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東部スラヴィヤンスク。夫セルヒーさんは事故で視力を失い、妻ネリャが支えてきた。3週間前、ミサイルが庭に炸裂、屋根が吹き飛んだ。取材中ヒューンと音がして身を伏せる。ネリャさんが私の頭を押さえてくれた。ウクライナ軍戦闘機の音だったがミサイルの飛来音と区別がつかない。3年続く戦時下の日常

東部クラマトルスク。昨夜、ブーンと原付バイクのようなエンジン音が夜空に響きドーンと爆発音。自爆ドローン・シャヘドだ。今日、着弾現場に向かう。集合住宅4階に炸裂し11歳の少女、母、祖母が負傷。毎日のように起きる悲劇。これは「不運な事故」などではなく 殺戮を意図した攻撃。いつまで続くのか

ロシア軍との前線に近い地域の住民、子どもたちの状況を取材。ボールで遊ぶ少年たち。その背後を通り過ぎていった車が…

東部戦線の野戦病院にて。この髪型はモヒカンではなく、勇猛果敢なコサック騎兵の伝統ヘアスタイル、オセレーデツィのアレンジ。日本だと、有事の際に自衛隊員がサムライにあやかって、ちょんまげにするようなものでしょうか。ちょっと違うか…。そうならないことを願っています

家族に招待され、復活祭のケーキパン（パスカ）を作る。いまいる地区では昨夜からは防空警報は鳴らず、防空アプリも警戒の赤表示なし。ロシアの思惑は分からないが、わずかな間でもミサイルに脅えないで済む、そんな普通の時間が市民にどれほど重い意味を持つか。攻撃停止期限は今夜12時まで

「プーチン氏宣言の復活祭『一時停戦』は不発」（読売）「プーチン氏要求30時間停戦不調に終わる」（毎日）の見出し。だが戦闘地で交戦はあったにせよ、都市部にミサイルが飛んでこなかったことは、戦闘継続か、被占領地放棄・停戦か迫られる市民の心理に大きな影響。期限が過ぎた明け方、再び防空警報

ウクライナの路上に、ゼロ戦みたいなフェアレディがありました

自爆ドローンの攻撃が激しく、前線取材は以前より困難になった。砲兵拠点への移動はドローンの動きが鈍る夜間に。カメラの感度をいっぱいに上げるが撮れているかわからない暗闇。兵士の赤いライトだけが光る。ロシア軍陣地に向け152mm榴弾砲を発射する兵士。撃つとすぐ塹壕に駆け込む

砲兵の塹壕。砲撃命令が下り、兵士たちは緊張した面持ちで塹壕を出る。暗闇のなかを進み、持ち場に向かった （東部戦線・クプヤンシクで）撮影：玉本英子

前線近くに行くと軍関係の車に自爆ドローン対策の無線妨害装置（ジャマー）がついているのを見かける。兵士はこれを「レブ」と呼ぶ。ロシア軍が昨年後半頃から投入しだした光ファイバー有線式ドローンにはジャマーは効かない。自動式散弾銃が有効というが、高速で突っ込んできたら撃つ余裕あるだろうか

日本がウクライナに送った自衛隊車両が激戦地に投入。現地最新取材です。全３回＜独自・ウクライナ東部戦線①＞自衛隊車両、ポクロウシク攻防戦に投入、交換部品なくネット検索で入手（写真16枚）玉本英子・アジアプレス◆前線で迫撃砲輸送、愛称はミツビシ略して「ミツィク」 news.yahoo.co.jp/expert/article…

ウクライナの自衛隊車両の現地取材の続き②です。ロシア軍の自爆ドローン攻撃にさらされる状況を兵士に聞きました＜独自・ウクライナ東部戦線②＞有線式自爆ドローン攻撃に直面する自衛隊車両、ジャマー効かず（写真15枚）玉本英子・アジアプレス◆ゴム硬板で応急防護 news.yahoo.co.jp/expert/article…

ウクライナでの自衛隊車両取材の続き③です ＜独自・ウクライナ東部戦線 3＞自衛隊車両、ギア故障や車輪不調も修理に苦闘（写真25枚）玉本英子・アジアプレス◆スペアなく兵士困憊◆「ギア故障でどうにもならず」◆様々な「重み」を背負ってウクライナに渡った自衛隊車両　news.yahoo.co.jp/expert/article…

ウクライナに送られた自衛隊車両、現地取材の動画です（8分30秒）【動画】＜ウクライナ東部・現地報告＞自衛隊車両、ポクロウシク攻防戦に投入、第157独立機械化旅団◆動画とは別ですが追加情報として、ロシア軍に参加した中国人兵士の一人を拘束したのが、この第157旅団です news.yahoo.co.jp/expert/article…