金持ちの男が散歩をしていると、道端で雑草を食う小汚い男に出くわした。 ｢なぜ君は草を食べてるんだ？｣ ｢食料を買う金がないんです｣ ｢それは可哀想に。今から家に来なさいご馳走するよ｣ ｢本当ですか！家で腹を空かす妻と子も一緒にいいですか？｣ ｢かまわんよ。うちは庭が広いから｣

生活に疲れ、もう生きてくのがイヤになったので死ぬ事にした。 だが一人で死ぬのは寂しいのでネットで募集した。 割と近くに住む人が応募してきた。 約束の時間に集合場所についた。 お互いの遺書を読む事になるとは思わなかった。

「この湖にはね『怪物』がいるって言われてるのよ」 「何かの間違いでしょ。木の枝や光のきらめきを生き物と間違えたのよ」 「いや、いるんだって！」「いないわよ！」 「おれもここにずっと住んでいるけど見たこと無いなー！」 「ほら見なさい！いないのよ」「いるって！」

フォロワー稼ぐためにプロフも見ないでbotをフォローしまくるキチガイ、結構いるじゃん？噂じゃ、ネットでそういう奴を見かけたら住所割り出して刃物持って殺しに行く、殺人ハッカーがいるってさ。だけど、現場からはいつも凶器が見つからないんだとか。まぁ殺される原因作る奴が悪いよな。

アントニオ猪木が全盛の頃、床を「ワン！ツー」と叩きながらカウントをとると。どんなに熟睡しててもスリーカウント入る前に飛び起きたらしい。

親友に彼女を奪われた。ビルの屋上で花火観賞をしていた。「あいつを奪うみたいになって悪かったな」『しょーがない』「怒ってないのか？」『別に。あいつがお前を選んだだけ』「なら良かった」『あいつが待ってるから早く行けよ』「ありがとう。応援してくれ」俺は親友の背中を力強く押した。

「トラは縦じまに見えるが、間近で見ると横じまに見えるぞ。」 動物園で肉食獣の飼育を担当している友人の最期の言葉だった。

友人「俺さー野良犬に噛まれてから水割りすら飲めなくなってよー」 俺「へえーそうなんだー・・・じゃあストレート注文でいいんだよな」

あるところに通ると必ず幽霊にあうトンネルがあった。トンネル近くの中学校の女子が三人、そこに肝試しに行った。夜行くと怖いので昼に行ったがやっぱり怖く、三人手をつないで走り抜ける事に。トンネルを抜けた後、息を切らしながら三人は言った。 「「「真ん中で良かった」」」

反対していた両親を押し切って、今日から一人暮らし。一人で起き、朝食を食べ、ゴミを出して支度を整えた。憧れの一人暮らしを実現できたことで私は満ち足りていた。家に鍵をかけ、毎朝花に水をやっている近所のお婆さんに挨拶をして、私は学校に向かった。

道で｢十年後の自分が見えるカメラ｣なるものを拾った。冗談半分で自分を撮ってみると、なにも写らない。｢なんだ、壊れてんじゃんｗ｣そこで通りかかった友人を撮ってみた。するとそこには、ホームレスになった友人の姿が。友人の未来が心配になった。

ある夫婦に５歳になる娘がいた。娘「パパ、ママ、ウカヤヘテギン。」夫婦「なにを言ってるんだ？」次の朝娘「エニソヌレチキエザン。エニソヌレチキエザン。」夫婦「おかしな子だなあ」その次の日、娘が急死した。葬式後に夫婦は言葉の意味に気づき夫婦は急いで家から逃げ出した

誕生日にホームパーティを開いた。その時、家の中で皆の写真を撮ると変なものが映った。背後の押入れから見知らぬ青白い顔の女が顔を出しこちらを睨みつけてる。 これはヤバいって事で霊能力者に鑑定してもらうと 「この写真からは霊気を感じない。心霊写真でも何でもない」 もうビックリした。

潔癖症の男がいた。 ある日男は椅子の上に立ち、上から部屋を見渡していた。 普段見えない場所にかなり埃がが溜まっていた。 冷蔵庫の上 蛍光灯の傘の上 「今は掃除しなくていいか」 そう言って男は椅子から降りた。

医学部時代の友人から連絡がきた。「恋人の腹部に腫瘍ができてしまったんだ。すぐ手術すればいいのに嫌がって、やっと説得したんだがもう普通の病院では手遅れだ」「それは気の毒だな」「そこでお前に手術してもらいたい」「え？」「頼むよ、金なら払う」「うちは産婦人科だぞ？」「頼むよ」

美しすぎるあの子に目を奪われた。思わず手を取ると驚いた顔。それでもキリキリと胸を締め付けられる。苦しいよ、と言ったら最高の笑顔でハートを撃ち抜かれた。もう誰も見えない。

最近一人暮らしするようになって、部屋のインテリアとして、パズルを飾ることにしたんだよ。暫く光を浴びた後、暗くなると光るってやつで、その光が儚くていいんよね。 この前も夜帰ってきたら、そのパズルが淡く光っててさ、なんか出迎えてくれているようで癒されたんだよ。

魔法の砂時計を貰った。砂が落ち切るまで5時間かかるが、落ち切った時に最後にひっくり返した奴の願いが叶うらしい。昨夜、いつも俺の部屋に入り込む飼い猫虐めて親に怒られたな。大金持ちになって家出してやれ。…で、今朝登校前にひっくり返した。帰り着いて机を見た時、砂が落ち切った。

息子が誘拐された。 「警察に知らせたら殺す」 と言う決まり文句で始まり、多額の現金を要求された。とてもそんな金は無い。 俺は懇願した。せめて、せめて分割にしてくれと。 犯人は躊躇っていたが、説得のかいがあり承知してくれた。

僕はお金をためて景色が絶景と評判の高級マンションの最上階に引っ越してきた。だけどこのマンションは子供が多いらしく毎晩上の階から子供の泣き声や走りまわる音がする。いい加減うるさいからまた引っ越そうかな・・・。