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書写食堂のお品書き

@gourmand_shosha

★2023.04.16 ハッシュタグ「#書写食堂」に変わりました!
★2020.01.06~ 青空文庫から「食」に関する文章を選び、水曜と土曜の朝に、書写のお題として投稿するアカウントです。★ハッシュタグ→#書写食堂 ★中の人→@justice425403 ★解説文をコピー、転載することはご遠慮ください。RT推奨。

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calendar_today05-01-2020 15:05:52

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※明日のお題について 予約投稿の機能が使えなくなっているようで、明日のお題を予約していない状態です。 午前中に手動で投稿するつもりですので、それをお待ちいただければと思います。 書いていない過去のお題があれば、そちらもご活用ください!

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#書写食堂 第574回 久生十蘭「犂氏の友情」より 【スパゲティを】~【近づいて行った。】(73字) ※「犂氏」の読みは「カラスキーし」(犂=農具の「 からすき」)。パリで社会学を研究する山川石亭先生が、ロシア人のカラスキー氏から泥棒に誘われるが、実際はその目的は泥棒ではなく…。

#書写食堂
第574回 久生十蘭「犂氏の友情」より
【スパゲティを】~【近づいて行った。】(73字)

※「犂氏」の読みは「カラスキーし」(犂=農具の「 からすき」)。パリで社会学を研究する山川石亭先生が、ロシア人のカラスキー氏から泥棒に誘われるが、実際はその目的は泥棒ではなく…。
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#書写食堂 第575回 宮本百合子「身辺打明けの記」より 【野菜では、】~【楽しみの一つです。】(87字) ※大正期に新潮社が発行していた文芸誌「文章倶楽部」に掲載された随筆。「文章倶楽部」は、作家の写真や生原稿などを載せた視覚的にも楽しめる雑誌で、文壇ゴシップなども紹介されていた。

#書写食堂
第575回 宮本百合子「身辺打明けの記」より
【野菜では、】~【楽しみの一つです。】(87字)

※大正期に新潮社が発行していた文芸誌「文章倶楽部」に掲載された随筆。「文章倶楽部」は、作家の写真や生原稿などを載せた視覚的にも楽しめる雑誌で、文壇ゴシップなども紹介されていた。
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#書写食堂 第576回 柳田国男「母の手毬歌」より 【ことに】~【話の種にしている。】(83字) ※厚朴葉飯は、ホオノキの葉に豆ごはんなどをくるんで香りを移したもの。黄粉のおむすびは、黄粉の色を稲穂の色に見立てて、田植えの際に豊作祈願として供えたり食べたりする縁起物である。

#書写食堂
第576回 柳田国男「母の手毬歌」より
【ことに】~【話の種にしている。】(83字)

※厚朴葉飯は、ホオノキの葉に豆ごはんなどをくるんで香りを移したもの。黄粉のおむすびは、黄粉の色を稲穂の色に見立てて、田植えの際に豊作祈願として供えたり食べたりする縁起物である。
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#書写食堂 第578回 種田山頭火「行乞記 北九州行乞」より 【飯がないから、】~【しんみり話した。】(83字) ※行乞(ぎょうこつ、托鉢のこと)の旅の記録で、6月なのに雨が降らず梅雨らしくない、と山頭火は嘆いている。この年=1933年の夏は、山形で最高気温40.8℃が記録される猛暑となった。

#書写食堂
第578回 種田山頭火「行乞記 北九州行乞」より
【飯がないから、】~【しんみり話した。】(83字)

※行乞(ぎょうこつ、托鉢のこと)の旅の記録で、6月なのに雨が降らず梅雨らしくない、と山頭火は嘆いている。この年=1933年の夏は、山形で最高気温40.8℃が記録される猛暑となった。
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#書写食堂 第580回 ルイージ・カプアーナ/田原勝典・訳「金の羽根」より 【お腹が空いて】~【混ざっています!】(87字) ※ルイージ・カプアーナは、イタリア シチリア島出身の小説家・評論家。本作のような童話のほかに、故郷であるシチリアを舞台にした作品も多数発表している。

