おおいなる自然界、生命界は対を絶し、別を絶したすべてが一体の存在にして、同時にすべては個々個々別々、相対する存在なんですね。このことは二つのことではなくてひとつのことなんです。

耕さなければ、耕す必要もなくなるんです。

この足下の亡骸の層で生命活動をしているところで地上でも生命活動をしてるんだということに気づかされてきて、もう何ともいえない豊かな感じといいますか、満たされる感じ、ああここで生命が約束されてるんだな、自然界がそうなってるんだということをそこで改めて再認識しました。

田圃でいろんな生命が活動を盛んにしているわけでしょう。そこへ行ったら、ぼくの生命も癒されるのですね。ホッとしますのやね。

真に優れた道具は自然界を決して侵さずして、生命自らの再生可能な範囲で用意でき、用を終えて後も自然界に還って決して生命界に問題を招かぬものです。

つまんないと思ったらつまんないと思った瞬間に立ち上がってその場から立ち去ってみたらいいと思う。度胸がつくよー。そして生きる覚悟ができる。--- 坂口恭平

西洋医学に疑問を持ち、いろんなことに出合い、気づいていくのと同時に、それと同じ思想に立っている現代農業の過ちがだんだんわかるようになってきました。

それぞれの作物に応じて、してあげなきゃならんことだけはしてあげて、あとはもうお米にあるいはキャベツに任せる。大根に任せる、そして大自然に任せる。

いつでもなんでも、初めてのことを試すことが一番楽しい。 ーーー　坂口恭平

これはやってみなければわからないことだけれど、力の限界を知って、その限界内で何ごとかをはじめてみると、その限界内の世界が無限に広がってくる。　「老人力」赤瀬川原平

勉強するな。冒険しろ。頭で学ぶな。肌身で学べ。お前に足りていないのは才能ではない。冒険だ。未知に踏み込む勇気である。--- 坂爪圭吾

過去の問題も、今すでに解決しているんですね。未来に生じるだろう問題も、今解決できているんです。あるのは今だけなんです。その今に何もかも解決できるんですね。生きられる時は、解決できる時は今しかないんですね。ここを生ききれたいいのですね。

それは放っといたらいいんですね。放っといたら必ず自ずからの誕生ですね。しかも、そこで活動する微生物は、その場にいちばん適した微生物が活動しますのやね。選んだらだめで。そして、用意してもだめで。

生命に、あるいは自然に任せるということには違いないのですが、栽培しているということを忘れたらいけないと思いました。

「やりたいことがわからない」じゃなくて、人生はやりたいことしかしなくていいんだよ。やりたいことってたとえばアイス食べたいとかだよ。なんの職業とか壮大なこと考えなくていいから。　坂口恭平

いくらいいと言われるものを田圃に投入しても、耕してしまってはだめです。いくら投入しても甦りませんね。

耕したらいけないこと、耕さないことの大切さに気づかされたんです。

愛する人たちといつまでもいっしょにいられるわけではないし、どんなすばらしいことも過ぎ去ってしまう。どんな深い悲しみも、時間がたつと同じようには悲しくない。そういうことの美しさをぐっと字に焼きつけたい。 　吉本ばなな

自分の力で変えられないものは静かに受け入れる心と、変えられるものは変える勇気をお与えください。そして、その両者の違いを見きわめる知恵をお与えください。　ニーバーの祈り

自分が想像できないことをやりたい^_^. --- 坂口恭平