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既視の海

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向田邦子を読み、池田晶子と小林秀雄を考え、茨木のり子に耽り、松崎ナオを聴き、往復書簡を手書きしつつ、なんにも用事がないけれど、バイクに乗って海へ行って来よう。サウイフモノニワタシハナリタイ。

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小島一郎作品集『津軽』(文・石坂洋次郎、詩・高木恭造、復刻版) #読了。私が写真を撮らなくなってから、最も衝撃的で、後悔をももたらすのが小島一郎の写真だった。『小島一郎写真集成』と重なっても、『津軽』はいい。今夏こそ津軽を訪れるぞと、毎年のように意気込んでは、挫けている。 #写真集

小島一郎作品集『津軽』(文・石坂洋次郎、詩・高木恭造、復刻版) #読了。私が写真を撮らなくなってから、最も衝撃的で、後悔をももたらすのが小島一郎の写真だった。『小島一郎写真集成』と重なっても、『津軽』はいい。今夏こそ津軽を訪れるぞと、毎年のように意気込んでは、挫けている。 #写真集
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PRAY 超攻撃型“新派劇”「#天守物語」を東京芸術劇場で観る。 数十年来の #篠井英介 ファンとしては見逃せない。 古典の新解釈というより、現代劇に古典をここまで引き寄せるかと感心。 思うところがあり、初 #泉鏡花 。その端正で深い日本語に驚き唸る。 何故いままで読まなかったんだろう。

PRAY 超攻撃型“新派劇”「#天守物語」を東京芸術劇場で観る。

数十年来の #篠井英介 ファンとしては見逃せない。

古典の新解釈というより、現代劇に古典をここまで引き寄せるかと感心。

思うところがあり、初 #泉鏡花 。その端正で深い日本語に驚き唸る。

何故いままで読まなかったんだろう。
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#詩 「未来はオーレンカのもの」の鮮やかさはフーリエ『愛の新世界』とつながる。 詩集『キンディッシュ』の虚構性はバタイユやカフカ、小川未明から。 詩人の読書遍歴が綴られた阿部日奈子『野の書物』で<多感な自然児の系譜>をたどる。 さっそく北原千代と足穂、デュラスが手元に。 #読了

#詩 「未来はオーレンカのもの」の鮮やかさはフーリエ『愛の新世界』とつながる。

詩集『キンディッシュ』の虚構性はバタイユやカフカ、小川未明から。

詩人の読書遍歴が綴られた阿部日奈子『野の書物』で<多感な自然児の系譜>をたどる。

さっそく北原千代と足穂、デュラスが手元に。

#読了
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田村さと子『南へ:わたしが出会ったラテンアメリカの詩人たち』#読了。ガブリエラ・ミストラルの詩に恋い焦がれて西語を一から学び、チリまで追いかけ足跡を追った紀行文。後に知り合ったラ米詩人との交流も描かれる。ああ、この先生に教わりたかった。今夜は彼女が訳したネルーダの詩を読みたい気分。

田村さと子『南へ:わたしが出会ったラテンアメリカの詩人たち』#読了。ガブリエラ・ミストラルの詩に恋い焦がれて西語を一から学び、チリまで追いかけ足跡を追った紀行文。後に知り合ったラ米詩人との交流も描かれる。ああ、この先生に教わりたかった。今夜は彼女が訳したネルーダの詩を読みたい気分。
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翻訳は単なる言語の移し替えではない。一つの作品に真正面から誠実に向き合う読書だ。単なる作業なら機械翻訳でももいい。でも小説や詩などは、翻訳家次第で異なった表情が与えられる。それが読者としても愉しく、嬉しい。 #読了 松永美穂『世界中の翻訳者に愛される場所』 note.com/dejavudelmar/n…

翻訳は単なる言語の移し替えではない。一つの作品に真正面から誠実に向き合う読書だ。単なる作業なら機械翻訳でももいい。でも小説や詩などは、翻訳家次第で異なった表情が与えられる。それが読者としても愉しく、嬉しい。

