GW後の緊急事態宣言延長を受けて7件のコンサートが宙にうきました。やれない可能性が高く延期か中止を調整すると言う連絡を受けました。なぜか中止を決めた所からもやはりやる事になったとの連絡が相次ぎます。今はギリギリ出来る事になったリサイタル、何か役に立つかもと本番も付き合っています。

今日は2年半ぶりに伺えた医療現場にあるピアノのメンテナンスでした。ワクチン接種の会場は苦労に苦労を重ねた空間、目にしたものは生々しくここは正にホースで大火事を消している所なのがわかります。

結婚式場も動き出しました。多くの方がウイルスとの付き合い方を会得した結果だと思います。今後毎年ワクチン接種をし続けるなら、せめて舐めるタブレット型にして配布して貰いたいものです。

連日雨が続きますが本日は西村由紀江さんのコンサート、久しぶりの晴天に恵まれました。新作CDもリリース、いずれも彼女ならではの力作です。今日はチェロ椅子を持参したので終演まで付き合います。鎌倉朝7時、サーフィンの方々だけ300人くらいいました。

昨日は調律師協会の本部総会で司会を務めさせていただき、お亡くなりになった方々に黙祷を捧げる為に読み上げる時、言葉に詰まりました。宇都宮誠一さん、白石靖麿さん、先人のお陰で今があります。その後新装開店するライヴハウスのイースタイン調律、今日は養沢センターで録音です。

秋川渓谷養沢センター、窓の外には沢山の釣り人の姿が見える中のピアノ調律録音です。蝉はまだですが蛙の合唱とせせらぎではない川の音。ピアノと対面するもカバーの中には沢山のカメムシ、、、まずは大掃除です。

本日は稲城市立iプラザにて鷲宮 美幸ピアノリサイタルのピアノ調律担当させていただいています。こちらもスタインウェイD型、床もしっかりしたホールで先日のコジマ録音メンバーもご一緒です。昔から若葉台を知っているので驚きの街並みの変化です。

今日は朝から草月ホール、詩劇のピアノ調律です。メインはスタインウェイD型ですがここにはベーゼンドルファーブリッセルモデルとアントニン・レーモンドモデルの量販型でないオリジナルヴァージョンがあります。ピアノはどれも余り使われていませんが歴史的価値の高い草月ホールです。

さて、新国立劇場のミュージカルに改造ピアノを貸し出している関係で御招待を受けました。アメリカ人演出家の希望を叶えるため苦労しましまたがあと3日となりその後愛知と大阪へ。無事役割を果たしてくれますように！

青葉区フィリアホール、延期につぐ延期でようやく本日コンサートが行われます。川口成彦さんの1890年エラールでのチゴイネルワイゼンを聴ける方は幸せです。ショパンを弾いたらと言わないコンビによるコンサート、ピアノの整備は大変だけどお届けする喜びの方が優っているので頑張れます。

バレンボイムピアノにようやく会えると思ったら中々寝られなかった。川口成彦さんのリサイタルで平行弦ピアノでしか弾けない曲がある事がわかりました。交差弦のピアノでは響きが滲んでしまう、これは言ってみればスタインウェイの平行弦版で混じらない音同士がどう作用するか楽しみで仕方ありません。

世界には平行弦ピアノと交差弦ピアノがある事を聴かれた方は共通認識出来ましたね。一見サウンドベルがついたスタインウェイそのものですが一本止めの弦や平行弦がフォルテピアノを彷彿させ低音弦が変化しないで鳴り続け濁りません。このピアノは8割位はスタインウェイなのに全く別の音でした。

今日はKITRIさんの録音調律、素晴らしくいいものが録れました。今後彼女達の代表曲となる予感しかありません。コロナ禍を前向きに捉えて直向きな努力、でも髪をバッサリのイメチェンも。スタジオスタッフからも演奏を絶賛されました。

underscore 、朴勝哲(ピアノ)、落合崇史(ピアノ)のコンサートを調律今回も担当させて頂きます。4手によるものと2台ピアノって全然違って相手が弾いた音が指から戻ってくるそうです。2台ピアノ用に編曲された数々も面白いです。

今日は菊池秀夫(クラリネット)、野本哲雄(ピアノ)duoのピアノ調律担当させていただいています。秀逸なプログラム、2人共太い音で凄い聞き応えがありましす。この季節に多い左ペダルのキュッキュッ雑音、リハーサル終わりで治します。

北村さんからリリースを教えていただき、アンドラーシュ・シフのブラームスピアノコンチェルト1、2番が届きました。1859年製作の平行弦ブリュートナー255による演奏は驚くべきものです。オケとピアノが合い呼応して一体となっているのが本来ブラームスが目指して書かれた曲なのがわかります。

昨年から延期になっていた太田裕美さんのコンサート、ピアノ搬入・調律を担当させて頂きます。13ヶ月の延期、蜜を避けるため物販の中止、コロナ対策、スタッフへのPCR検査等々大変な思いで運営しています。ピアノ搬出まで長い1日が始まります。capital-village.co.jp/calendar/conce…

徐々に再開が進み、埼玉会館内にあるビストロやまさんからも一年半ぶりの調律依頼をいだだきました。早速伺うと山田父さんはソムリエ資格取得に向けて勉強中でした。どんな時も前に進む姿勢は見事です。

明日のコンサートの仕込み調律中です。コンサートホールの静寂って異質で音が飛んで行くのを感じるんです。このくらいのタッチだとあそこに飛んで消えるな〜とか。作業の音がする中で調律は出来ますが不揃いを揃える作業には静寂が必要だな〜と考えながら。。。

2年7ヶ月の闘病生活からようやく復帰しました。