パッケージシールが届きました。

草の切れ端をくわえたまま私の元に走り寄ってきた

先日、マフラーを人生で使ったことがないと書いたら、ネックウォーマーはどうかと教えてもらい、ああいうのは自分には敷居が高いと感じていたものの、試しに買ってみた。着けてみると、あったかい。気に入った。軽いし、洗濯もできる。これからの季節、寝るときも常時着けていそうなほどである。

「熊石」という地名は、道南以外の人にはほとんど知られていないと思う。私の知り合いも、もともと知っている人は皆無だった。人口は1700人。今後ますます減っていくだろう。しかし、ここにはロバがのびのびと暮らせる広い土地と、きれいな海がある。ロバと塩をつくるには最高の土地。

本日、塩小屋がなんとか、なんとか完成しました。5月に来た頃は、ただ原野が広がっているだけだったんです、ここは。

つい最近、ケープペンギンの鳴き方がロバに似ていることを知った。高音から低音、低音から高音へと、交互に響く不協和音で構成される、非常に長い絶叫。体の構造は全然違うだろうに、なんでこんなに似てるんだろうか。 youtube.com/shorts/WmCHGfu…

ロバリヤカーに保険をかけるかずっと迷っていたが、契約することにした。荷を背負うスタイルと比べて小回りがききにくいので、車や建物と接触するのが一番怖い。今の私には安くはない金額だが、ここは安心を買っておきたい。昔のロバのパン屋も保険かけてたんかなあ。

久しぶりのロバリヤカー

今日は実に久しぶりにスーパーマーケットへ行き、気付いたら隣のホームセンターと合わせて4時間も滞在していた。スーパーの棚を眺めながら、旅の間は毎日何を食べようかと思案し続け、結論としては、ツナとジャガイモのスパゲッティに落ち着いた。

熊石の人に、熊石の好きなところを聞くと、「夕日」と答える人が多い。しかし、塩小屋からは夕日が見えないので、私はずっとその景色を見たことがなかった。先日、ロバリヤカーに乗っているときに初めて見た。大きくて赤い。夕日が美しいと思ったのは、モロッコのエッサウィラで見たとき以来だった。

(草が、どんどん枯れてゆく。世界はこれから、どうなってしまうのだろうか……)

地元の方から、お守りとしてヒグマの爪(写真左)をもらいました。でかい。そして生々しい。なお写真右は会津の猟師がくれたツキノワグマの爪。大きさが全然違う。

ロバ塩(＠taromar_u )を我が家のじゃがいもで作るフライドポテトに。粒が細かく美しい。含みのある豊かな味。うま〜い！