#読了

松永美穂『世界中の翻訳者に愛される場所』
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「あわい」は両者が働き合うという「合わふ」の名詞形。「あわい」とは位置ではなく、関係性。ホームレスであろうと、なかろうと、人の生き方の「あわい」にあるものを、お互いに肯定する。そこに「たましい」がある。 #読了 いちむらみさこ『ホームレスでいること』創元社 note.com/dejavudelmar/n…

「あわい」は両者が働き合うという「合わふ」の名詞形。「あわい」とは位置ではなく、関係性。ホームレスであろうと、なかろうと、人の生き方の「あわい」にあるものを、お互いに肯定する。そこに「たましい」がある。

#読了

いちむらみさこ『ホームレスでいること』創元社
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「翻訳とは、そうした読書のなかで最も「遅い読書」であり、「クリエイティブな読書」だ」 これが、ずっと気になって気になって仕方がない。 えいやっと申し込んだ。行ってきます。 『世界中の翻訳者に愛される場所』松永美穂さんトークイベント x.com/youyousha_book…

「翻訳とは、そうした読書のなかで最も「遅い読書」であり、「クリエイティブな読書」だ」

これが、ずっと気になって気になって仕方がない。

えいやっと申し込んだ。行ってきます。

『世界中の翻訳者に愛される場所』松永美穂さんトークイベント
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『 #峠の我が家 』を観劇。初めての #岩松了 作品。ちょっと衝撃的。遠い日の喜び。痛み。悼み。それを分かち合うことはできるのか。考える、感じる愉しみがあった。もう一度観たい。雑誌掲載の戯曲も手に入れよう。

『 #峠の我が家 』を観劇。初めての #岩松了 作品。ちょっと衝撃的。遠い日の喜び。痛み。悼み。それを分かち合うことはできるのか。考える、感じる愉しみがあった。もう一度観たい。雑誌掲載の戯曲も手に入れよう。
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本書は購入してあるのだが、まだ読めていない。 だけど聴きたい。 齋藤 美衣『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』医学書院

本書は購入してあるのだが、まだ読めていない。

だけど聴きたい。

齋藤 美衣『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』医学書院
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ジュンパ・ラヒリ『わたしのいるところ』中嶋浩郎訳|既視の海 既視の海 #note #読書感想文 note.com/dejavudelmar/n…

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シルヴィア・プラス『湖水を渡って』 ずっと探していたのに入手できず、もちろん思潮社の在庫PDFも何度も確かめたけど載っておらず、途方に暮れていたのに、『文フリ』で販売だなんて。 行けない者に、取り置きしてもらえたらいいのに。ああ。

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この写真の中に、ずっと探していた詩集があったのだけど、日本の古本屋サイトには載っておらず…。 ああ、三鷹か…。

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再読に値しない書物は初読にも値しない。積ん読の山を横目に三度読み、ようやく書く勇気を奮い起こしたのは、著者が「書く」ことをとおして自分という水底へ潜っていった営みに衝き動かされたからか。 #読了 齋藤美衣『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』 note.com/dejavudelmar/n…

再読に値しない書物は初読にも値しない。積ん読の山を横目に三度読み、ようやく書く勇気を奮い起こしたのは、著者が「書く」ことをとおして自分という水底へ潜っていった営みに衝き動かされたからか。

#読了

齋藤美衣『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』
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毎年恒例のジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』を #読了 。 言っていることはハチャメチャだけど、氷点下の冬の日に身を賭して命を救おうとするロビンとエバーに胸を締めつけられる。いや、人って捨てたもんじゃない。 1年で最も日の入りが早い。沈みつつある夕日に負けず、光を放つ人もいる。

毎年恒例のジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』を #読了 。

言っていることはハチャメチャだけど、氷点下の冬の日に身を賭して命を救おうとするロビンとエバーに胸を締めつけられる。いや、人って捨てたもんじゃない。

1年で最も日の入りが早い。沈みつつある夕日に負けず、光を放つ人もいる。
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これから富姫に逢いにいく。 すっかり『天守物語』に魅せられている。 #天守物語 #十二月大歌舞伎

