シンベエ@サイアム王室史研究 (@sri_ayudhya) 's Twitter Profile
シンベエ@サイアム王室史研究

@sri_ayudhya

タイ人。自称サイアム紋章学会主宰(会員数2名) タイの歴史とか王室情報とか垂れ流す。勲章大好き。タイ記念硬貨・勲章協会会員🏅タイ紋章学研究中🛡サロン・ダルメ会員⚔️JLPT N1 誤字脱字はご愛嬌。

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calendar_today01-01-2021 12:32:39

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【王に二言なし】 ニコライ2世がまだ皇太子として各国を外遊していたとき、王室の招待により本来予定になかったサイアムを訪れることとなる。若き皇太子は国を上げた熱烈な歓迎を受け、ラーマ5世は自ら別荘にて彼を持て成した。 二人は5日の間にまるで旧知の仲であるかのように振る舞う迄に親密となる

【王に二言なし】
ニコライ2世がまだ皇太子として各国を外遊していたとき、王室の招待により本来予定になかったサイアムを訪れることとなる。若き皇太子は国を上げた熱烈な歓迎を受け、ラーマ5世は自ら別荘にて彼を持て成した。
二人は5日の間にまるで旧知の仲であるかのように振る舞う迄に親密となる
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【サイアム国王の皆既日食】 ラーマ4世、又の名をモンクット大王。彼の名を知らぬとも「王様と私」という映画ならみたことがあると言う人はいるかもしれない。映画では保守的な描かれ方をしたからだがその実彼の即位こそがこの国の黎明とも言える。これは迷信を打ち消し迷信に倒れた王冠の物語である。

【サイアム国王の皆既日食】
ラーマ4世、又の名をモンクット大王。彼の名を知らぬとも「王様と私」という映画ならみたことがあると言う人はいるかもしれない。映画では保守的な描かれ方をしたからだがその実彼の即位こそがこの国の黎明とも言える。これは迷信を打ち消し迷信に倒れた王冠の物語である。
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【国王陛下の怪(飼)異】 古今東西歴史を見ても、貴人というのは何かと「飼いたがり」である。馴染みの深い愛玩動物から、現代では到底許されない「人」までも。しかし、サイアム国王ラーマ6世は世界中のどの貴人とも一味違う。彼はなんと「怪異」を飼っていたのだ。そしてその怪異は未だ健在である。

【国王陛下の怪(飼)異】
古今東西歴史を見ても、貴人というのは何かと「飼いたがり」である。馴染みの深い愛玩動物から、現代では到底許されない「人」までも。しかし、サイアム国王ラーマ6世は世界中のどの貴人とも一味違う。彼はなんと「怪異」を飼っていたのだ。そしてその怪異は未だ健在である。
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【サイアムの一番長い日没】 「朕は国家なり。」はるか西にはかつて太陽王を自称した王がいた。また、極東では日輪の子孫たる天子が崩じること、これを日が雲に「お隠れになる」とも表した。そしてある国では「文明の夜明け」を告げた神が天に還ろうとしていた。これはモンクット王最後の夜の記録。

【サイアムの一番長い日没】
「朕は国家なり。」はるか西にはかつて太陽王を自称した王がいた。また、極東では日輪の子孫たる天子が崩じること、これを日が雲に「お隠れになる」とも表した。そしてある国では「文明の夜明け」を告げた神が天に還ろうとしていた。これはモンクット王最後の夜の記録。
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【化け出る王 それも頻繁に】 タイは仏教国であると同時に精霊信仰の国である。解脱を前提とした輪廻転生と現世に留まる霊魂は実際互いに矛盾している。しかし、我々が死後の世界を知る手立てはない。分かるのは、それを視たという者がいる事だけ。そして、庶民の霊もいれば王の霊だっている。

【化け出る王 それも頻繁に】
タイは仏教国であると同時に精霊信仰の国である。解脱を前提とした輪廻転生と現世に留まる霊魂は実際互いに矛盾している。しかし、我々が死後の世界を知る手立てはない。分かるのは、それを視たという者がいる事だけ。そして、庶民の霊もいれば王の霊だっている。
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タイでありがちな「一つしかないんだから名前つけてもしょうがないだろ」みたいな感じで一般名詞を固有名詞化するやつすき。

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タイでウマ娘が話題になりタイ競馬が少しだけ盛り返しているようです。 ちなみに私はタイでリリースされる前からタイの競馬場でウマ娘やってましたので多分タイ人ではじめてだと思います。

タイでウマ娘が話題になりタイ競馬が少しだけ盛り返しているようです。
ちなみに私はタイでリリースされる前からタイの競馬場でウマ娘やってましたので多分タイ人ではじめてだと思います。
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【ナレースワン王の人形】 王宮更衣室にある、ナレスワン王がかつて戦で王都を空ける際に鎧や服を仕立てるために作らせたとされる人形。 『転生記』ではアユタヤの末期に「都が敵に囲まれるとナレスワン王の人形は悔しさからかひとりでに動きて涙を流し喚きながら地団駄を踏んだ」と記述されている。

