本智」のような書き方をする理由と、こうした表記が出てきたときに校閲として気を付けていることを紹介しています。 note.com/kotoba_no_genb…

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【ほぉ~ワード】 昨今、注目を集めているeスポーツ。筆者も休みの日はついついやりこんでしまいます。そんなeスポーツですが、マナーの悪いプレーヤーと出くわして気分が悪くなったことはありませんか。今回の「ほぉ〜ワード」はゲーム界の「毒」についての話です。 chunichi.co.jp/article/947398

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「賞味期限」と「消費期限」の違いは今や一般常識とはいえ、混同している原稿に出会うこともまれにあります。 (備蓄品の話なのに消費期限、とか) それを慌てて直したのか「消味期限」になっていたり。ショウミとショウヒ、そもそもなぜこんな紛らわしい名称にしたのか疑問です。

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「今冬」を辞書で引くと「今年の冬」。でも冬は年をまたぐのが難点で、秋に言う「今冬」は「今度の冬」でいいとして、春夏に言う「今冬」は「前の冬」にも使われるのが実情。 これを「今年迎える冬」と限定すればすっきりしますが、春の「過ぎた冬」という感覚も捨て難く、結局は文脈次第でしょうか。

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「逸話」は「逸する=あまり知られていない話」を指し、「有名な逸話」は正面から矛盾した表現ということに。 でも厳密に定義を当てはめて「この話は知らないから逸話でOKだな」と思っても、自分が無知なだけかもしれず、逆に「知ってる話だが自分がオタクなだけでは」などと考えると、基準はどこに。

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「『ひゃ』から始まる日本語は『百』に関連するものしかない気がする…」というつぶやきを見かけ電子辞書の前方検索をしてみたところ、確かに「百」の字がずらり。唯一見つかった例外が、「ひゃあ」。驚いたり恐れたりする時に発する声、とのこと。

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「カスハラ」は「そんな客はカス」という含意を(偶然)感じさせ、元々悪い意味のハラ(スメント)との相乗効果でセクハラ等より辛辣な響きを放っている気がします。 ふつう略語は語感が軽くなるものですが、カスハラはその強烈さがカスハラへの抑止力になっていたりするのかもしれません。

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「ある意味で」は非常に便利な言葉でつい使いたくなりますが、「具体的にどういう意味か」と省みると大抵自分の考えの浅さをごまかしているだけだと分かります。 「ある意味」(副詞)を載せる三省堂国語辞典の注記では「あまり意味もなく口ぐせで言う人も」と、ある意味本質を突いています。(あっ)

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【ほぉ〜げんワード】 「この色が栗きんとんを表しています」 「え? どっちの?」 編集中、実際に起きた会話です。「岐阜の」、「おせち料理の」と付けて話しました。「からすみ」でも同じことが…。 皆さんは何を先に思い浮かべますか? 約5000人の回答をまとめました。chunichi.co.jp/article/949461

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この投稿で触れた「来○」という表現、最近「来松」を知りました。訪問地は松山市だったり松江市だったり、さらには「松」が頭でなく末尾にある福島県二本松市というパターンも。松、バリエーション豊かです。 x.com/kotoba_no_genb…