私がセル画を好きなのはノスタルジックな部分もあるのだが、最近よく思うのは「誰かの意図や思惑によってそういうセルになっている」と言う"人間の考えた痕跡や営み"がそこに見て取れる部分にとても趣を感じるという事だ。 実際に誰かが手で色を塗った・色トレス線を引いた

フォロワーさんから、以前監督した「知っている手紙」のMVが100万再生に行ったよ　と教えて貰った。 ちょうどいいから今日のどこかで当時考えていた事とかを書こうかな...。(いまいまは忙しいので後で)

「知っている手紙」を制作していた時に考えていた事を、思い出しながら書いてみた。 結果的にかなり長くなってしまった。興味がある方に読んで頂ければと思う。 以下本文--------

#ガンダムUCE 少し前に完結しましたが、UCエンゲージ「アムロシャアモード」のアクシズを押し返すシーン。 劇場版のカットをベースにしている物に関しては、出来るだけ劇場の時の画面の雰囲気に寄せる努力をしました。

#ガンダムUCE 昨日松尾さんが言っていたカットはこれかなあ。 私も劇場版の富野さんのコンテを見ましたが、このブラシの色が赤か緑かでかなり受け取り方が違うかもと感じた。 気になる方はもう一度劇場版でのアムロの最後のカットを見てみると面白いかもしれない。 今回はこの状態で出せて良かった。

今回は緑色で正解だなと自分も思ったけれど、色んな事情があったとしても、逆シャア本編(劇場版)のあれはあれで良いかも　とも思う。 こういうの難しい。直せるって言われたら自分も直しちゃうかもだけど、それでいいのかっていう気分も同時に心の中にありそう。(これ言って伝わるかわからないけれど)

#ガンダムUCE 遅くなりましたが「クロスオーバーUCE」でも引き続き撮影監督を担当しています。 VガンダムやF91、ユニコーンにナラティブと盛り沢山ですが、撮影処理も色々試しながら頑張っています。 是非ゲームをプレイして新作映像を観て頂けると嬉しいです。

#ガンダムUCE クロスオーバーUCEにはラフレシアやバグ、鉄仮面も登場するのでびっくりです。 バグは刃先の回転処理、鉄仮面はケーブルを移動する光点などを撮影処理で追加しています。

#ガンダムUCE V2アサルトバスターキャノンガンダムに関しては、粒子加速リングのエフェクトやリング発生までのアニメーションやギミックに対して、撮影時にアイディアを足した上で撮影処理しています。 発射後のビームエフェクトや周辺への影響も含め、かなり高出力なものを想定して調整しています。

#ガンダムUCE クロスオーバーUCEに関して、当初私の中ではVガンダム当時の雰囲気を出そうかと考えていたのですが、「昨年度までのアムロシャアモードの雰囲気とは見た目を変えたい」というリクエストがあったので、アナログには振らず、逆にフルデジタルっぽい見た目に撮影処理を調整しています。

映像を完璧にすればするほど商品としての「価値」は高まるけれど、「作品」からは遠ざかって行くような感覚が昔からある。 私も映像を仕事にしている人間なので、出来る事なら完璧な状態にしたいと思ってしまう方だけど。

完璧でない物、隙のある物、余地のある物...そういう物には「これは人間が作ったのだ」という手ざわり感や、作品とその作品を感じ取る自らの存在という関係性(そういった事を感じる我々視聴者を受け入れてくれるような作品としての気分)の中で、本当の意味でその作品が作品たりえているような感覚があ

なんか少し調子が戻った気がする。 とにかく沢山寝て、思ってることそのまま話したりしたのが良かったのかな。 ただこういうのって油断するとすぐまた状態悪くなるから、良くなったから大丈夫だ　と安易に期待せず、警戒して頑張りたい。

以前から浮き沈みが激しい性格・性分ではあったのだが、今回の落ち込み方はいつもに増して激しかったし、結果的に色んな人に心配かけすぎたなと反省している。無理しないようにと言っても、結局やれる所まではやりたくなってしまうと思うので、うまく付き合って継続的に頑張れるようにしたい。

気にかけてくれる制作方面の方が、私の仕事の向き合い方をよく「深く潜る」と表現するのだけど、最初はそういう言い方もあるかも　ぐらいに思っていたのだが、ここ数日である意味では本当にそうかもと感じる部分があった。