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水面に俺は映らない。 映るのは俺のコートだけ。 川だかなんだか知らないが流れてゆく、 流れは留まるわけもなく、 俺はなんだか悲しくて ただ下を見る。 濁鏡はただ川底を映す。

間延びする。 真直ぐに行路 コンクリの橋の真ん中で。 枯れ葉、落ち葉が打ち上げられる。 我に人おらず。 水底のいしだ、 朝はやけに澄んでいる。

南に光る空仰ぎ、北に曇天を呼ぶ。 消失点へと歩く。 水面は不思議で。揺れている、 朝に太陽を掲げ、 夕べに星と飛行機を観る。 雲は不思議で。膠着している、 消失点へと歩く。 消失点へと歩く。

わけのわからぬぱいぷ。 ネズミにはレインボーブリッジだろうなぁ

道なき道は川。或いは僕の後ろ

朝にぬくもり。川緑で待つ俺

死ねるもんか、まだまだこんなにも浅い。

下を見る。

大衆

消失点

【情報解禁🌟】 第３回演奏会のチラシが完成しました！ なんと！FEMさんも賛助出演していただけることに！ また公募団員も募集するのでお楽しみに！ 3/16（日）米子市文化ホールにてお待ちしております🥹 #情報解禁 #合唱 #演奏会

僕の心は真っ黒なんだァ。 血の色みたいに真っ黒なんだァ。 そんなに黒だと言うのなら、 なぜ君の目は色もないんだい？ それはもう黒ですらないのだよ？ 君はいやに気取って黒だと語るが。 それは腐った腐敗色だね。 『３人の男の或る対話』

眩んでしまう水の子達よ、 お前らは窓に寝そべって、 光の眼を屈折する。 近くは無色透明で、 遠くは白濁とした勢いがある。 星の真似してビル街の、 賤吏の居ない箱にいる。 動ける蝶の昏い朝、 従僕のバケツに突っ込んでる。 くらえ！くらえ！角刈りの女よ！ され！され！青髭の男よ！

美しさの象徴と言えば、 例えば白い雪、 例えば黒い瞳、 例えば銀の燭台、 例えば黄金の鏡、 例えば碧の海、 例えば茜の空、

月白色の硝子越し、 姿も見えぬ茜どもが、 アラブの方へ消えていく、 お前が走った直線も、 三叉路の隙間に消えていく、 斑状にかたまった己らは、 いとも容易く剥がれ剥がされ、 ちっとも知らない向こうの通りを、 お前と誰かがつくっているのさ、 陽紅とした様々な、 滲んだ輪郭の外のお話。