本当に、私に、できるのでしょうか……？いえ、そうではなく。せねばならない……そう、それが、生まれながらの、私の、宿命……【四条貴音】

アイツの気持ち、わからなくもないわ。私も、昔はよく1人で涙を流していたから…… 【水瀬伊織】

私は、アンタと100％の力で戦いたい。だから、アンタが100％の力で来られる時なら……いつだって、100％で返す！それだけよ。 【水瀬伊織】

「男の人にも、犬にも堂々としてて……。私、四条さんのこと尊敬します！」「それは、ありがたいのですが……。あなたも、もう少し強くなるべきなのでは？先程の犬など、恐るべき対象では、ない気もいたします。あなたもIU予選を勝たれたアイドルならば、堂々とされたほうが良いかと思いますよ？」

「よかった。少しは願い、かなえられたみたいだな」「え？」「スペースシップの大冒険に乗った後に、言ってたじゃないか。『一瞬だけでも空に上がれたら』って。だからここを選んだんだ」「…覚えていて、下さったのですね。ありがとうございます。あなた様の優しさ、この景色と共に胸に刻みつけます」

「私の名前は、水瀬伊織よ！」「水瀬、伊織……」 【水瀬伊織・四条貴音】

情けない……水瀬伊織に、あれだけのことを言っておいて、本当は、こんなにも……階段をのぼるごとに、不安がつのってゆく……。でも、私は1人で、のぼらなければ……うう……。いけ、ない……。こんなところ、誰かに……、見られては……！【四条貴音】

あんなヤツ……、いなくても……、悲しく……。ううっ……、うえぇぇぇぇぇ……！【水瀬伊織】

……では、最後に一言、申しておきます。私は無礼な振る舞いが、好きではありません。終わりといえば、終わりなのです！すぐに立ち去りなさい！【四条貴音】

「まあ、とにかく、お姫ちんとも、ずいぶん、仲良くなれたよね！」「ああ、そうだな」「ずっと、ず～～っと、このままだったら、いいね！えへへ」【双海真美・プロデューサー】

「ぷろでゅーさー？んじゃ、亜美達、アイドルデビューすることに、なったの！？」「そうだ。これからは、芸能界が、君達ふたりの……遊び場だ！」【双海亜美・プロデューサー】

（俺は……、プロデューサー失格だな。雪歩の心に無理をさせてまで、IUで、優勝する必要なんて、本当にあるのか……）【プロデューサー】

……早く、出てきなさい。でも……、出てこないで……【四条貴音】

「貴音、無事だったんだな。良かった」「あなた様には、何度も色々な機会に助けていただいて……。何とお礼を言えば良いのやら」「……ふ～ん、アンタ、このまま四条貴音のプロデューサーにでもなっちゃえば？ 」【プロデューサー・四条貴音・水瀬伊織】

はぁ……手間のかかるものですね。ロケットとは……【四条貴音】

「…まぎれもなく、あなたは、双海真美、本人なのですね」「え？」「わずかな時間で、見違えました。プロデューサーの言葉、というものは…何と力のあることか…まるで、太陽のごときもの、ですね」「うん！兄ちゃんの言葉は、真美達を、と～っても元気にしてくれるんだ！」【四条貴音・双海真美】

アンタ、銀髪の王女って呼ばれてるらしいけど、芸能界の王女は、私1人だけでいいわ。このことをしっかりと、アンタの頭に、刻み込みなさいよね！【水瀬伊織】

「ぷう～、いいもん！それじゃ、亜美が勝手に姫を友達にするもん！」「姫？」「うん！なんだか姫っぽいから、姫！」「あ、でも『姫』じゃ、なんか、あだ名っぽくないか～」「あの……、私の話をきいていますか？私は友になるつもりはないと……」【双海亜美・四条貴音】

私の、はじめてのプロデューサーは、あなた様で、と、決めておりました……【四条貴音】

ふう。雪歩の『貴音好き好き病』が、復活しちゃったな。【プロデューサー】