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伊丹十三bot

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敬愛する伊丹十三の名言をつぶやきます。非公式botです。少しずつ増やしていきます。

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calendar_today19-07-2012 15:48:31

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まことに餃子作りというのは精神修養に似ていると思うのであるが、しかし、であります。私たちは料理に手間を惜しまぬ人たちでしたよね。だから、肉屋なんぞに、餃子の皮と称する煎餅のようなものを売ってるが、冗談じゃあない。あんなものを使うのはよしましょうね。(女たちよ!/伊丹十三)

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フェラーリくらいの最上等の車になると、色は渋いほど洗練された感じになってくる。白でもすでにはで過ぎる。赤ときては論外であろう。車はフェラーリくらいの芸術品になると、色で目立たせようなんてことが、車に対する侮辱になってしまう。(女たちよ!/伊丹十三)

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テーマをたてるということは実に厳しいことなのです。一つのテーマをたてるということは、当然なにかの犠牲をともなうわけだ。 (女たちよ!/伊丹十三)

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フランス人の手にかかると、全てのものが柔らかく丸みを帯び始める。重苦しさ、力強さが影をひそめ、すべての物が、甘く、軽く、洗練された表情をとり始める。(女たちよ!/伊丹十三)

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ところが(なんということだ!)このような「父親」を日本人はまだ「発明」しておらず、従って日本人の在り方は本質的に「僕と母親」が引き裂かれぬ「二人で一人」の関係をぬけ出していない。(自分たちよ!/伊丹十三)

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歴史を考えるとき、"もしもあのとき"と、問うことは無意味である。しかし、それゆえにこそ、これほど魅力的な問いかけもないのである(欧州から愛をこめて/伊丹十三)

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語学において三段論法を適用する過ちはここにある。「シェイブド・フィッシュ」はあくまで髭を剃った魚であって「削り節」にはならない。 (女たちよ!/伊丹十三)

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スターリング・モスという名レーサーは、普段は自転車に乗ってるそうです。街を走ってる自動車は、あれは自動車でなくて単なる足だ。どうせ足なら自転車のほうが健康にいい、というのです。 見識、ではありませんか。(ヨーロッパ退屈日記/伊丹十三)

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だからねえ、アメリカ人が笑うといっても、これはそう簡単に愛想がいいというような単純なことじゃない。独立独歩の、いわば西部の開拓者の如き屈強の男二人が顔を合わせる。すかさず一人が歯を剥いて笑う。 「さあ、俺は笑ったぞ。自分の協調性を証明したぞ。今度はお前が証明してみせる番だ」

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飛行場で、ゲートを通ってから飛行機まで走る男がいるじゃありませんか。あれが私にとっては不愉快でならぬ。田舎のお婆さんなどが、理由のない恐怖にかられて走るのならともかく、大の大人が走るのである。エゴイズム剥き出しで、同情の余地というものがない。 (日本世間噺体系/伊丹十三)

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ところが(なんということだ!)このような「父親」を日本人はまだ「発明」しておらず、従って日本人の在り方は本質的に「僕と母親」が引き裂かれぬ「二人で一人」の関係をぬけ出していない。(自分たちよ!/伊丹十三)

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時代は進歩しているのであろうか、それとも単に移り変わっているのであろうか。若ものたちの趣味が、このような低い次元で、根無し草のように漂っていることは困ったことだと思うのです。 (ヨーロッパ退屈日記/伊丹十三)

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つまりね、笑うとか、微笑む、とかいうんじゃない、歯を磨く時みたいに、歯を全部見せるわけです。もう、口中歯だらけ。つまりーーなんていうかなーー要するにバート・ランカスターなわけよ。アレモンで二カッと笑うわけ。(週刊文春「原色自由圖鑑」/伊丹十三)

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「ゥ右に見えますのは、ゥ富士山でございます。ゥ標高、ゥ三千、ゥ七百、ゥ七十六メートル、ゥ東京タワーの、ゥ十倍の高さでございます」(女たちよ!/伊丹十三)

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包丁を持つ時には、柄のぎりぎり一杯前を握り、なおかつ人さし指を峰の上に乗せるのが正しい。私はこのことを辻留さんにならった。(女たちよ!/伊丹十三)

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六月十四日 晴れ。撮休。大滝氏、玉置氏と熱海の「スコット」へ。二人と別れて小田原で「スカーフェイス」を見る。クレーン濫用のフワフワキャメラ。ハワード・ホークス、ベン・ヘクトに捧ぐ。とあったがホークスもこんなものを捧げられてはたまるまい。(「お葬式」日記/伊丹十三)

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「あたしギター習ってるのよ」 「ほう、それはいいことじゃないか」 「でもね、ひと月でやめちゃった」 「どうして」 「弦が切れちゃったのよ」 どうにも侘しい。(女たちよ!/伊丹十三)

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最初のページだけ丹念に辞書を引いてぎっしりと書き込みをする。そうして、二ページ目以降新品同様。 こういうインテリくらい醜いものはない、と私は思う。そういうインテリに私はなりたくないし、あなたにもなってほしくないと思う。(再び女たちよ!/伊丹十三)

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「これ見よがし」のスタイルが現れると何の選択の基準もなく、次から次へと手を出す。刺激の強いものでないと、着ている気にならない、という、一種の病気のようなものにみんなが取りつかれている。 困ったことではありませんか。 (ヨーロッパ退屈日記/伊丹十三)

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と、まあ、それくらいの気合を持っていただかぬことには「スパゲッティの正しい調理法」はとうていお教えするわけにはいかない。いいですか「正しい」調理法なのだ。正しいなどという言葉は私は確信がなければ使わない。気合が入っているのだ。(女たちよ!/伊丹十三)