【ナレースワン王の人形】

王宮更衣室にある、ナレスワン王がかつて戦で王都を空ける際に鎧や服を仕立てるために作らせたとされる人形。
『転生記』ではアユタヤの末期に「都が敵に囲まれるとナレスワン王の人形は悔しさからかひとりでに動きて涙を流し喚きながら地団駄を踏んだ」と記述されている。
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【タイ名馬列伝:不屈の獅子心王】 走る者であれば、誰であれ坂を駆け上るあの感覚に至上の喜びを覚えるだろう。頂にある栄光を目指すその時間は勝ち負けを超えた夢の時間である。しかし、一度頂きに届き、そこから転げ落ちたものは這い上がることができるのか。「ジャイシン」その馬は茨の道を選んだ。

【タイ名馬列伝:不屈の獅子心王】
走る者であれば、誰であれ坂を駆け上るあの感覚に至上の喜びを覚えるだろう。頂にある栄光を目指すその時間は勝ち負けを超えた夢の時間である。しかし、一度頂きに届き、そこから転げ落ちたものは這い上がることができるのか。「ジャイシン」その馬は茨の道を選んだ。
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2着に3馬身差をつけたジャイシンはその後いくつかのレースを挟み王室杯のクイーンズカップに出場。しかし予想外にも大惨敗。その後も勝ったり負けたりを繰り返しながらも周囲は衰えを指摘する。そんな中でまたしても重賞を勝利。そしてダービーに次ぐ最高峰杯のキングスカップではまた惜しくも敗北。

2着に3馬身差をつけたジャイシンはその後いくつかのレースを挟み王室杯のクイーンズカップに出場。しかし予想外にも大惨敗。その後も勝ったり負けたりを繰り返しながらも周囲は衰えを指摘する。そんな中でまたしても重賞を勝利。そしてダービーに次ぐ最高峰杯のキングスカップではまた惜しくも敗北。
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しかしその後のチャックリーカップではダービー馬の意地を見せ二つ目の王室杯「チャックリー杯」を制覇。そして3連勝するも最後の試合で使用した薬によってドーピング規定違反となってしまい、オーナーの抗議も虚しく半年の出場停止を言い渡される。そして復帰後にキングスカップではまた惜しくも敗北

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しかしその年にチャックリーカップを連覇。またしても実力を見せつけた。この時点でジャイシンは7歳。新世代の馬達に遅れをとることが増えてしまい、結局その後も無冠の期間が続く。もうダメか、老人は去るべきか、衰えるとはこういうことか。競争の世界に肉体の限界という残酷な現実が迫り来る

しかしその年にチャックリーカップを連覇。またしても実力を見せつけた。この時点でジャイシンは7歳。新世代の馬達に遅れをとることが増えてしまい、結局その後も無冠の期間が続く。もうダメか、老人は去るべきか、衰えるとはこういうことか。競争の世界に肉体の限界という残酷な現実が迫り来る
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しかし、老いても全てのホースマンの夢、その結晶たる存在のダービー馬。獅子心王は会場に集まった民達に最後の夢を見せた。 2008年キングスカップ、8歳にもなろうというその馬は玉座を目指す数多の若人、その壁を掻き分けてターフに再び君臨した。 一年ぶりの勝利。悲願のキングスカップ制覇である

しかし、老いても全てのホースマンの夢、その結晶たる存在のダービー馬。獅子心王は会場に集まった民達に最後の夢を見せた。
2008年キングスカップ、8歳にもなろうというその馬は玉座を目指す数多の若人、その壁を掻き分けてターフに再び君臨した。
一年ぶりの勝利。悲願のキングスカップ制覇である
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残念ながらそのレースは映像ではもう残されていない。その年の暮れから本格的に競技の録画が始められ、過去の記憶の名レースは新たな記録の映像に上書きされていった。しかし、この馬だけは当時を知る全てのものの心に残りる。七転び八起きでは済まされない、これほどに泥臭い王がいただろうか。

残念ながらそのレースは映像ではもう残されていない。その年の暮れから本格的に競技の録画が始められ、過去の記憶の名レースは新たな記録の映像に上書きされていった。しかし、この馬だけは当時を知る全てのものの心に残りる。七転び八起きでは済まされない、これほどに泥臭い王がいただろうか。
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その後も走り続け勝利と敗北を繰り返しながらもジャイシンは無事に引退しターフを去った。余生を穏やかに過ごし、2020年に馬の流行病で静かにこの世を去った。 これが「獅子の心を持つ馬」と名付けられた、民に愛された獅子心王ジャイシン、その不撓不屈の物語。 タイ名馬列伝 ジャイシン 完

その後も走り続け勝利と敗北を繰り返しながらもジャイシンは無事に引退しターフを去った。余生を穏やかに過ごし、2020年に馬の流行病で静かにこの世を去った。

これが「獅子の心を持つ馬」と名付けられた、民に愛された獅子心王ジャイシン、その不撓不屈の物語。

タイ名馬列伝 ジャイシン 完
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生涯戦績 出走数100回以上 生涯獲得賞金 当時5000000バーツ以上 主な勝ち鞍 「王室杯」ダービー チャックリー杯連覇 キングスカップ等 1着25回 2着12回 3着6回 出典 The horse magazine Facebook ม้าแข่งทั่วประเทศ Credit เจ้าของภาพ

生涯戦績
出走数100回以上
生涯獲得賞金 当時5000000バーツ以上
主な勝ち鞍 「王室杯」ダービー チャックリー杯連覇 キングスカップ等

1着25回 2着12回 3着6回

出典 The horse magazine
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Credit เจ้าของภาพ