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「子供を作れば0歳児からベーシックインカムもらえるようにすれば、子供つくればつくるほど収入が増えるから少子化対策になる。頼まないでも作ってくれるんじゃないかな。民主党マニフェストの子供手当てなんてケチ臭い話だ。」（堀江貴文）

「イタリアの場合は、アメリカやイギリスのような福祉受給者たちの運動というよりは、フェミニスト運動という形で取り組まれた運動の中でBIが議論されてきました。」（山森亮『現代思想』2010.6）

「ベーシックインカム論は、「がんばって」も生活できない現実と、男性世帯主の完全雇用を前提にした旧来の保障システムとのずれを照らし出す役割を果たした といえる。」（竹信三恵子『ベーシックインカムは究極の社会保障か』）

「そして誤解をしちゃいけないのは、ある一定のラインまで(給付額まで）は超共産主義的制度だが、それを超えると自由主義が徹底されるという価値観。ベーシックインカムまでは社会全体で富を分け合う。しかしそれを超えると能力や努力で差が出てくることを容認するという考え。」（橋下徹）

「一部のBI論では「衣食足りて礼節を知る」「貧すれば鈍す」といった昔の諺が使われ、だからBIが必要なんだと語られることが多い…そうした言葉の中に、生活困窮者、貧困にあえいでいる人たちに対する差別的なまなざしを感じざるを得ません。」（稲葉剛『ベーシックインカムは希望の原理か』）

「ベックが主張するように、ＢＩが福祉国家の危機の解決策になるのであろうか？　人々は貨幣を手に入れることで、賃労働から自由になることは可能なのか？　なによりもＢＩによって…市民参加型の社会が実現されるようになるのであろうか？」（斎藤幸平『ベーシックインカムは究極の社会保障か』）

「生きていくために必要な経費のうち、多くの人に共通する部分についてはBIとして区別に基づかず給付しようと主張しているのです。この主張は、介助が必要な人を区別し、その費用を別建てで弁済するという話とまったく矛盾しないと思っています。」（山森亮『現代思想』2010.6）

「ですから運動の盛り上がりを抜きにして、BIの議論を語るということは、非常に偏った歴史の描き方になるだろうという気がします。」（山森亮『現代思想』2010.6）

「こんな土壌にいきなりつぎ木されたベーシックインカムは、行政不信と連帯の基盤の欠如によって、「個人にカネを投げ与えて自己責任で身を守れ」というメッセージに転化させられ、公務サービスの削減の道具になろうとしている」（竹信三恵子『ベーシックインカムは究極の社会保障か』）

「BIが実現すれば、あたかも一瞬にして全ての差別がなくなってしまうかのような、「革命が起これば全てよくなる」といったニオイを私はどうしても感じてしまいます。」（稲葉剛『ベーシックインカムは希望の原理か』）

「企業にとってみれば、有能な人間だけを継続してやとって、誰にでもできる仕事は出来るだけ安い労働者に任せたいと思うだろう。だから…派遣労働者を安く雇おうとする。が、ベーシックインカムがあれば、無理をすることは無い。ある程度のセーフティネットが確保されるからだ。」（堀江貴文）

「BIで全てがうまくいくよという風に言われてしまうと、空から降ってきたように思えてしまう。現場で活動してる私たちとしては、それぞれ山を登って、一歩一歩進んできて、その中でいろんな福祉制度をかちとってきた歴史があるわけで」（稲葉剛『ベーシックインカムは希望の原理か』）

「もちろん外国人は帰化しなければベーシックインカムはもらえない。帰化には高いハードルを設ける（ま、今もそうだけど）。だけど移民は後を絶たないだろう。これで人口減社会に対応できる。」（堀江貴文）

「正直、BIだけでは、障害者の場合もジェンダーの場合も、差別はなくなりません。労働現場の状況がBIが実現したら自動的に変わるかといったら変わらない。だからどちらも当然一緒にやっていかないといけないと私も思っています。」（山森亮『ベーシックインカムは希望の原理か』）

「パレイスの論点の一つに、最低賃金制を無くすというのがある。ベーシック・インカムを保証しておけば、最低賃金制を外して賃金が低下しても働く人は出て来るし、企業も雇用人数を増やせるし、労働機会も増えるだろうというわけです。」（小泉義之『VOL02』）

「橋下さんは「自立する個人」、「自立する地方」を主張していますよね。自立のための社会的・経済的基盤をＢＩで与えてあとは自由に競争したらよいという発言もありますが、それはＢＩのある側面を正しく理解しています。」（小沢修司『POSSE vol.15』）

「公民権運動の活動家であったキング牧師もBI要求をしていました。」（山森亮『現代思想』2010.6）

「ベーシックインカムの意義を声高に叫ぶひまがあるなら喧伝するだけでなく、社会 的連帯のネットワークの強化、公的支援の充実など、ベーシックインカムの基盤となる社会的な仕組みの地道な整備に取り組むべきだ。」（竹信三恵子『ベーシックインカムは究極の社会保障か』）

「企業は、雇っているだけで赤字を垂れ流す人員を継続雇用しなくてよくなるから、利益率が高まる。それ以前にベーシックインカムがあるので、多くの人は貯金や保険などの将来の不安対策をしなくなり、消費に走るから景気がよくなるはずだ。公務員の首も切りやすくなるだろう。」（堀江貴文）

「イタリアの場合は、アメリカやイギリスのような福祉受給者たちの運動というよりは、フェミニスト運動という形で取り組まれた運動の中でBIが議論されてきました。」（山森亮『現代思想』2010.6）