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チェリスト 山口徳花🇩🇪Norika

@cellistnorika

Brandenburgisches Konzertorchester Eberswalde 🇩🇪ソロ・チェロ奏者| Duo Axia (ピオティータレジデントアーティスト)| 東京藝大&ベルリン芸大卒 | 座右の銘は「人の心の奥底へ光を送ること、それが芸術家の使命である」(ロベルト・シューマン)

ID: 1096688114288844805

linkhttps://youtu.be/aiEQj4WrX3w?si=wVdX3Ndkpw_FyQ95 calendar_today16-02-2019 08:29:56

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弾きにくいパッセージを余裕を持って弾けるようにするための練習方法の一つが、「しりとり」のように練習する方法。 例えばハイドンのチェロ協奏曲一楽章のこの部分では、この図のように音符を様々な一定数に区切りながら一単位ずつ練習したのが効果的だった。この練習はin tempoで行うのがおすすめ。

弾きにくいパッセージを余裕を持って弾けるようにするための練習方法の一つが、「しりとり」のように練習する方法。
例えばハイドンのチェロ協奏曲一楽章のこの部分では、この図のように音符を様々な一定数に区切りながら一単位ずつ練習したのが効果的だった。この練習はin tempoで行うのがおすすめ。
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しりとり的練習(一つ前の投稿参照)の他、逆さ読み練習も効果的。 フレーズを逆から読んで弾く(ex.ドレミ→ミレド)だけでもポジション感覚が明確になるし、通常の読み方で弾いている時との手の形の違いなどを観察しながら練習することで様々な発見があるはず。

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どの程度のダイナミクスで弾くか、どのような音色で弾くかがわからない時は、一旦「振り切れてみる」のがおすすめ。 例えば密度の高い音が欲しい時、あえて音を汚く潰して弾いてみる。そこから汚い音を少しずつ取り除いていき、どの地点から「あり」な音になるかを実験する。

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これまでにも度々「弦を押す」という表現の有害さを投稿してきたが、最近個人的に気に入って使っている表現は「指板は指の休憩所」。 椅子に座る時、椅子の上の物に気づかずお尻の下敷きにしてしまった経験はないだろうか。 そんな感じで、気づいたら指と指板の間に弦があった、くらいの感覚が理想。

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演奏中に特定の身体の部位に「うまく使えてない感じ」がした時、その部位ばかりでなく、身体のなるべく遠いところを意識してみると良い。 例えば左手の小指が問題だとしたら、右足のつま先を意識してみたり、骨盤を左右に少し揺らしてみたり。思いがけないことで解決することも少なくない。

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6小節で埋まる練習ノートの1ページ。 ちなみに約15年前から断続的に弾き続けている曲である。 なんで今まで気づかなかったんだろうと思うことはもちろん多々あるが、作品の偉大さとチェロ演奏の奥深さを発見し続けられる日々が私にとっては宝。

6小節で埋まる練習ノートの1ページ。
ちなみに約15年前から断続的に弾き続けている曲である。
なんで今まで気づかなかったんだろうと思うことはもちろん多々あるが、作品の偉大さとチェロ演奏の奥深さを発見し続けられる日々が私にとっては宝。
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常々私が心身共にリラックスすることの重要性を発信しているのは、頑張りの方向性を間違って苦労した経験ゆえ。かといって頑張らない選択肢などなかった。 心から共感する同い年の芸人ヒコロヒーさんの力強い言葉、ぜひ聴いてみてください。(下着売り場の話は冒頭だけですがそちらも面白くておすすめ)

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私は若い頃散々「頑張りすぎ」と嘲笑され、「なんで頑張っちゃいけないの!」とノートに書き殴って一人で大泣きするという有様だったが、馬鹿だったので他の道は考えられず頑張り続けた。 20年経つと手応えを感じられるようになった。 同時期に頑張っていた人が今成果を出していることにも励まされる。

