テキサス州立大学オースティン校の客員教授に着任することになりました。 コーリンロウやヘイダックがTexas Rangersとしてフォルマリズムの礎を産み出し、チャールズムーアが最晩年を過ごした地。 8月から年内いっぱい現地に滞在予定です。

【本日発売】📕 新建築2025年8月号 建築100年 PART 1 1925年8月に創刊した『新建築』。『新建築』2025年8月号、9月号は、加藤耕一氏、坂牛卓氏、権藤智之氏、長谷川香氏の4名の監修者を迎えた連続特別号とし、「建築100年」を掲載します。 ▽詳細情報、購入はこちらから post-architecture-books.com/collections/sk…

このたび，京都大学工学部建築学科では下記の通り年縦断講評会「VERTICAL REVIEW」を開催いたします。 日時　2025年8月8日（金）15:30 – 18:30 視聴　 youtube.com/live/P7Uem2jHc… クリティーク・ゲスト 畑友洋　大西麻貴　平野利樹 ＋京大常勤教員 司会 平田晃久　榮家志保

いつか行きたいと思いながら行けていなかった湘南台文化センターに。 記号化されたエレメント、立体的に交錯する動線は何より、過剰なまでに反復する幾何学による圧縮効果によって、箱庭的世界が展開されていた。

年会費24万円のJALの高級クレカのサイト、使ってる画像がAI生成なせいでポップコーンにストロー突き刺さってたりフォークが異形すぎたりしてとても味わい深い jal.co.jp/jp/ja/jmb/jal-…

Upcoming Webinar | 'Chashitsu: Auditory Tea Room' with Midori Komachi (Midori Komachi 小町碧) and Nick Luscombe (Nick Luscombe) Date: Thurs 4th Sept 2025 Time: 12pm- (BST) / 8pm- (JST) Location: Online webinar (Zoom) To learn more and book your place: dajf.org.uk/event/chashits…

オースティン、日本と変わらないくらい蒸し暑い。

これから4ヶ月ここに住むことになるとは...あまりにも贅沢すぎる。 最晩年のチャールズ・ムーアがパートナーのアーサー・アンダーソンとともに建てた自邸兼事務所で、自分が滞在するのはアンダーソンの居住部分。

外観はとても簡素で素っ気ない感じだが、切り絵のようなトタンの扉をくぐるとその先にプールが見え、さらに軸線上にはダウンタウンのスカイラインが一望できる。 プールを囲うコの字型の配置計画で、プールを挟んで一方がアンダーソンのエリア、もう一方がムーアのエリアになっている。

ムーア居住部分も入口からダイニング、暖炉を囲んだ応接の場、より親密なリビングまで連続する空間で、それに沿って構造・設備を兼ねた本棚を列柱のように配置。家具と建築が一体化したジャイアントファーニチャーの手法が全面的に展開されている。 ジョン・ソーン自邸を思い起すような空間。

なお、これを含め、西海岸の自邸、シーランチの1ユニットはムーア財団が所有、管理している。 理事長自らがDIYで各物件の補修をやっているみたいで面白い。 charlesmoore.org

アメリカのポストモダニズムは、特に住宅建築というタイポロジーにおいて本当に豊かな空間を生み出していたのだと改めて考えさせられた。 今は住宅建築の最前線＝日本の狭小住宅というイメージが世界的にも定着しているけれど、そこには見出だせない豊かさがここにはある。

前にアメリカに住んでいたのは1ドル90円台の時代だったので、今回はインフレも伴い何をするにも滅茶苦茶コストがかかる。感覚としては当時の3倍。 車もまだ手に入れてないので、ここテキサスではどこに行くにもUberが必要になり、片道9ドルからの世界… 外食も最小限にすべく、朝食はがっつり食べる。

無事職員証をゲット。運転免許と同じでその場で顔写真を撮影されるのだが、スマイルで！というアメリカあるあるの指示をされ、引きつった笑顔に。

Season Two greetings, Vaulties. Starting December 17, the Wasteland is your new home for the holidays.

こちらに来てもどこの大学でも同じように採用後のコンプライアンス講習会を受ける必要があり、オンラインで受講しているのだが、2023年に可決したテキサス州法により、大学などの高等機関でのDEIは禁止となってますと出てきて、レッドステート（共和党が主流の州）に来たんだなぁ、と実感。

モーゼの十戒を公立学校の教室のよく見える場所に設置しなければならない、という州法もあるらしい...さすがに差し止め判断が出ているようだが... これもキリスト教保守派が多い南部ならでは、という感じがする。 このあたりの事情ついては、金成隆一「ルポ トランプ王国」を読むと分かりやすい。

部屋を斜めに区切るペディメント、ふと触ってみるとスタイロフォーム製だった… 確かに手に触れる高さでないから強度は不要とはいえ、割り切りがすごいな。