これから富姫に逢いにいく。

すっかり『天守物語』に魅せられている。

#天守物語

#十二月大歌舞伎
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今夏のPRAY×篠井英介 超攻撃型”新派劇”『天守物語』も現代風のアレンジのなかに古典を大切にしていて楽しめた。 市川團子×坂東玉三郎の歌舞伎座『天守物語』は逆に、20世紀の戯曲を歌舞伎がこうも描けるのかと感心しながら観た。 歌舞伎はいい。泉鏡花もいい。 やはり『天守物語』が好きだ。

今夏のPRAY×篠井英介 超攻撃型”新派劇”『天守物語』も現代風のアレンジのなかに古典を大切にしていて楽しめた。

市川團子×坂東玉三郎の歌舞伎座『天守物語』は逆に、20世紀の戯曲を歌舞伎がこうも描けるのかと感心しながら観た。

歌舞伎はいい。泉鏡花もいい。

やはり『天守物語』が好きだ。
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実在した人物を描く作品は、史実どおりでなければならないのか。作家は、自分の体験したことしか書けないのか。 #小林秀雄 が、歴史は上手に「思い出す」ことだというように、映画も小説も、うまく「思い出す」ことをすればいい。 #ゆきてかへらぬ #中原中也 #夏日狂想 note.com/dejavudelmar/n…

実在した人物を描く作品は、史実どおりでなければならないのか。作家は、自分の体験したことしか書けないのか。

#小林秀雄 が、歴史は上手に「思い出す」ことだというように、映画も小説も、うまく「思い出す」ことをすればいい。

#ゆきてかへらぬ
#中原中也
#夏日狂想

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葉々社から西崎さんの署名本が届いたのが20日。4月のうちにと #読了 。鏑木清方『褪春記』は面相筆で春の肌理を描いたよう。尾崎一雄『美しい墓地からの眺め』では緒方と並び眼下の海をみる。久生十蘭『春雪』でチニー夫人の手に感じたのは温もりか、春の冷たさか。5月も待ち遠しい。 #国書刊行会

葉々社から西崎さんの署名本が届いたのが20日。4月のうちにと #読了 。鏑木清方『褪春記』は面相筆で春の肌理を描いたよう。尾崎一雄『美しい墓地からの眺め』では緒方と並び眼下の海をみる。久生十蘭『春雪』でチニー夫人の手に感じたのは温もりか、春の冷たさか。5月も待ち遠しい。

#国書刊行会
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#小林秀雄 を読むようになってから、ずっと観たいと心に秘めていた『 #当麻 』。はじめての #能。 中将姫のあでやかな舞いを、歴史の泥中から咲き出でた花の様だと言い表すことはできない。 でも、橋掛を去りゆく姿に、世阿弥と小林秀雄を歴史として心のなかで思い出していた。 もっと能をみよう。

#小林秀雄 を読むようになってから、ずっと観たいと心に秘めていた『 #当麻 』。はじめての #能。

中将姫のあでやかな舞いを、歴史の泥中から咲き出でた花の様だと言い表すことはできない。

でも、橋掛を去りゆく姿に、世阿弥と小林秀雄を歴史として心のなかで思い出していた。

もっと能をみよう。
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津軽の白い大地を叙情豊かに撮った小島一郎の写真集が縁で古書らせん堂を知り、「はなかり市」も知る。さらに『はなかり本』を読む。ああ、いいなあ。こうして書き手の顔を思い浮かべたくなる詩や随筆にふれて、津軽への想いが募る。まずは今夏、津軽へ行こう。いつか「はなかり市」へ出店したい。

津軽の白い大地を叙情豊かに撮った小島一郎の写真集が縁で古書らせん堂を知り、「はなかり市」も知る。さらに『はなかり本』を読む。ああ、いいなあ。こうして書き手の顔を思い浮かべたくなる詩や随筆にふれて、津軽への想いが募る。まずは今夏、津軽へ行こう。いつか「はなかり市」へ出店したい。