詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile
詩織

@siori_shashasha

京都大学理学部卒/就活に失敗し、プライドを捨てて派遣社員として働いています/大学合格時が人生の頂点だった女の物語です

ID: 1730225108717817856

calendar_today30-11-2023 13:59:56

153 Tweet

6,6K Followers

29 Following

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

「あなたの言動に触れ、京大卒への信頼が揺らいだ」と告げられ、京大卒の私は、眼前の男性を滑稽に思った。なぜなら、一個人との相性の悪さをもって、京大卒全体を貶めようとする短絡に、知性の欠如を感じ取ったからだ。どのみち彼は、京大とは縁遠く、学歴水準が低い環境に身を置いてきたに違いない。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

私の生きがいは、「私は京大卒だ」と触れ回り、自分より学歴が低い人々を嘲弄することだ。無論、それが上品な趣味でないことは重々承知している。だが、自らの学歴を明かすとき、興奮が全身を駆け巡り、胸が激しく高鳴る。困窮の中にある私が、これほどヴィヴィッドな高揚を味わえる瞬間は、他にない。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

医学科志望の高三のいとこに、京大理学部の魅力を卒業生として熱弁していると、叔母から「とはいえ、あなたは派遣社員でしょう」といさめられ、憤然とした。底意地の悪い軽蔑の色が叔母の態度にちらついたのだ。私からも「とはいえ、あなたはボーダーフリーの女子大卒でしょう」と釘を刺してやろうか。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

「社会に出たら学歴は関係ない」と喧伝する高学歴の人を見る度に、虫酸が走る。謙遜の仮面をまとい低学歴の人におもねる彼らに、京大卒の私から問いたい。あなたの学歴は、苛烈な入試を経て勝ち得たものではないのか。それを今、「無価値だ」と切り捨てるのは、己の尊厳を削り取る行為ではないか、と。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

兄弟姉妹が欲しい。そもそも、学歴談義が一筋縄ではいかないのは、各個人の遺伝的資質や生育環境が異なるからだ。しかし、近しい条件で育った者がいれば、対照実験として有用であり、クリアーな比較ができる。京大卒の私が学歴を吹聴するときに、私の努力量を裏づける格好の引き立て役となっただろう。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

日東駒専卒の正社員がミスを犯す度に、その場で飛び上がるほど嬉しくなり、デスクの下でガッツポーズを小さく決める。京大卒の私の眼前で、学歴相応の低能ぶりが露呈したと感じるのだ。私は、彼が馬脚を現す瞬間を、ヴィヴィッドに記憶する。そして、何度も思い返し、心の中で愚鈍な彼を眺めて楽しむ。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

「京大まで出て派遣社員になったあなたは、不幸でかわいそうな人だ」と言われ、逆上のあまり激しい耳鳴りに襲われた。世間の尺度で、私の人生を頭ごなしに切り捨てられたからだ。私は日々、学歴を唯一の拠り所に、自己を肯定しようと努めている。不遇のレッテルを勝手に貼られるのは、まっぴら御免だ。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

ここで声を大にして言いたい。たとえ低学歴であっても、身の丈を知って高学歴への敬意を忘れない人に対し、京大卒の私は、心服こそすれ、学歴を茶化すことはしない。しかし、見劣りする自身の学歴から目をそらし、社会の中で分不相応に背伸びをする人を、私は「低学歴のロクデナシ」と呼んで軽蔑する。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

「子どもは欲しくないのか」と問われると、不穏な想像が頭をよぎる。それは、我が子が低学歴になってしまう事態だ。勿論、例えば日東駒専に進学しても、人としての価値を直ちに失うとは思わない。しかし、道を踏み外した子を「京大卒の私の汚点」と認識せずに、愛し続ける自信が、私には全くないのだ。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

人事担当者には総じて、唾棄せんばかりの憎悪を感じる。京大卒の私が就活で、箸にも棒にもかからなかったからだ。「中小企業で構わないから、正社員として雇ってほしい」と頭を下げる私に、学歴の劣る人事が迷いなく「一次面接落ち」を突きつけてきた。就活で私が得たのは、理不尽という名の傷だけだ。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

