【2型DM＋MASLDに対する経口セマグルチド（DOM)】 日本、多施設前向き MASLD＋2型DM80人、70人が48週経口セマグルチド継続 ※対照なし 体重　76　→72 AST　42　→27 ALT62　→35 TG　142　→111 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39223865/

【SGLT2iがパーキンソン病発症抑制と関連？（DOM）】 米、メディケアデータ、後向き パーキンソン既往ない65歳以上2型DM9万人（平均75歳） 0.6％がパーキンソン病を発症 SGLT2i vs DPP4i　PSマッチで パーキンソン病発症ハザー比　0.70［0.55-0.89］

【胃不全麻痺とビタミンD欠乏の関連（Dig Dis Sci）】 米国、胃不全麻痺症状ある513名を横断 288人（56.1％）が30未満、132人が20未満 ビタミン低値は、悪心・嘔吐の増加と有意に関連 胃不全麻痺は1型DMの5%、2型DMの2%に併存。 ビタミンD評価、補充が有効か今後検討。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38877334/

【1型DMの大腿骨近位部骨折が東アジア･オセアニアで増加？（DOM）】 Global Burden of Disease(GBD)研究よりデータ引用 世界各地域別の年齢標準化罹患率（ASIR）を算出 オセアニア＋東アジアでは罹患率が増加傾向

【1型DM女児では神経障害前に骨変化(JCEM)】 1型MD女児（n=21）、対照（n=12） HR-pQCTで、 橈骨遠位部（-14.6％）と脛骨（-12.8％）で海綿骨体積率低下。 骨マーカーもオステオカルシン（-30％）、CTX（-36％）と低い ※DXAによる骨密度には有意差はなし pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39056255/

■飛行機での気圧変化がインスリンポンプに影響（EASD2024） 低気圧室を使って模擬飛行実験（26台中10台がMinimed 780G） 離陸時（気圧低下時）、インスリン0.60単位多く出る 着陸時（気圧上昇時）、インスリン0.51単位少なく出る 通常の飛行ではごく少量の変化

【妊娠時メトホルミン中止 vs 継続（Diabetes Care）】 米国、2つのレセプトデータ統合 妊娠時にインスリン＋メトホルミン使用2型DM合併妊婦2983人 妊娠中にメトホルミン中止(72%) vs 継続群で 周産期複合リスク 0.92（0.81, 1.03）とかわらず pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39042587/

★糖尿病治療薬 薬価一覧 ★ 現在処方可能な糖尿病治療薬の薬価一覧です。 自分で作りながら価格バーが分かりやすいなと思ったので、参考になれば幸いです（一部未掲載あり）。 間違いがあったら、どうか教えて下さい😣 ★PDF版（A4･4頁） dm-memo.com/_files/ugd/07f…

【時間制限食、RCTで体重、血糖改善せず（Ann Intern Med）】 肥満＋糖尿病前症 or 薬剤非使用糖尿病18〜69歳41人 12週間RCT 時間制限食：午後1時までに80％のカロリーを摂取し、10時間の食事制限 対照群：午後5時以降に50％以上のカロリーを摂取し、16時間以下の食事制限

【腎移植＋膵島移植 vs 腎移植単独（Lancet DE）】 フランス全国登録、 2391例の1型糖尿病患者が腎移植 そのうち47例は膵島移植も受けた 膵島移植あり 40人 vs なし 80人マッチングで 移植片生存率　HR 0.44（0.23-0.88） 死亡リスク　HR 0.41（0-13-0.91）　と有意に低下 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39250921/

■日本糖尿病学会より CGM指標に関するコンセンサスステートメント ・TIR、TAR、ABR%の目標については、従来のATTDのを引用 jds.or.jp/uploads/files/… 「先進医療機器により得られる新たな血糖関連指標に関するコンセンサスステートメント」策定に関する委員会

【胃切除低血糖へのボグリボース効果をCGMで確認（JDI）】 韓国、胃切除後に症候性低血糖認めた3例 ボグリボースで低血糖エピソード減少、CGMで確認。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39196672/

【経口セマグルチド50mgで食事量40%低下（DOM）】 肥満61人 セマグルチド50mg vs プラセボ20週間 経口エネルギー摂取量　-39.2%（-59.0～-19.4) パラセタモール吸収での胃排出測定では差はなし アンケートでは概ね空腹感低下しており、精神的影響は少ない pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39082206/

【DKDにおけるGLP-1/グルカゴンデュアルアゴニスト(Kidney Int）】 第2b相試験 T2DM＋CKD（eGFR 20以上、UACR 50以上）46.8％がSGLT2i併用 コタデュチド vs プラセボ vs セマグルチド1mg コタデュチドは UACR　-43.9％～-49.9％　と有意に低下

【日本人2型DMでの週1回インスリンイコデクの効果（DOM)】 週1回インスリンイコデク vs 1日1回基礎インスリン ONWARDS 1、2、4試験のうち、 日本人データのみの解析 インスリン未使用(ONWARDS 1) インスリン使用経験者(ONWARDS 2 /4) A1c、TIR、低血糖は同等 （人数少ないので検定は難しい）

【リベルサスvsオゼンピック、日本で継続率高いのは？（JDI)】 日本、レセプトデータ後向き観察研究 経口セマグルチド vs 注射セマグルチドでは、 経口セマグルチド（リベルサス）のほうが長期継続率高い 半年あたりで逆転する

■日本透析医学会から 「血液透析患者の糖尿病治療ガイド 2024」【案】 ・12年ぶりの改訂を予定。 ・GA目標は変わらず。 ・CGM活用、腹膜透析など拡充 ・血糖指標は透析前血糖値、GAを用いる。HbA1cは血糖コントロールを正確に反映しない ・目標はGA＜20%、透析前血糖値（随時血糖値）＜180mg/dL

▼透析患者における糖尿病治療薬選択（※私見） 個人的にはだいたいこんなイメージで選択していますが 、合っていますでしょうか???

【SGLT2i使用が認知症リスク低下と関連（DOM)】 TriNetX電子カルテ後向 50歳以上、認知症のない2型DM19万人 SGLT2i vs DPP4iで 認知症発症　ハザード比 0.62（0.59-0.65） 全死亡　ハザード比 0.54（0.52-0.56） SGLT2i vs GLP-1では 認知症HR：0.92　0.87-0.98 全死亡HR：0.88　0.85-0.91