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だいがん@移植外科医🇺🇸

@hpblivertranspl

消化器外科専門医,PhD🇯🇵→USMLEひとつも受からずとりあえず渡米→リサーチフェロー🇺🇸→移植外科フェロー🇺🇸。人生の合格した回数より落ちた回数の方が2倍多い。Twitterは優秀な方が多く、当時の自分が見たら諦めてたかもと思い、自分の挫折だらけのアメリカ留学の過程やアメリカ生活など少しずつ発信します。

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calendar_today04-07-2019 16:36:32

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日本の医療レベルは高いのでアメリカに臨床留学する意味があるのは心臓外科、移植外科、外傷救急、感染症などだけだと思うが研究留学に関しては圧倒的にアメリカの方が強い。ビッグデータの解析など研究手法が高度化しそれに伴い高額の研究費がかかるようになったが日本にその予算はなく凋落が著しい。

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医師の給料が下がって、「これからの医者はどんどん海外へ流出するだろう」と言われているが、英語を話せない日本人が海外で医師をするのはそんなに簡単な事ではない。 毎年1000人の医学生がアメリカ医師国家試験の受験を試みて、実際に受験するのは20人程度だろう。日本で働くしか選択肢がない。

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肝臓が悪い方、腎臓が悪くて透析を受けている方、心臓が悪くて呼吸が苦しい方は病院で治療を受けるがその中で「移植」と言う選択肢があると説明される事はほとんどない。希望を持たせても待機時間は5-10年かかり日本では非現実的だから。国民の権利として移植があることを知らされないのは罪だと思う。

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移植ってあまりに特殊な世界過ぎて世間一般の人から見れば正直どうでもいい話題だと思う。普通の人には「あー大事だよねー」とは言いながら差し迫った問題ではない。その優先順位の低い問題で大多数の承諾を取って前へ進まないと行けないのだろうか?大きな改革をする力を上の世代からは感じられない。

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移植外科フェローシップは体力の限界に挑戦するぐらいに忙しいのだが忙しさには波がある。例えば肝移植が1日4件あるような忙しい日はボーナスステージのように成長するが、そこで必要なのは「体力」。体力がなければ極限まで忙しい時に術前に正確な患者情報を把握できない。体力の差で成長が全然違う。

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移植が成功し退院する時にはその患者とよく写真を撮る。その笑顔がとても素敵だったら病院のSNSにも掲載される。 今この瞬間も移植の事を待っている人からすれば羨ましい?不謹慎?今も不幸な人を慮って無表情でいるより誰かが幸せになる事を喜びたい。それがより多くの人を笑顔にする道になると思う。

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30人以上の医師やスタッフが1日かけて他の手術をキャンセルして行う移植に支払われる診療報酬が190万円、そのうち手術機械で半分以上取られるのだから病院は移植をやればやるほど赤字。診療報酬を上げずに「誰かがやらなければ」という使命感におんぶに抱っこの国の怠慢。 news.yahoo.co.jp/articles/1f731…

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アメリカでのチーム医療の場合、1人パフォーマンスの低い医師がいるとチームのパフォーマンスに影響するので、チーム全体からフィードバックがあり、教育やカンファレンスなどが行われ、底上げを図ります。それでもダメな時はクビになります。チーム医療は優しさだけでは成り立ちません。

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アメリカのチーム医療では全ての決断が後ろ向きに検証されるので、適当な決断を下すと後からチーム内カンファで容赦なく追及されます。チームとしてシチュエーション毎にどんな対応をとるか毎週議論され意見の分かれるところは統一できるまで話し合います。自分流のやり方を貫く人はすぐに外されます。

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本当に触るだけでどこからでも大量出血する症例が肝移植にはある。極度の門脈圧亢進症など、、 そんな時はまずは助けを呼ぶ事だ。自分だけで終えようとするとバイタルが狂って麻酔科の先生が死ぬ。4人ぐらいの経験のある医師がワーっと30分ぐらいで出血を無視しながら肝臓を取り切ると出血は止まる。

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この子供が救われた事は喜ぶべき事だが、そのために日本では家族3人が命の危険を冒して臓器を提供しなければならない。脳死による臓器提供が全く行われずに健康な提供者のリスクによって移植手術がなされる現状はいびつだ。 世界初 生体肺肝同時移植に成功 #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/pickup/6493623

Tobi 飛 (@socalsurfpilot) 's Twitter Profile Photo

以前私がメディバックの会社で機長やってた時に一度スコッツデールからご搭乗頂いたと思う日本語で話したから覚えてらっしゃるでしょうか 行きは早朝帰りは夜お疲れだった様で帰りは先生方々皆んな爆睡されてた