知人から、「今後は『京大』や『学歴』といった単語を入れずに話してくれ」と懇請され、京大卒の私は丁重に断った。なぜなら、学歴への誇りだけが、派遣社員に落ちぶれた私の背骨を支えているからだ。自らの学歴が脳裏から離れない私にとって、学歴に言及せずに会話を交わすのは、到底できないことだ。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

叔母の出身大学がボーダーフリーだと何気なく指摘したところ、叔母から「私の時代は違った」と烈火のごとく反論され、ギクリとした。確かに、大学のレヴェルは時代とともに変動する。しかし、常識的に考えて京大がBFに転落する可能性は低い。京大卒の私は憤る叔母を尻目に、その安心材料を噛みしめた。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

「旧帝大出身者は皆すごい」と称揚され、京大卒の私の中に強い抵抗感が湧き上がった。序列が高く独自の存在感を放つ京大が、下位の旧帝大と横並びにされたと感じたのだ。そもそも、大学群に括られて得をするのは、専ら下位の大学だ。私の学歴を俎上に載せる際は、「京大卒」と正確に名指ししてほしい。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

上司から、「あなたの独り言が耳障りだと苦情が来た」と叱責され、面白くなかった。直接私に伝えず、上司を介して圧を加える小胆なやり口に、苛立ちが募ったのだ。京大卒の私は、その学風通り、誠実な対話を尊んでいる。言いたいことがあるのなら、悪辣な手段を使わず、正面切って名乗り出たらどうか。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

京大卒の知人が「学歴を自慢しても、高卒の人には響かない」と発言し、同窓の私は違和感を覚えた。「高卒の人は京大合格の価値を理解できない」と暗に告げたように聞こえたからだ。他方で、私はどんなに低い学歴の人にも背を向けない。学歴開陳の専門家として、平等なマウンティングを揺るぎなく貫く。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

私の強みは、「自らの学歴を即座に示す瞬発力」にある。京大在学中から一貫して、初対面の相手に対し学歴をいの一番に開陳することを心がけてきた。なぜなら、対人関係において、学歴が信頼形成の起点になると確信しているからだ。これからも、「私は京大卒だ」と機敏にアッピールしていく所存である。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

近頃の若い学歴厨は、学歴への信仰心がまるで足りない。なぜなら、彼らは学歴厨を自称しつつ、「学歴に見合った収入がなければ無駄だ」とうそぶくからだ。なによりも、筋金入りの学歴厨である私には、彼らの姿勢が不誠実に映る。学歴に純然たる価値を見出せない者は、即刻この業界から立ち去るべきだ。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

「なぜあなたは学歴を誇示するのか」と問われ、不可解な質問だといぶかしく思った。なぜなら、「そこに低学歴の人がいるから」と返すほかないからだ。自分より学歴が低い人を見つけると、私の全身がうずうずと騒ぎ立つ。そして、「私は京大卒です」と告げたい衝動が充溢し、自然と口から弾け出すのだ。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

日東駒専卒の正社員が、京大卒の私が出す業務改善の意見を「自我を出さずに言うことを聞け」と切り捨ててくる。確かに、私の立場は派遣社員だ。しかし、職場内で図抜けた学歴への自負が、一言居士として牙を剥く原動力になる。少なくとも、三流私大卒に足蹴にされるほど私は落ちぶれていないつもりだ。

詩織 (@siori_shashasha) 's Twitter Profile Photo

初めて京大医学科卒の人に会った日のことが、脳裏に刻まれて離れない。会話中に彼の学歴を知った途端、私は二の句が継げなかった。畏怖と陶酔に震えながら、気安く口を利いた自分を面目なく思ったのだ。その後「恥ずかしいから控えてくれ」と顔をしかめられても、私の頭はひれ伏すことをやめなかった。