恋い焦がれると全てが良く見えるもの。 それは人間関係のみならず、万事に対してであり、それが判断を歪ませるもの。 想いが深いからこそ、一歩引いて見るといいでしょう。

季節は巡る、人の心も動く。 昨日と同じ日は無く、過去と同じ人も無い。 美しき記憶のままで想い続けるのではなく、正しき姿をしかと見て欲しい。

悟った人は川を渡り終え、向こう岸に立っています。 それを見て、悟った人の生き方を手本として、自分も向こう岸へいこうといかだをつくる修行僧がいます。 一方でいかだを作らず、水辺で遊んでいる修行者もいます。

隣の芝生は青い、わかっていても羨ましい。 けれども青い芝生には世話が付き物であり、羨望の眼差しを受ける者も、そのための努力を続けているだけ。

安全そうな道ばかり選んでいると 無難な結果しかでません。 思い切って飛び込むことも必要です。

絶対的な正義など存在しない。 正しいと思い自信を持っていても、他者からは間違いだと感じることもある。 神でさえ、不動の正義は持たないもの。

こうなりたいという手本が目の前に現れたとしても。 その人を偶像視するのは危険でしょう。 人は弱く脆い、いつ堕ちてゆくかわからない。 敬うことはできても、崇めることは不要。

潜在意識は考えを実現します。あなたが失敗で頭をいっぱいにしていれば、それは潜在意識の法則によって確実に実現してしまうのです。

新たな物事に挑戦することは素晴らしい。 しかし、継続すべき物を地道に続けることもまた尊い。

怒り狂っている人は、正しいことでも、悪いことだと言い張ろうとします。しかし、あとで怒りがおさまってから、火が焼かれるように苦しむことになるのです。

人生とはチャンスそのもの。 あまり安全ばかり考えて浅瀬にいると、貧弱なチャンスにしか出会えない。 少し沖まで漕ぎ出すと、素敵なチャンスに出会えるでしょう。

自分自身を愛おしく思うのであれば、悪いことをしてはいけません。悪いことをすれば、苦しみが生じ、楽しく生きていくのが困難になるからです。

自分を磨き、人間性を高めなさい。そのためには、ひとつには、自分よりすぐれた尊敬できる人に学ぶことです。もうひとつは、一人になって自分に向き合う時間をもつことです。

うさぎとかめ、に例えられることがある。 努力こそ尊いとでも言うかのように。 しかし、うさぎのように生まれ持った才を持つ者にも休息は許されるべきであり、 息切れして倒れ伏す前に休める人であれ、それを許せる人であれ。

お金は、良い使い方をすれば 将来入ってくるお金が増えます。 つまり、未来のために 今、良い使い方ができるかどうかが ポイントになります。

頭を空っぽにする、というのは至極難しいもの。 とはいえ、手遅れになる前に休ませることは必要なこと。 空にできないならば、好きなことだけで埋め尽くす時間を作ってみましょう。

許すことには、忘れる、思いきる、前に進むという行為が必要となる。

もしも君が、言葉や理知の上ではなく本当に思考の構築物をそっくり否定すれば、おそらく君は新たなるもの―新しい生き方、新しい見方、新しい行為―を発見するだろう。否定こそは最も積極的な行為なのである。

社会や他人を嘆いたところで、それを自分の思うようには変えられない。 変えられるのは今の自分だけ。

根拠のない明日を信じるよりも、己の積み重ねた過去を信じましょう。 無駄な経験はひとつもなく、意味を感じられない者が未熟と言える。