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よく演奏は車の運転に例えられるように、今起こっていることだけでなく、進む先に何があるかを常に見据えていなければならない。 そんな余裕はないと言いたくなる気持ちもわかるが、余裕がない理由がまさに先を見ていないことによることも多々あるので、少しずつ視野を広げる練習をしてみると良い。

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レガートの定義は「音と音の間を滑らかに繋げて演奏すること」。 しかし虫眼鏡で見てみると、音と音の間のみならず、音そのものの中の流れや密度、緩急にも無数の選択肢がある。 拡大したり離れて見たりを繰り返しながらそれを一つ一つ選んでいくことで、レガートの質や表情が変わるから面白い。

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楽器を弾く全ての人にお薦めしたい、為末大さんの「熟達論」。 熟達への段階が体系化されて書かれており、 「主体性を保つということは、心の中の子供を守りきるということである。」 「上級者と初心者の違いは、雑念の滞在時間だ。」 など、はっとさせられる言葉や深く頷かされる言葉がたくさん。

楽器を弾く全ての人にお薦めしたい、為末大さんの「熟達論」。

熟達への段階が体系化されて書かれており、

「主体性を保つということは、心の中の子供を守りきるということである。」
「上級者と初心者の違いは、雑念の滞在時間だ。」

など、はっとさせられる言葉や深く頷かされる言葉がたくさん。
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どんなテクニックも楽器との対話(=自分自身との対話でもある)なしには語れないが、弦楽器のスピッカートは特にわかりやすい例だと思う。 弓の意志を尊重しながら、身体は最低限のコントロールを担当する。 おそらく皿回しなども似た感覚なのではないかと思うが、バランス感覚を磨くことが求められる。

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チェロの響きはエンドピンを伝って床に伝わる。 それゆえ下階から苦情が来やすいという問題もあったりするのだが、足裏で響きを感じられるというのは大きなメリット。 思いきり音を出せる場所で裸足になって足の裏に振動を感じる音の出し方をすることが、空間全体に豊かに響く音を出すヒントになる。

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今でこそ年間パスを持つほど美術館好きなのだが、無関心だった中学の頃、レポートを書けば試験の点に加算されるからという不純な動機で舟越桂展に行った。 音楽に向き合っていると、当時は解らなかった彼の言葉「最も遠いものは自分自身」を思い出す。その最も遠いところにアクセスできる気がして。

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譜読みの早さというのは、いかに楽譜の情報を整理できるか、そしていかにその時々に相応しい技術の引き出しにアクセスできるかによって決まると思う。 この段階で私がやっているのは「独り言を言いまくる」こと。頭に浮かんだ疑問や思いついたことをそのまま口に出すと、思考回路が整理されやすい。

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曲を読み込んでいくにつれて、この対話は自分の内側で深く静かに行われるようになっていく。 譜読みの段階では全てを言葉として口に出し、耳から聞いていたが、やがて言葉を持たないものの割合が増えていく。 言葉から出発したその先に、言葉のない世界がある。豊かで、飽きることを知らない世界。

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一年前に弾いた曲をまた弾くことになったので当時の楽譜を引っ張り出してみたところ、一番難しいパッセージにとても頭の悪い指遣いを付けていてショックを受けている。そりゃ弾けないはずだ…。 指遣いを変えたらあっさり弾けました。賢い皆さんは頭を使ってあらゆる可能性を試しましょう。

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音一つ一つにどんな表情や音を与えるか、顕微鏡で見るかのようにして研究するのも楽しいものではあるのだが、「こうしたい」が「こうでなければならない」になってくると、動きも心も制限されていく。 こんな時は一旦あえて「やる気のない感じ」で弾く。そうすると削ぎ落とすべきところが見えてくる。

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第5〜第7ポジションは、親指をネックに添えるポジションと親指ポジションを繋ぐ重要な位置にあり、ここのクオリティが曲全体に大きく影響するので、時々ウェルナーの教本の該当箇所を基礎練習に組み込んでいる。 動画は72ページ(日本語版第1巻)より(弾き直しているところもあえてのノーカット)。