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園芸学部所属として興味深い論稿。米国の肥満問題を解決する効率よい方法は、野菜や果物の消費増。園芸学/医学/栄養学で協力し、生産・食生活・健康を学際研究できれば解決できるので資金をくれ！という意見 "Give us the tools and we will finish the job." pnas.org/doi/10.1073/pn… PNAS (2025)

カタバミは葉の赤と緑に注目しても面白いですし、綺麗な花の近縁の園芸種の違いを観察しても面白いですよね。イモカタバミ、ムラサキカタバミ、オオキバナカタバミなどなど。全部、都市部の庭先に生えている”雑草”です。

輸入バイオマスはFIT打ち切りになる理解だったけど、よく見たら打ち切りは10MW以上だった…それ以下は残るってことか… “輸入したチップやペレット、ヤシ殻（PKS）などを含む「一般木質燃料」区分の10MW以上案件・・については、2026年度以降、FIT・FIPの支援対象外” project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/new…

気候変動と生物多様性は両立しうる（相乗効果がある）という楽観的意見が拡大。が、バイオマス発電用の森林伐採、自然を破壊する太陽・風力発電のように明確なトレードオフもある。目を逸らさず、多様な背景を持つ委員会などで対処しようという意見。nature.com/articles/s4418… npj biodivers. (2025)

『スーパースターを唄って。』を読んでいます。科学論文は、詩や小説と違って、自分の内面と向き合わなくていいので、その点は楽なのかな、と思ったり。あと、全然関係ないですけど、登場人物たちに生物多様性を伝えることはできるんだろうか、とか。

有機農業は収量が大幅に低下するため、（みどり戦略のように）大規模に推進すると多方面に甚大なリスク。それをカバーするため、ゲノム編集などの新技術を有機農業で使えるように検討すべきという意見論文　cell.com/cell-reports-s… Cell Reports Sustain. (2025) 思想的・社会的な齟齬も検討している

なかなかつらい論文。我が子を亡くしたアカゲザルの母親は悲嘆にくれるのか？ royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rs… Biol. Lett. (2025) 人間で見られる悲嘆的行動（食欲不振・無気力など）を11例で検証。予想に反し、明確な行動変化は見られず。悲嘆にも進化的理由があるはずと考える行動学は、”恐ろしい”学問だ。

千葉・埼玉のかなりのエリアで、水田にいるカエルがヌマガエル（国内外来種）に置き換わっていそう。単純に置き換わるだけでなく、在来種より個体数を増やしているかも。「昔に比べるとカエルがとても増えた」と言う農家さんもいました。だとすると、なぜヌマガエルは侵入地で成功しているのだろうか？

中干し期間の延長にしろバイオ炭にしろ、クレジットの創出と販売のところは民間企業が参入し資金が流入しますが、一番大事な測定・検証・公開には最低限しか投資されない。結果、未測定未検証未公開のまま規模だけ大きくなる。「市場」に頼っているので当然の帰結なのですが、どうしたらいいでしょうね