#書写食堂
第580回 ルイージ・カプアーナ/田原勝典・訳「金の羽根」より
【お腹が空いて】~【混ざっています!】(87字)

※ルイージ・カプアーナは、イタリア シチリア島出身の小説家・評論家。本作のような童話のほかに、故郷であるシチリアを舞台にした作品も多数発表している。
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#書写食堂 第581回 中谷宇吉郎「パーティ物語」より 【食前の】~【出す程度である。】(87字) ※日米の会食文化の違いを題材にした、1955年の随筆。馬鈴薯を薄く切って揚げたもの=ポテトチップスは、日本ではこの随筆が書かれた7年後の1962年に湖池屋から発売され、その後量産されるようになる。

#書写食堂
第581回 中谷宇吉郎「パーティ物語」より
【食前の】~【出す程度である。】(87字)

※日米の会食文化の違いを題材にした、1955年の随筆。馬鈴薯を薄く切って揚げたもの=ポテトチップスは、日本ではこの随筆が書かれた7年後の1962年に湖池屋から発売され、その後量産されるようになる。
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#書写食堂 第582回 寺田寅彦「涼味数題」より 【昼食時に】~【冷たかった。】(78字) ※「涼しさ」をテーマにした随筆。寺田寅彦は19歳まで高知県で暮らしており、現在は高知市内に残る邸宅(桂浜から直線距離で9キロほど)が記念館として公開されている。

#書写食堂
第582回 寺田寅彦「涼味数題」より
【昼食時に】~【冷たかった。】(78字)

※「涼しさ」をテーマにした随筆。寺田寅彦は19歳まで高知県で暮らしており、現在は高知市内に残る邸宅(桂浜から直線距離で9キロほど)が記念館として公開されている。
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#書写食堂 第583回 佐々木味津三「右門捕物帖 幽霊水」より 【てがらのおすそ分けに、】~【用いてね。】(82字) ※ぱいいち=一杯。江戸っ子は気性も料理の味も「あっさり、さっぱり」が好きで、脂っこいものが苦手。鰻の蒲焼も、「一度蒸して脂を落としてから焼く」という調理法が好まれた。

#書写食堂
第583回 佐々木味津三「右門捕物帖 幽霊水」より
【てがらのおすそ分けに、】~【用いてね。】(82字)

※ぱいいち=一杯。江戸っ子は気性も料理の味も「あっさり、さっぱり」が好きで、脂っこいものが苦手。鰻の蒲焼も、「一度蒸して脂を落としてから焼く」という調理法が好まれた。
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#書写食堂 第585回 薄田泣菫「茶話 大正五(一九一六)年」より 【囃子方の】~【言つたといふ事だ。】(63字) ※「茶話(ちゃばなし)」は、薄田泣菫による随筆集。六合新三郎は長唄の囃し方(器楽を担当する役)で、八代目までを数えたが、「辛子のおじや」の件はおそらく六代目の話。

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第585回 薄田泣菫「茶話 大正五(一九一六)年」より
【囃子方の】~【言つたといふ事だ。】(63字)

※「茶話(ちゃばなし)」は、薄田泣菫による随筆集。六合新三郎は長唄の囃し方(器楽を担当する役)で、八代目までを数えたが、「辛子のおじや」の件はおそらく六代目の話。
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#書写食堂 第586回 木村荘八「花火の夢」より 【その川風の中で】~【飴湯など。】(68字) ※木村 荘八(きむら・しょうはち)は画家、随筆家。うろうろぶねは、両国で川遊びをする船の間を移動しながら飲食物などを売る小舟で、もとは「売ろ舟」と呼ばれていたらしい。

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第586回 木村荘八「花火の夢」より
【その川風の中で】~【飴湯など。】(68字)

※木村 荘八(きむら・しょうはち)は画家、随筆家。うろうろぶねは、両国で川遊びをする船の間を移動しながら飲食物などを売る小舟で、もとは「売ろ舟」と呼ばれていたらしい。