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仏陀のことば

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パーリ仏典(原始仏教経典)の小部経典を紹介しています。令和6年より、スッタニパータ(経集)をポストします。

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calendar_today10-10-2020 04:03:14

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236  ここに集いあつまった精霊たちよ、あるいは、地上にあるものたちも、あるいは、空中にあるものたちも――〔わたしたちは〕天〔の神々〕と人間たちによって供養された如来を、覚者(ブッダ)を、礼拝する――安穏成れ。

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237  ここに集いあつまった精霊たちよ、あるいは、地上にあるものたちも、あるいは、空中にあるものたちも――〔わたしたちは〕天〔の神々〕と人間たちによって供養された如来を、法(教え)を、礼拝する――安穏成れ。

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238  ここに集いあつまった精霊たちよ、あるいは、地上にあるものたちも、あるいは、空中にあるものたちも――〔わたしたちは〕天〔の神々〕と人間たちによって供養された如来を、僧団(サンガ)を、礼拝する――安穏成れ。

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<2、なまぐさ> 239 「稷・ディングラカ・チーナカ豆・野菜・球根・蔓の実を善き人々から正しいしかたで得て食べながら、欲を貪らず、偽りを語らない。 240 よく炊がれ、よく調理されて、他人から与えられた純粋で美味な米飯の食物を舌鼓うって食べる人は、なまぐさを食うのである。カッサパよ。

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241  梵天の親族(バラモン)であるあなたは、おいしく料理された鳥肉とともに米飯を味わって食べながら、しかも<わたしはなまぐさものを許さない>と称している。カッサパよ、わたしはあなたにこの意味を尋ねます。あなたの言う<なまぐさ>とはどんなものですか。」

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242 「生物を殺すこと、打ち、切断し、縛ること、盗むこと、嘘をつくこと、詐欺、だますこと、邪曲を学習すること、他人の妻に親近すること、──これがなまぐさである。肉食することが<なまぐさい>のではない。

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243 この世において欲望を制することなく、美味を貪り、不浄の(邪悪な)生活をまじえ、虚無論をいだき、不正の行いをなし、頑迷な人々、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

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244 粗暴・残酷であって、陰口を言い、友を裏切り、無慈悲で、極めて傲慢であり、ものおしみする性で、なんびとにも与えない人々、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

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245 怒り、驕り、強情、反抗心、偽り、嫉妬、ほら吹くこと、極端の傲慢、不良の徒と交わること、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

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246 この世で、性質が悪く、借金を踏み倒し、密告をし、法廷で偽証し、正義を装い、邪悪を犯す最も劣等な人々、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

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247 この世でほしいままに生きものを殺し、他人のものを奪って、かえってかれらを害しようと努め、たちが悪く、残酷で、粗暴で無礼な人々、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

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248 これら(生けるものども)に対して貪り求め、敵対して殺し、常に(害を)なすことにつとめる人々は、死んでからは暗黒に入り、頭を逆さまにして地獄に落ちる、──これがなまぐさである。肉食することが(なまぐさい)のではない。

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249 魚肉・獣肉を食わない、断食、裸体、剃髪、結髪、塵垢にまみえる、鹿の皮を着る、火神への献供につとめる、あるいはまた世の中でなされるような、不死を得るための苦行、ヴェーダの呪文、供犠、祭祀、季節の荒行、それらは、疑念を超えていなければ、その人を清めることができない。

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250 通路(六つの機官)をまもり、機官にうち勝って行動せよ。理法のうちに安立し、まっすぐで柔和なことを楽しみ、執著を去り、あらゆる苦しみを捨てた賢者は、見聞きしたことに汚されない。」

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251 以上のことがらを尊き師(ブッダ)はくりかえし説きたもうた。ヴェーダの呪文に通じた人(バラモン)はそれを知った。なまぐさを離れて、何ものにもこだわることのない、跡を追いがたい聖者(ブッダ)は、種々の詩句を以てそれを説きたもうた。

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252 目ざめた人(ブッダ)のみごとに説きたもうた──なまぐさを離れ一切の苦しみを除き去る──ことばを聞いて、(そのバラモンは、)謙虚なこころで、全き人(ブッダ)を礼拝し、即座に出家することをねがった。

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第三経 恥 253  恥〔の思い〕を超え(無視し)、忌避している者――「わたしは、〔あなたの〕友として存在する」と語りながら、諸々のできる行為(業)を引き受けずにいる者――彼のことを、「これは、わたしの〔友〕ではない」と、かくのごとく識知するように。

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254  〔実行を〕伴わない愛しい言葉を、朋友たちのあいだで作り為す(語る)なら、賢者たちは、為すことなく語っている者を、〔あるがままに〕知り尽くす。

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255  〔朋友にたいし〕常に〔警戒を〕怠らず、〔友情の〕破壊を危惧し、〔相手の〕欠点だけを観る者――彼は、朋友ではない。しかしながら、〔母の〕胸に子が臥すように彼のうちにあり、他者たちによって〔彼との友情が〕壊れないなら、まさに、彼は、朋友である。

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256  果報と福利ある者は、人としての重荷を運びつつ、歓喜を作り為す境位(喜びの因となる精進努力)を、賞賛をもたらす安楽(涅槃へと導く精進努力)を、習い修める。