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Susumu Hirasawa

@hirasawa

平沢進

ID: 77907829

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平「わざわざ中国のためにだけスーツケースを買い替えるんですか?せっかくだから奥さんと旅行にでも行ってください」 鎮「どこへ?」 平「中国とか」 鎮「ああ、いいですねえ」 と言いながら鎮西さんはカモメにくわえられて何処かに飛んでいってしまった。クッキーの食べかすが空に舞った。

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目の前のベンチでは相変わらずSSHOは京都大好き人間につかまっている。 よーよあいおー! よーよあいおー! 私の鼓膜と世界の間にパラフィン紙がもう一枚加わったようだ。 世間の音の明瞭度などこの程度がちょうどよい。どうでもよい話が全て母音である平和な世界。

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地元のビールにスタッフが「おー」と声を上げる。世話役のアイリーンはレストランの強冷房にも負けないヘソ出しルックでてきぱきと現場をさばく。 京都サイコーと言いながら鎮西さんはめちゃ高い酒を飲んでいる。 上海の夜へと時間は逆流したのに、口の周りはクッキーだらけだ。

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上座に座っているのは我がモニターエンジニアで、皆からハッピバースデーツーユーと祝福されているが、別に誕生日ではない。 私はトイレのドア前の下足番席で、時折回って来る豆腐由来の食べ物をつつきながらココナッツミルクを飲んでいる。

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「ボーディングをはじめてやるのでオマエタチは列に並べください」 と、アナウンスがあり、鎮西さんは上海の夜に後ろ髪を引かれながら列に並んだ。 ボーディングの際、「お客様」 と呼び止められ、服に付いたクッキーの食べかすを小さなホウキで払われていた。

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飛行機に搭乗するとそれは全然離陸せず、ぐるぐると飛行場内を回り、前方にディズニーランドが見えたところで離陸した。 冷房はキツく、「毛布をください」と仏頂面のCAに三度言っても無視され、4度目に枕を持ってきた。 空港も機内も、何故皆仏頂面なのか。今度会ったらアイリーンに訊いてみよう。

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羽田に着き、私を含む5人は定額タクシーで帰路へ。鎮西さんを誘ったが断わられた。 タクシーは出発し、窓から鎮西さんが見えた。鎮西さんは道路に落ちている目印のクッキー片を拾いながら自宅方面へと歩いて行った。 私は窓を開けて言った。 またこんど!!

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窓辺にカナヘビがおり、彼は眼下のサンパラソル地帯で佇むダンゴムシを見つめ、ダンゴムシは蟻を見つめ、蟻は私を見ている。 すごくね?

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この3者が互いを見つめて円環を作る時、マイクロネシアのタネタネ島に黄金の認知雨が降ると「地球譫妄生存史」に書かれている。 すごくね?

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認知雨は二足歩行の認知力を爆発的に覚醒させるために非コードDNAの呼び鈴を鳴らすアップグレードキットの配達員だと「地球譫妄生存史」に書かれている。 アップグレードという表現は限界主義者たちの世界観に由来しており、より開放された人々の目には「回復」として認識される。

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今朝はそんなすごい日だから心して生きるように。 ちなみに、黄金の認知雨がタネタネ島の老木の根の毛細管を通り、地中の石英の経絡を通り、人の細胞に達するまでの時間は1万年といわれている。 遅くね?

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窓辺のカナヘビとダンゴムシと蟻と私が1万年後の人類を眩しく発光させることになったので、今日はギョースーにアップルマンゴーの冷凍を買いに行くと思う。 21世紀の山頂では、マンゴーは冷凍しても硬く凍らないので重宝されている。私に。

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あまりに天気が良く、気温も快適なために20分程呼吸法を行い、脳を日干しにした。 脳は己の中心部に太陽を移動させ、内部から全体に照射する技術を持っている。 これを想像と言うが、幸い脳は己の行為にも関わらず現実と区別できない。

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幸いなことに脳は自ら作ったイメージと現実を区別できないために間違えて二足歩行を高みに押し上げてしまう一方、不幸なことに脳は自ら作ったイメージと現実を区別できないために予定通り世界を暗くする。 ヤバくね?と脳自らが言う声を聞いたか? 私は毎秒聞く。

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二足歩行を高みに押し上げてしまうための発火剤は「想像」だが、世界を暗くするのは「停滞」と「反射」である。 と、そろそろTシャツに描いてもいい頃と聞く。

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クドイようだが「想像」は解放、繁栄への引っ張り力で、「反射」は現状への予定された機械反応で「停滞」への拘束力と「地球譫妄生存史」に書かれている。 停滞は死よりなお悪辣と、どこかの都都逸にもある。

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ギョースーは鬼の通り道、国道6号線を横断するため、気が進まず、わが足はマーガリンもショートニングも使わないベーカリーへと歩を進めた。 これはヘンな日本語である。 歩は足その物であり、足は歩を進めない。というへ理屈を言う男はだいたい退屈だから気をつけなさい。娘さん。

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ベーカリーではアッシュ系の綺麗な髪色の娘さんが出来たてのパンの名称を暗唱してくれるが、耳を澄まさなくてもほとんどが動物片入りだと分かる。 動物は食べ物の前提であると言ってよいほど食べ物以前の何かの条件でもある。え? 私は「きのこ」物を手にしてレジへと進む。

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ものの流れでコーヒーを入手し、通りのベンチでキノコ物をアレした。 ここに来たのはアレするためではなく、鬼の通り道を横断せずしてアップルマンゴーの冷凍が買える店の向いだからだ。

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私は通りのベンチでアレすると、すっくと立ちあがり、向かいの店でナニした。 以上のことから、私は今日アップルマンゴーリッチである。 1万年後の人類にそう伝えて欲しい。ただそう言えば分かるから。 またこんど!!