十二二十六

「ワタクシこそが十二二十六その人です!! おめでとうございます!!!」 「あなたの事件は今この瞬間、 解決されることが決定いたしましたよ!!」 「あ…ハイ(大丈夫かな、この人…)」

「…そうだな。この事件が解決するまでの間、 助手として同行することを許可しよう」 「早速捜査開始だ！ついてこい助手よ!!」 「はいっ！」

陰ながら応援しています…！ お誕生日おめでとうございます！！ #坂本幕誕祭2024

「フッ ソニーの超探偵的ミラクルブログの 読者数に勝てるかな？」 「十二さんってブログとかするんですね？」 「…どうでしたか？」 「まあまあ… いや、なかなかやるようだな 照井明日香は。俺には及ばんがな？」 「(…これは 見栄を張ってるのかな……)」

「ここになにやら挙動不審な男が通っている とのことですが…あなたのことですね？」 「ぼぼぼ僕は怪しい者ではないですよッ！」 「た、ただ僕は ここに来れば会えるかもって……!!」

「───あとは自宅を調査しようと思って いたのだがな。もう日が暮れてしまったか」 「私は今からでも大丈夫ですよ？」 「お前はそろそろ帰らねばならないだろう」 「？今は───」

「では自由に調べて構わないな？」 「あの…えっと」 「───なるべく物を動かしたりはしないで下さい…」 「…安心しろ」

「この超探偵 現場を荒らすような真似はしない!!」 「(……最初は「大丈夫かな」って思ったけど)」 「十二さんなら───」

？？？？？

「十二さんて楽しい人ですね」 「───そうか、そうだろう」 「この十二二十六はユニークさでも超一流だからな！」 「……」 「……？」

「任せておけ」 「この超探偵に解決できない事件はない！」

「─────一週間前のあの日」

藤村きらら